見出し画像

自家焙煎への道⑩

電動で回転してくれるドラム式焙煎機で再び焙煎にトライする事になった。
手振り焙煎とはまた勝手が違うので、夫と一緒に何回か焙煎して温度や時間を記録していき慣れていった。
そしていよいよ独り立ち。
この焙煎機、ドラムの所がガラスなのでちょっと重いから慎重に豆を投入…温度計を見ながら火加減を調節…豆が明る目の赤茶色になってきたころ1ハゼが。
1ハゼが終わり、暫くすると2ハゼも。
この頃には豆はすっかりコーヒー豆らしい色に🫘
…出来た‼️私にも焼けた‼️

次の日の朝、自分で焙煎したコーヒーを飲んでしみじみ…。
長い道のりだったな…。
本当に自分はなんて不器用な人なんだろうか。
毎朝美味しいコーヒーを飲みたいって欲望にこれだけ取り組む自分の欲深さにもビックリだ。

さて、こうして毎朝自分による自家焙煎のコーヒーに大満足しながら平凡な日々を過ごしていた。

…去年の夏も終わりの頃。
近くの公園で地域の交流を目的とした青空市が開催されていました。
地域の方々が手作りした小物や作品、野菜などを販売していました。
子どもたち向けのイベントなどもあり、ほのぼのとした雰囲気に包まれていました。
…私も、地域の方たちに焙煎したコーヒーを飲んでみてもらいたいなぁ。
毎朝自分が美味しいと思っているコーヒーで、同じ気分になって欲しいなぁ。

こうして新たな冒険に出ることになったのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?