マガジンのカバー画像

自家焙煎への道を読む

15
失敗続きの自家焙煎から上手く焙煎できるようになるまでのストーリーです。
運営しているクリエイター

2023年12月の記事一覧

自家焙煎への道 〜販売編その5

自家焙煎への道 〜販売編その5

実は、私は飲食店勤務である。
接客業は得意では無いが、従事した年数はまぁまぁ長い。
違うお店で外食している時に、入店して来たお客さんについ癖で「いらっしゃいませーっ!」と元気良く言ってしまった事があるくらい体に染み付いてしまっている。

さて、青空市当日。
パッと会場を見渡しても地味すぎる私のエリア(長机)。
これはもう、声かけしかない‼︎
お岩さん顔だが気にせず、とにかく入場者に声をかけて試飲を

もっとみる
自家焙煎への道 〜販売編その4

自家焙煎への道 〜販売編その4

コーヒーはブラジルだけ。ロゴは美術科に進学した娘に作ってもらった。
100g入りと50g入りの2種類。
青空市は2時間だけの開催なので、沢山は用意しなかったけど、もし売れなかったら自家消費になる。

いよいよ当日。
まだお岩さんの顔で左目から涙が出ていた。ちょっと不安だったので、小6の息子にお手伝いを頼んだ。
3月とはいえ、信州はまだまだ寒い。
青空市だけど、場所は公民館の中だった。会議で使う様な

もっとみる
自家焙煎への道 〜その3

自家焙煎への道 〜その3

顔も頭もガンガン痛くて、左目から涙が出ぱなっし…
顔左半分は赤く腫れて、四谷怪談のお岩さんより酷い状態に。
安静にするように言われたけど、動くと頭や顔がガンガン痛むので寝ているしか無い。

コーヒー、焙煎しなきゃいけないのに…
すごく気持ちが焦る。
でも、青空市当日もこの顔だったらどうしよう…。
地域の方々が来る。久しぶりに会う人、初めて会う人…
私は美人でない事は自分が良くわかっている。だから人

もっとみる
自家焙煎への道 販売編その2

自家焙煎への道 販売編その2

私は花粉症がひどくて…。
青空市出店への準備も大詰めになってきた1週間前。これから数日かけて焙煎をしていかなきゃと思っていた矢先、左目に異変を感じた。
花粉症のせいで目を掻き過ぎたかな。
最初はそんな感じだったのが、段々と瞼が腫れてきた。
目だけじゃ無く頭や顔も痛い…
顔も痛い⁉️ …恐る恐る鏡を見た。
左目周辺がめちゃくちゃ腫れている‼️
なんじゃこりゃ〜‼️
神様の意地悪…この日私は誕生日だっ

もっとみる
自家焙煎への道〜販売編

自家焙煎への道〜販売編

地域で開催される青空市で出店してみたい❗️
私のコーヒーを地域の方たちにも楽しんでもらいたい❗️
そんな気持ちがフツフツと私の中に湧いてきた。
青空市は年に3回ぐらいしかないので、準備には充分な時間があった。
冬の青空市でもう一度雰囲気を確かめて、3月の青空市での出店を申し込んだ。
その時は、私は自分の焼き菓子も一緒に出したいと思っていた。

インスタを見て頂ければお分かりのように、私はお菓子作り

もっとみる
自家焙煎への道⑩

自家焙煎への道⑩

電動で回転してくれるドラム式焙煎機で再び焙煎にトライする事になった。
手振り焙煎とはまた勝手が違うので、夫と一緒に何回か焙煎して温度や時間を記録していき慣れていった。
そしていよいよ独り立ち。
この焙煎機、ドラムの所がガラスなのでちょっと重いから慎重に豆を投入…温度計を見ながら火加減を調節…豆が明る目の赤茶色になってきたころ1ハゼが。
1ハゼが終わり、暫くすると2ハゼも。
この頃には豆はすっかりコ

もっとみる
自家焙煎への道⑨

自家焙煎への道⑨

新兵器での焙煎第1回目は、我が家の焙煎士である夫が。
ガラスの中で回転するコーヒー豆がいい感じ。色も良くわかる。ハゼ音もよく分かる!高い買い物だったけどいい感じや〜ん❣️
何より、300gでも焼ける。
今までの3倍ぐらい焼けるのだ‼️
素晴らしい。
高い買い物だっただけある。
これならフリフリする腕力体力気力要らないね…
私にも出来るかも。
かくしてまたも私の焙煎への冒険が始まるのでした。

自家焙煎への道⑧

自家焙煎への道⑧

Amazonでいい物を見付けたと言う夫。
世の中の奥様ならわかる筈。私の気持ち…不安な気持ちを抑えながら恐る恐る夫が見せてくれる画面を覗き込む。
それは電動で回転しながら火の上に本体を置いて焙煎をする機械だった。

今Amazonを覗くと、私達が購入した時より値段が高くなってる。
私達が購入した時は確かコーヒークーラーが付いて4万円以外だったような…
それでもだ。
そんな金額があれば、自家焙煎のコ

もっとみる
自家焙煎への道⑦

自家焙煎への道⑦

自家焙煎への道①から読んで来た方はお気付きかと思う。
私の焙煎は成功してない。
しかし私の最初の野望「毎朝美味しいコーヒーが飲みたい」が、夫の焙煎成功により叶いつつあった。
が、夫は忙しい…。
またもやスーパーで買って来たモカブレンドを飲む日々。
これはこれで美味しい。
でも夫が焙煎したコーヒーが恋しい。
モカブレンドを飲みながら自分の焙煎を振り返る。

15分網を振り続ける筋力体力が無い。
だか

もっとみる