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サイトロのnoteです。好きなものの記事を不定期に投稿します。

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最近の記事

『運命』は受け入れるもの? 抗うもの? ~FINAL FANTASY XVによせて~

○概要  FINAL FANTASY XV(以下、FF15)をクリアした。昨年、シリーズ最新作であるFF16をクリアした折、色々と思うところがあり(詳細は以下のnote参照)他の感想を読みあさっていた所、FF15に関心を抱けるような記事に出会ったので、プレイしてみることにした。  この記事では本編(DLC含む)、小説版の二つで展開された物語に言及した後に、FF15というコンテンツへの総論を述べていく。本編の内容にも当然触れていくが、スクリーンショットやイラストの類いがない、

    • 幻想への祈り~ミリオン10thAct4day2の光景について~

       夢のような二日間だった。  終わってから一週間経っても尚、余韻に浸れるほど。  そんな二日間の中で、一つだけ言葉にして残しておきたい光景があった。  それはday2の終盤も終盤のこと。座席はLEVEL5の着席指定で、会場全体を見渡すには丁度良い席だった。楽曲が終わった直後の舞台は暗転していたけれど、ぽつぽつとサイリウムが灯っていて、その数は次第に増えていった。  そのサイリウムの色は赤――春日未来の赤。 『恋のLesson初級編』から『Precious Grain』という

      • 20240221_わたしのげんざいち

         持病が悪化して、仕事を少し休んでいる。元々二月は調子を崩しやすいのだけれど、持病を抱えてからはその傾向が顕著になっている。来年以降の自分への目印として、そして、なかなか口にも出せない内容のはけ口として、この記事を書く。  以下、持病についての言及があるのでゾーニング。 ・鬱病ってつらいね  こうして自分の状態を書き記す程度には回復したけれど、それまでは相当に辛かった。自己肯定感が下がりに下がり、見るもの全てに嫌悪感を覚え、結果何もせずに数時間自室で座り込むまでに至った。こ

        • 『バンコクの言葉』の刊行物まとめ

           サークル『バンコクの言葉』として、いつ何を書いてきたのか分からなくなってきたので、備忘録として書く。大見出しは年数で、小見出しで小説のタイトルを出す。今回は同人誌として刊行したものに限るので、コピー誌などは対象外とした。そういうの数え出すといよいよ漏れがありそうで怖い。それくらいには活動してきた気がする。  最終更新日:2023年12月 2016年トライスタービジョン小説本『輝く瞬間』  頒布イベント:MILLION FESTIV@L!!3(2016年2月)  本文はW

        『運命』は受け入れるもの? 抗うもの? ~FINAL FANTASY XVによせて~

          『小説が書けない!』と思った時に読む記事

          0.概要  趣味で小説を書いていると、時折『小説が書けない!』と思うことがあります。この記事では『何故書けないと思うのか』という問題整理を行い、『どうすれば書けるようになるのか』という解決策を提案する記事です。  ひとまずは未来の自分に、そして同じように趣味で小説を書いている方にとっての助けになれば幸いです。 1.自己紹介 サイトロといいます。 『アイドルマスターミリオンライブ!』というコンテンツで同人誌を七年ほど書いています。最近では約40日で50,000字の小説同人誌『

          『小説が書けない!』と思った時に読む記事

          文字の世界で真壁瑞希が挑みゆくもの~『地上の光はすべて星』によせて~

          1.概要『アイドルマスターミリオンライブ!』の同人誌即売会・ISF11にて、小説同人誌『地上の光はすべて星』(作:潟野様)が頒布される。  本同人誌を『アイドル同士の賑やかな会話』『真壁瑞希の奮闘』『ライブシーンの圧倒的描画力』という三点で紹介する。  この記事を通して本同人誌に興味を持っていただき、是非即売会にて購入していただければと思う。  尚、紹介にあたってはサンプルで投稿されている範囲で本文を引用している(作者様からも了承済み)。 2.アイドル同士の賑やかな会話『

          文字の世界で真壁瑞希が挑みゆくもの~『地上の光はすべて星』によせて~

          この物語はXXか?~FINAL FANTASY XVI感想~

          ○概要  本記事は、ゲーム『FINAL FANTASY XVI』の感想を書いていく。自分と同じく、クリア済み向けのプレイヤーに読んでいただきたい。執筆がクリアの翌日であるため、事実と差異がある可能性はご了承いただきたい。  あらかじめ記載しておくと、やや怒り気味である。それでも、なるべく感情を抑え、客観性のある文字になるよう心掛けるつもりではある。  タイトルのXXはネタバレに配慮した空欄という意味合いである。クリア済みの方ならば、分かるのではないだろうか。 ○アクションR

          この物語はXXか?~FINAL FANTASY XVI感想~

          希望がある、ということ~アニメ『アイドルマスターミリオンライブ!』1話~4話感想~

           本日8月18日より、アニメ『アイドルマスターミリオンライブ!』が劇場で先行上映された。  仕事を休み、遠くの映画館まで土砂降りの中を車で走らせ、観劇してきた。当然ネタバレ込みの感想である。  2話にて、プロデューサーはありもしないものを目にしていた。3人のステージが、『37人が手と手を取り合うステージ』となり、百万の輝き、命の鼓動を目にしていた。  これが、これこそが、『アイドルマスターミリオンライブ!』なんだと誇るようなシーンだったと思う。  重要なのは『37人』が『

          希望がある、ということ~アニメ『アイドルマスターミリオンライブ!』1話~4話感想~

          アニメ『アイドルマスターミリオンライブ!』を見る日が来る。

           明日より、アニメ『アイドルマスターミリオンライブ!』が劇場にて先行公開される。  明日は仕事を休み、遠くの映画館まで車を走らて、お昼を食べてから見る。  今から予定を立てているくらいには楽しみにしているし、期待もしている。アニメになるかもしれない、みたいな情報から足掛け何年も経っている。経ちすぎて年数すら覚えていない。A-1picturesのアニメーションを見ていたタイプの人ですからね。そりゃあサムネイルにトップアイドルの画像も載せられるわけですよ。  このように、『アイ

          アニメ『アイドルマスターミリオンライブ!』を見る日が来る。

          10年かけて名言を1,000個集めたので厳選した10個を紹介する記事

          0.概要  タイトルの通りです。  気に入った名言はメモしておく習慣を10年くらい続けていて、その数が1,000個を超えたので、記念として厳選した10個を紹介します。なるべく元ネタが分かるように記載しました。尚、見出しは都合上名言を省略して記載しています。  尚、画像は名言とは特に関係無い水族館の写真です。 01.才能が一つ多いほうが 記念すべき1個目の名言として書かれていました。恐らく、多分、西尾維新の小説『クビキリサイクル』の序盤に書かれていたのではないでしょうか。あれ

          10年かけて名言を1,000個集めたので厳選した10個を紹介する記事

          『EDHミリオンライ部』を作りました

          (2024/04/09追記:部活発足から半年以上が経過し、月に一度以上は活動(対戦・雑談等)を行っています。) 1.概要『アイドルマスターミリオンライブ!』が好きな人たちでMagic: The Gathering(以下MTG)の対戦フォーマットであるEDH(Elder Dragon Highlander、って略称らしい。日本語で言うと統率者戦、以下統率者で統一)をしよう! という目的で『EDHミリオンライ部』のサーバーを作りました。サーバーに入るための方法・条件や、サーバー

          『EDHミリオンライ部』を作りました

          小説同人誌を作るための、三つの手順と一つの執筆方法

          0.概要  2023年の5月に『アイドルマスターミリオンライブ!』というコンテンツの二次創作小説同人誌『Bright Now』を執筆しました。文字にして約80,000字、執筆期間はおよそ50日です。本記事では小説同人誌を作るために必要な三つの手順と一つの執筆方法について書いていきます。 『Bright Now』は通販中です。とりあえず美麗な表紙の全景だけでも見ていただけますと幸いです。 1.自己紹介 サイトロといいます。  アニメ『アイドルマスター』をきっかけに二次創作小説

          小説同人誌を作るための、三つの手順と一つの執筆方法

          『Bright Now』あとがき

           トライスタービジョン1stライブ小説本『Bright Now』を刊行した。  即売会・ISF10で無事に頒布出来、通販にておおよその人に行き渡ったため、本誌には収録しなかったあとがきを書いていく。 謝辞 本誌を作成するにあたって、ご尽力いただいた二名に感謝をお伝えしたい。  まずは表紙・裏表紙を描いていただいたすも様。初めての同人誌、トライスタービジョンの小説本『輝く瞬間』から七年、絵というものはここまで眩しく、輝くものになるのかと完成データを見て感動していたが、本を手

          『Bright Now』あとがき

          30歳になるということ(暗い話ばかり)

           今月で30歳になるので、何かを書き残しておきたくなった。  明るい話と暗い話をしようと思ったけれど、最近やたらと暗い気持ちになることが多いので、今回はそういうことを書いておこうと思う。過去にもそうやって記事を書いたことがあって、それがここにある。  個人の暗い話が書いてあるので、読む時にはご留意いただきたい。そしてこれからの話も、同一である。ので、長い間を置くゾーニング。  これくらいでいいだろうか。 ○鬱病は続く、日々もまた  去年の夏から鬱病になり、今も治療が続いて

          30歳になるということ(暗い話ばかり)

          2022年に起きたよい出来事

          ○まえがき  この記事では、2022年に起きたよい出来事を書く。この記事と真逆のことを書いた記事もあるように、そういう一年だったのだけれど、それでも良いことは幾つかあった。それをいつの日か思い出すための書き残していく。 ○米澤穂信作品を全作読破出来た 氷菓シリーズは過去に読んでいたので割愛したけれど、それでも十冊以上を読み切れた。東野圭吾、伊坂幸太郎辺りは十代の頃に読み耽ったものだけれど、改めていち作家を選んで全作読むということをやったのは相当久しぶりだ。それだけ好きにな

          2022年に起きたよい出来事

          2022年に起きたよくない出来事

          ○まえがき  この記事では、2022年に起きたよくない出来事を書く。こうして仰々しく書くのは、つまり普段のTwitterにはなかなか書けない内容であることを意味していて、更に言えばかなり暗い話になる。Twitterには書けないことをTwitter上でリンクを示すのは意味がないようにも思われるが、一種のゾーニングというか、書けないが書きたいこと、伝えるか迷うが伝えたいことだということを、ご理解いただけたらと思う。  このように、今回はかなり回りくどいことを書いたり、曖昧模糊と

          2022年に起きたよくない出来事