EDHデッキ紹介Vol.01『黙示録、シェオルドレッド』

⓪.概要
 筆者が愛用しているEDHのデッキを紹介していくシリーズ。今回は『黙示録、シェオルドレッド』である。筆者がEDHを始めるきっかけとなったカードであり、この後十個を超えるデッキを作ることになることを考えると、なんとも凶悪な一枚である。
 一枚一枚に採用理由や思い出があったりなかったりで、真面目なデッキ紹介というよりはカードに対してあーだこーだ言いたいという気持ちで書いているので、その点はご了承いただきたい。尚、デッキのレベルについても見当が付かないというのが正直なところなので、そういった話も書かれていない。
 レベルではないものの参考になる数字としては、今時点でこのデッキを購入しようとすると$430=68,800円($1=160円換算)かかるらしい……マジ?
 moxfieldで見たいという方のためにリンクを用意する。こちらのリストは随時更新されるため、noteとのズレが生じるかもしれないがご了承いただきたい。
(最終更新日:2024年7月)


①統率者

001.黙示録、シェオルドレッド

ホントはファイレクシア語版だけど見やすさ重視で。

 書いてあることがシンプルで強い。だからこそ出すとすぐに対処されがち。生き残りさえすれば地上をそこそこ抑えられるのも好き。

②プレインズウォーカー

002.憎悪に歪む者、オブ・ニクシリス

 シェオルと近似した効果を持つPW。正直EDHにおいてPWって弱い印象がある(3人から殴られる可能性があるし、ライフ40点だから壁としてもイマイチ)けど、近似した効果を持ってるというだけで採用している。

③クリーチャー

003.ブラッド・ペット

ブラッド・ペットを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに(黒)を加える。

ブラッド・ペット和訳

 1マナジャンプでシェオルの早期着地用に。意外とカワイイ、かも。

004.ダウスィーの虚空歩き

ずっとダクスィーだと思い込んでた。

 後述する『精神クランク』+『血の長の昇天』と相性が悪い気がするが、墓地対策は1枚くらい必要な気がするので採用している。

005.オークの弓使い

 指輪物語のパック買ったら当たったので入れてる。オークのくせに斧とかハンマーじゃなくて弓って軟弱じゃない?(偏見はやめましょう)。

006.略奪する破戒僧

 シェオル+『深淵への覗き込み』で40枚くらいドローした時こいつがいれば40点ライフルーズになる。あとは『霊気貯蔵器』の回復にも反応する。

007.薄暮薔薇の棘、ヴィト

『略奪する破戒僧』と同じ枠。ただ絆魂付与があるから一応単独でも仕事はする……かも?

008.墓所の怪異

 mtg始めた頃に買ったチャレンジャーデッキ(テーロスの黒単)だったかに入ってたやつ。沼から倍マナ出る。これ採用してるなら『ヨーグモスの墳墓、アーボーグ』は入れ得な気がする。

009.運命をほぐす者

 シェオル近似枠。同じ4マナなのにこれだけの違い……どうして……。翌々みると種族が人間じゃない。ハッグは『醜い老婆や魔女の姿をした怪物・妖精の類』らしい。本記事で初めて役に立つ情報が出た瞬間。

010.ファイレクシアの抹消者

カックイ~~~~

 EDHだからこういうカード入れてもいいだろ~と思っている枠。しかし出番は一度もない。100枚デッキってかなしいね。でもいつか、いつかこいつが俺を救ってくれると信じている……!

011.アスフォデルの灰色商人

初代のイラストもいいよね

 mtg始めたのがテーロスの頃なので思い出深い一枚。信心というメカニズムも相当好き。ただデッキ的に相性がいいかというと微妙。まぁエンチャやらクリーチャーやら並べる方のデッキではあるから信心は稼げる方。

012.虐殺少女

ハースストーンに似た効果のカードあったよね。
ヒューッ! 画像でっけぇ!

 SL版を持っているが故に採用しているカード。SLって好評なのか分からんけどこういう王道的可愛さのやつって全然ないよね~、頼むよウィザーズ君~。エンチャ・アーティファクト多めなので盤面リセットカードあってもアド損しづらくていいね。

013.精神の病を這うもの

設計図バージョン好き。こういう絵違いは大歓迎。

 けっこうシェオルカードでは!? 一周回ってちゃんとした採用理由があるとコメントに困ることが判明。

014.真実を捻じ曲げるもの、逝斬

さっきまでドラゴンだと思い込んでた。

 シェオルと合わせれば6点ルーズはまぁまぁデカい。こういうので地上止めれば有利なのはコッチってわけよ。

015.スカージの使い魔

 大量のドロソでドローした後に動くための重要パーツ。飛行も持ってて偉い。

016.虐殺のワーム

 このデッキは『大量のドロソを使ってコンボを決める』か『シェオルを軸にしたアドバンテージ差で勝ちに行く』かの二択で、これは後者のカード。そう考えるとなかなかいいカードに見える。

017.血の取引者、ヴィリス

 シェオル+『スカージの使い魔で無限ドロー。コンボ揃える用。確か『シェオル組むんだ~』と言ったら友人がくれたカード。いい友人を持ったものだ(この後も出てくるよ)。

④ソーサリー

018.再活性

 指輪物語の統率者デッキ(サウロンのやつ)に入ってたので入れた。ヴィリスやワームを出すのに使うんだと思う。

019.黒の太陽の頂点

『ボーラスの城塞』+『霊気貯蔵器』が並んでいる状態でライブラリーを空にして、これをX=0で唱えるとあら不思議無限コンボ……ちょっとムズくない? まぁ独楽ない時に使えれば、って感じか。

020.悪魔の教示者

 友人からもらったカードその2。こういうカードで何を持ってくるか迷わなくなったら初心者卒業していい気がする。俺はまだまだ初心者です。

021.大群への給餌

 ヤなエンチャに触る用のカード。まぁライフはいくらでも回復するし。

022.闇取引

 前にシェオル居る時にこれ使ったら『絶対許しませんよ!』って言われながら打ち消しされた気がする。どうして……俺はただ……みんなにドローをしてほしかっただけなのに……!

023.真冬

 後述するカードを使いたいが故に冠雪の沼を採用しているので入れてる。カード名もフレーバーもイカしている。カードゲームやってる以上そりゃあ勝ちたいって気持ちはあるけど、それと同じくらいこういうお気に入りのカードを見せつけたい気持ちもある。

024.苦痛の報償

 身内で遊ぶ時はこれのこと『闇のゲーム』って言うと思う。シェオルいる時に使えたら、端から自分がドロー出来るように8くらいを宣言するか、相手がギリギリの所を狙えるように1とか2とか宣言するか、少し悩む。ともあれ1枚で駆け引きが楽しめる良いカードだ。

025.毒の濁流

 前述のカードと比べて何の遊び心もない除去枠。シェオルは-4/-4までなら生き残れるの偉い。

026.滅び

かっけ~~~~

 何の遊び心もない除去枠。

027.吸心

 初めて作った時はこれ以外にもハンデスを入れていたので『無駄省き』の採用を検討していたけど、””””少しでも多くドローしてほしいという愛””””に目覚めたのでハンデスは大分減った。

028.最後の別れ

 これで『再活性』を手札に、『血の取引者、ヴィリス』を墓地に置けば2マナ軽くヴィリスが出せてお得。フレーバーが好き。

029.雪上の血痕

スタンでめっちゃ使ってた。

 これを採用したいが故に冠雪の沼を採用している。別段リアニデッキでもないのに。完全に趣味。

030.深淵への覗き込み

イラストが怖すぎる。

 シェオルや近似カードと組み合わせることで必殺カードになる。一人にトドメを刺すも良し、コンボパーツを探しに行くも良し。ただデジタルじゃないからドロー枚数をカウントするのが面倒そう。

⑤インスタント

031.暗黒の儀式

わざわざこのイラスト版を採用している。かっこいいので。

 黒の統率者で採用しない理由がないカードでは?

032.汚涜

 軽くて強い除去枠。

033.マラキールの再誕/マラキールのぬかるみ

 シェオル保護枠。希に土地。

034.まだ死んでいない

 シェオル保護枠その2。

035.吸血の教示者

 太陽マークじゃないカードショップで安値だったので買った。買ってしまった……。

036.陰謀団の儀式

 黒のマナ加速。こういうので気持ち良くなりたいですねぇ。

037.インプの悪戯

 打ち消し合戦をこういうカードでめちゃくちゃに出来たら楽しそ~。

038.四肢切断

 まぁフツーの除去枠。ライフルーズに対して強気に出れるのはこのデッキの長所かも。

039.悪意の熟達

 相手ワンドローもシェオルがいればライフルーズのオマケが付くというややシェオルカード。

040.致命的なはしゃぎ回り

 説明不要の除去枠。

041.殺し

 除去。ドクター・フーの統率者デッキから引き抜き。

042.Contagion

和訳すると『伝染』らしいよ。

あなたは、Contagionのマナ・コストを支払うのではなく、あなたは1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある黒のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
1体か2体のクリーチャーを対象とする。それらの上に-2/-1カウンターを2個、望むように割り振って置く。

Contagion和訳

 -2/-1カウンターという珍しすぎるカウンターを使うカード。このデッキは沢山ドローするのでこういうピッチスペルも採用できてうれしいね。

⑥アーティファクト

043.師範の占い独楽

『ボーラスの城塞』用カード。出来れば並べ替えの効果は時間をかけてしまいそうなので使わないようにしたい。

044.太陽の指輪

 最初は安い絵柄のカードを採用するんだけど、そのうち個性を出したくなって好きな絵柄に変える枠その1。

045.秘儀の印鑑

 最初は~枠その2。

046.友なる石

『太陽の指輪』とか『秘儀の印鑑』みたいにもっと絵柄あればいいのにねカードその1。

047.吠えたける鉱山

 俺はただ……みんなにドローをしてほしいだけなんだ……。

048.黒玉の大メダル

 メダル好き。このイラストのやつ五色分揃えようと思ったら赤メダル高騰しちゃって泣いてる……と思ったけどドン引きするくらい高いわけじゃなかった。

049.稲妻のすね当て

 何故か始めたての頃買うのをためらっていたカード。まぁ『吸血の教示者』とか買っちゃうとためらいなんてなくなっちゃうよね~。

050.精神石

 もっと絵柄あればいいのにねカードその2。てか一番ポピュラーなこのカードの絵柄がけっこうホラー。

051.精神クランク

『血の長の昇天』とのコンボ用。一応シェオルともシナジーあり。

052.思考の器

 最初は安い絵柄のカードを採用するんだけど、そのうち個性を出したくなって好きな絵柄に変える枠その3。

054.ダークスティールの板金鎧

 シェオル守るカード、だけど他に良いカードありそ~。

055.寺院の鐘

 ドロソ。

056.霊気貯蔵器

『ボーラスの城塞』の相方。『黒の太陽の頂点』や『師範の占い独楽』と合わせてコンボを炸裂させよう!

057.神話の水盤

 ドロソ。

058.テフェリーの細工箱

 あぁ~相手の神ハンドを流すの気持ちええんじゃ~~~~。

059.記憶の壺

(T),記憶の壺を生け贄に捧げる:各プレイヤーは、自分の手札のカードを裏向きのまま追放し、カードを7枚引く。次の終了ステップの開始時に、各プレイヤーは自分の手札のカードをすべて捨て、これにより自分が追放した各カードを自分の手札に戻す。

記憶の壺和訳

 スーパードロソ。まだ使ったことない。

060.ボーラスの城塞

 ボーラス様サイコ~~~~これまで出てきたカードと組み合わせて勝利を掴もう!

061.切望の宝石

 俺はただ……みんなにマナソースとドローをプレゼントしたいだけなんだ……。

⑦エンチャント

062.血の長の昇天

『精神クランク』とのコンボ用。シェオルがいるだけでカウンターが貯まるので好感度高い。

063.ファイレクシアの闘技場

 ドロソ。

064.地獄界の夢

 そ、そんな……みんなでシェアハピしたドロソが、このカード一枚でみんなを苦しめることになるなんて……!

065.強欲

 シェオルと組み合わせると1マナだけでドロー出来る! 『スカージの災い魔』と組み合わせればライブラリー全部ドロー! 楽しい!

066.リッチの熟達

 改めて調べて分かったんですがシェオルと組み合わせると1ドローから強制無限ドローっぽい。これ出す時は『スカージの災い魔』あると良さそう。『告別』はやめようね。

⑧土地

067.陰謀団の要塞

 あれ? これも『ヨーグモスの墳墓、アーボーグ』あるとシナジーするんじゃね?
→mtgwikiによるとアーボーグは『沼』にするだけなのでダメっぽい。後述の『陰謀団の貴重品室』とはシナジーする。

068.ロークスワイン城

 ド ロ ソ。

069.ガイアー岬の療養所

 200円で買ったのに今1,200円らしい。『無駄省き』デッキのせいらしいよ。

070.目玉の暴君の住処

 持ってたから入れたけど必須って程ではなさそ~。でも土地枠けっこう余るからいっか~。

071.海の中心、御心

 ド 口 ソ。

072.陰謀団の貴重品室

 このバージョンをお友だちからもらいました。ありがとうございます。『ヨーグモスの墳墓、アーボーグ』はそのうち……買う……。

073.亡骸のぬかるみ

 別にクリーチャー主体のデッキじゃないからいらない気がする。墓地対策の『ボジューカの沼』に変えようと思う。こういう気づきがあるのでこの記事にはまぁまぁ意義がある。

074.聖遺の塔

 もっと絵柄あればいいのにねカードその3。

075.道路脇の聖遺

 ドロソはドロソなんだけどマナ減るから抜いていいかも。『ヨーグモスの墳墓、アーボーグ』があれば黒出るんだよな~。

076.作戦室

 ドロソ。『ヨーグモスの墳墓、アーボーグ』があれば黒出るんだよな~。

077-100.冠雪の沼

 最初はフルアート高いからって50円の冠雪の沼にしてたんだけど、やっぱり絵柄好きだから結局100円で買うっていう。50円の差くらいは気にしない方がいいよ。

⑨総論

買おう。

 改めて100枚を見てみたことで、このデッキは『大量のドロソを使ってコンボを決める』か『シェオルを軸にしたアドバンテージ差で勝ちに行く』かのどちらかを目指す、ということに気づけて良かった。コンボは今くらいの数が丁度いい気がするので、後者のカードを探していけたらいいなと思う。
 余談になるが本記事を作成するにあたっては『moxfieldでデッキをまとめる』(元から作っていたので0時間)+『公式サイトから画像をダウンロードする』(1時間)+『各カードにコメントを書く』(2時間半)=三時間半とまぁまぁの時間が掛かった。その分カード毎に見やすい記事になったと思う。読みやすいかは不明。『ドロソ』の三文字で誤魔化した箇所が多すぎる。
 他にも紹介したいデッキがあるので、また記事が書けたらと思っている。