2013年の作文・10月
2013.10.1
ドストエフスキー『地下室の手記』(安岡治子・訳)光文社古典新訳文庫を読んでいる。ぼくが大学生の時に読んだのは、新潮文庫の江川卓・訳だ。こちらは昭和44年12月30日発行である。不思議な縁だ。ぼくは昭和44年12月生まれ。「ぼくは病んだ人間だ……ぼくは意地の悪い人間だ。」という書き出し。主人公は「ぼく」である。安岡治子・訳は2007年5月20日発行である。「俺は病んでいる……。ねじけた根性の男だ。」という書き出し。主人公は「俺」である。『地下室の手記』は、「