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コドモンの新卒採用責任者が語る l 採用・人材育成にかける想いと新卒への期待

こんにちは! インタビュー形式でコドモンの中の人を紹介していく、この企画。シリーズ第2弾は、新卒採用責任者を務める豊田さんに、これまでの経歴やコドモンに転職した理由、採用・育成にかける想い、新卒に期待していることなどを聞いてみました!

コドモンのカジュアル面談や選考に興味のある方、既に予定をされている方はもちろん、人材や教育系のキャリアを考えている方もぜひご覧ください!


「人の将来をつくっていく仕事がしたい」で始まったファーストキャリア

_ まず初めに、自己紹介をお願いします!

コーポレート統括部人事チームの豊田です。コドモンには2023年1月に入社し、現在は新卒採用責任者として、人材・組織開発領域と新卒採用・育成領域全般を担っています。

出身は神奈川県で、バスケットボールに熱中して中高を過ごしていました。大学は、よりハイレベルな環境でスポーツコーチングを学ぶために立命館大学へ進学しました。大学生時代は、バスケットボールと体操のジュニアスポーツ指導者として、園児から高校生の幅広い子どもたちへスポーツの面白さや魅力を伝えられるようなスクール運営を行っていたほか、アパレル雑貨のポップアップストアの立ち上げに携わったり、趣味が高じて音楽制作や古着の収集・販売を行ったり、海外を放浪してみたりとさまざまな経験をしてきました。

年齢は27歳で2020年度卒の代ですが、現在は仕事と両立しながら1歳の息子の子育てにも奮闘中です!


_ 今から約6年前。どのように就職活動をしていましたか?

周りの友人の就活状況はそこまで早くなかったのですが、地元・神奈川県の同級生たちは早期選考のタイミングで就活をしていて、そろそろ自分も将来のことを考え始めないとな......と思い、就活を始めました。始めたころは、情報収集のためにもいろいろな会社を幅広く見ていましたね。

学業と並行してスポーツ指導者としても働いていたのですが、就活を機に自己分析を進める中で、スポーツに限らず「人に何かを教えることを通して、その人の将来を作っていくこと」が自分自身のやりがいであることに気づきました。
そこから、ビジネスの場においても人材育成や組織づくりに携わる仕事がしたいと考え、将来的には人事や人材組織開発系のキャリアを築いていくことを見据えて、就活をしていました。

ただ、 ファーストキャリアでどんな会社・仕事を選ぶかという部分で、自分の中では新卒で人事職に就くことがあまりしっくりこなかったんです。そこで「目指すキャリアに最短で到達するために何が必要か?」を考えたときに、ビジネス全般を広く捉える視野・視座の高さや、基本的なビジネススキル(営業スキル、構造化するスキルなど)などが出てきました。そのため、まずは幅広い業界の会社や多業種の人々との接点をつくることと、無形商材の営業スキルやマネジメント経験などを最速で積んでいくことを目的に、将来のキャリアプランから逆算する形で戦略的に人材/IT系のベンチャー企業に絞り込みました。


_ 人材・IT系のベンチャー企業での経歴を教えてください。

人事領域のキャリアとしては、1年目の冬から新入社員教育を兼任しつつ、2年目からチームリーダー(サブマネージャー)として、カスタマーサクセスチームのマネジメントをしていました。その後、2年目終盤の1月にHRBP部門(※1)の立ち上げを任されてからは、新卒〜中途採用、組織開発や人材開発、入社オンボーディングまで、管轄部門のHR領域を一人で担当していました。

(※1)企業における人事機能のうち、主に事業部門の経営者や責任者のパートナーとして、事業成長上の課題を人と組織の面から解決する役割を担う部門。英語のHuman Resource Business Partnerから頭文字をとった略称。

内定者インターン時代から約3年半の在籍でしたが、当時まだあまり環境が整い切っていない中、ファーストキャリアをベンチャーマインドで猛進できたのはいい経験でした。おかげで、早い時期からマネジメント経験を積んだり、HRBPとしての経験をすることができました。

充実した成長環境を飛び出し、コドモンで挑戦する理由

_ なぜコドモンに転職しようと思ったのですか?

コドモンに入社した理由は、一言で言うと、コドモンが目指している未来やその世界観に共感したからです。

社会人1社目の人材・IT系ベンチャー企業ではとても幅広い人事経験を積むことができ、満足したファーストキャリアを歩むことができていたので、正直、前職に大きな不満があったわけではなかったです。ただ、社会人4年目に差し掛かる頃に、もうすぐ親になるというライフステージの変化を経験しました。その変化とともに、自身も人事としてのキャリアをさらに積み上げていきたいと思うようになり、転職をすることを視野に入れながらいろいろな会社を見ていました。

コドモンに出会ったのはちょうど「息子があと数か月で生まれる」みたいなタイミングだったんですね。親になる実感が日に日に増してきて、生まれてからの子育てのこと、どの保育園に預けるかなど、子育てに関することをずっと考えていたので、コドモンの事業説明を聞けば聞くほど子育て領域の課題感が心に刺さって......。

人事職として間接的な立場にはなるけれど、社会的意義の高いコドモンの事業や組織の成長に貢献していきたいなと素直に思いました。


_ 人事グループではどんな仕事をしているのですか?

コドモンに入社後は、人事グループへジョインし、人材・組織開発領域と新卒採用・育成領域全般を担っています。そのなかでも新卒領域では、責任者として採用の戦略づくりから設計、実際の採用活動、内定者フォローと入社後のフォロー・育成まで、すべてを管掌しています。


_ 転職をして心境の変化はありましたか?

コドモンに転職してからは、メンバーに子育て世代が多いことを実感しました。私自身も息子の子育てをしながらの業務となりますが、同じ境遇の人が多い分、より安心して働けています。また、他者貢献(子ども/先生/保護者)の軸が強い人が多いからか、自然と思いやりのあるコミュニケーションが取れる人が多く、いい会社だなと日々感じていますね。

業務に関しては、前職ではあまり経験できなかった1→10フェーズに挑戦できていることがとても面白く感じています

前職ではどちらかというと、まだ着手していないことを0から考えていく「0→1フェーズ」の業務か、すでにある程度形になっているものをより良くしていく「10→100フェーズ」の業務を担う機会が多かったのです。一方でコドモンでは、着手自体はしているけどまだ軌道に乗っていなかったり、見えてきた課題に対して試行錯誤していたりするように「1→10フェーズ」の業務を担う機会が多い印象です。

特にベンチャー企業の人事職では「100人の壁」という言葉をよく使うのですが、組織人数が100人を越えてきたタイミングで必然的に「人」に関する課題が出てくるようになるんですね。ただ、そういったベンチャーフェーズではあまり組織に余力がない状態でもあるので、課題認識はあっても着手しきれていなかったり、中途半端なまま放置されてしまっていたりすることがあるんです。

そういった状態の人事制度や採用・人材開発業務に対して、「今までに作り上げてきたもののうちどこを残して、どこを新しく作り変えて、それらのバランスはどのようにとっていくのか......」といった、”1ができているが故の難しさ” をすごく感じていて、コドモンに転職をしてすぐは「0から携わっておいたほうが楽だったな......」と思うこともありました。

でも、この難易度が高い1→10フェーズを経験していることで「今後は0→1も10→100も、どんなフェーズの業務でもできるんじゃないか」「この難易度の高い課題に対して、バリュー(負荷価値)を出すことができたら凄そうだな」と、今はポジティブな心境で取り組むことができています。

また、人事職に留まらず、コドモンの事業側においてもメインの保育・教育ICT事業は10→100フェーズまで成長できていますが、それ以外の事業はまだ1→10フェーズが多く、こういった “1ができているが故の難しさ” と隣り合わせで日々試行錯誤している状態です。なので、この難しさをポジティブに捉えられる方にとっては、ぴったりの成長環境なのではと思っています。


無限の可能性を持っている新卒
だからこそ、彼らの成長環境を整備したい

_ 新卒採用に携わるメンバーとしてどんなことを心がけていますか?

新卒採用のインタビュー(※2)では、カジュアル面談~内定後のオファー面談まで、主に新卒採用担当の私(もしくは他のメンバー)が一貫してサポートをしているのですが、どのフェーズ・どういった学生においても、一人ひとりとしっかり向き合うことをもっとも心がけています。

(※2)一般的には、選考の場について「面接」という表現をしていることが多くありますが、コドモンでは「お互いに質問し、理解を深め合う場」という気持ちをより重視して、面接のことを「インタビュー」と表現しています。

就活市場や転職市場では「カジュアル面談=カジュアルな雰囲気で相互理解を深める場」となっているにも関わらず、実態として一方的な見極めの場になってしまっている、という話もよく聞きますが、それは本来のあるべき姿とは乖離(かいり)があると感じていて、コドモンの採用においては本気で相互理解することに重点を置いています。

「いま目の前にいる学生としっかり向き合おう!」「その学生のことを知ろう!」という姿勢で、もしかしたら少しコドモンに合わないかなと思っても、どこかのポイントでは合うかもしれないという可能性をきちんと残す。その違和感に対して丁寧に深掘りをして、誠実に向き合っていくことを大切にしています。

あとは、面談を終える際に「この縁があってよかったな」とお互いが思えている状態を目指しています。「自分の軸には合わないけど、コドモンが目指しているビジョンってすごくいいな」とか「コドモンの事業にはそこまで興味は持てなかったけど、あの人と話せてよかった」とか、学生にも何かしら持ち帰るものがあってほしいとも思っています。

_ 新卒ゆえの良さや強みは何でしょうか?

とてもたくさんあります......が、簡単に言うと職歴がないことですかね。

スタートアップやベンチャーにおいては、やはり新卒より中途メンバーのほうが多い。でも、中途メンバーはこれまでの経験や実績の評価によって採用されているので、その人のキャリアは基本的に「これまでの延長線上」または「そこから分岐・派生したところ」になっていくと思うんですよね。だからこそ、これまでの成功体験や失敗体験による“認知バイアス”がどうしてもかかりがちになってしまう。

一方、新卒の多くはポテンシャル枠として採用されている未経験者なので、過去の先入観や経験則に左右されずに、今後の目指したいキャリアや身につけていくスキルをどのようにも変えていきやすいんです。
こんな無限の可能性を持っている新卒って、本当にめちゃめちゃ強い気がするんですよね。

置かれた場所で本人が自分の可能性を信じていかに挑戦し、吸収していけるかがもっとも重要、という前提ではありますが、もう一つ、どんな環境(会社)に置かれるかも大事だと思っています。その両軸が満たされない限り、悪い方向にも行ってしまう可能性もあるので。

だからこそ、まだまだ道半ばではありますが、コドモンでは新卒の育成環境の整備にも力を入れています。

_ 直近では新卒の現場体験も実現しましたね。

そうですね。新卒の育成環境の整備にあたり、新しく始めたことでいうと新卒研修の一環としての「部署別体験型研修」「保育の現場体験」です。

部署別体験型研修を設計したのは、配属先に関わらず他の部署やチームの業務を体験していくことで、新卒の持ち味である「先入観や経験則がない」ことをフルに活かし、多角的な視点でコドモンをビジネス視点で見れるようになってもらいたい、という想いからです。

また、保育の現場体験は24新卒内定者の提案を受けて始めることになったんですが、リアルな顧客視点を新卒のうちから身につけられるということは強みになりますし、会社としても中途が行くより新卒が行った方がノンバイアスで現場を見てきてもらえると思ったからですね。最終的に、CS(※3)に現場体験の実施を推すことのできたポイントもやっぱりそこだったんです。通常こども施設に行う導入支援・活用促進には含まれない、イレギュラーな顧客接点となるので、CSの承認を得て現場体験の準備を進めてもらっていました。

(※3)弊社カスタマーサクセス部の略称。こども施設の成功を支援するというミッションのもと、1施設でも多くのユーザーにスムーズな導入支援・活用促進を行い、こども施設の課題解決・業務省力化を実現している部署。


_ 実現して、体験報告を受け取ったときはどんな気持ちでしたか?

やってよかったなと、率直に感じましたね。

24新卒のみんなが現場体験に行ったからこそ感じたこと・見られたことを社内にしっかり共有してくれていましたが、もし現場体験を実現していなければみんな自身も、私や周囲のメンバーもその気づきを得られなかったと想像すると、現場体験はやるべくしてやったんだろうなという気持ちになりました。だからこそ、来年以降も継続していきたいです。

特に今回は、企画設計をはじめとしたすべての準備・報告を当事者である24新卒のみんなにチャレンジしてもらったんですね。でも、業務の隙間を縫いながら、限られた時間のなかで未知のことに挑戦していくことってとても大変だったと思うんですよ。ただ、そのプロセスがあったからこその達成感なんだろうなっていうのが、24新卒のみんなの様子から見れてとても嬉しかったですね。

自分たちでやったからこそ、 「ここまで時間かけたんだから何かしら吸収してこないと!」「せっかくなら学びを社内にも共有・還元しないと!」という姿勢が感じられてよかったです。


コドモンの中核を担える新卒人材を輩出していくために

_ 現状の新卒採用・人材開発について、取り組んでいきたい課題を教えてください!

これまでの新卒採用は、学生自らがコドモンを見つけてくれて、事業や目指していく世界観に共感し、自ら選んで入社をしていました。ただそれは奇跡的なもので、学生は基本的に子育て経験者はほとんどおらず、ミッション・ビジョンや事業内容が響きにくい・知られにくいものだと思っています。そのため、そういった学生だけに採用ターゲットを絞ってしまうと、コドモンを知っている学生や入社してきてくれる学生が減っていってしまい、持続可能な状態ではないのではないか、と懸念をしています。

でも、コドモンはこの保育業界の中ではリーディングカンパニー的な立ち位置まで来ているし、今後さらに成長していく会社、成長が求められている会社だと思っています。

そうなったときに、新卒採用を担当する身としては、コドモンの中核を担えるような新卒人材を輩出していく必要がある、と使命を感じています。

これまでと同じく、自ら事業に共感をして志してくれる学生ももちろん大大大歓迎ですが、就活を通じて初めてコドモンを知ってくれたような学生にも、カジュアル面談やインタビューを通じてコドモンでファーストキャリアを歩むことに魅力を感じ、飛び込んできてもらいたいと思っています!

_ その課題に対して、これからどう取り組んでいく予定ですか?

コドモンをまだ知らない学生で、 こちらからアプローチしなければ知ることもないであろう学生に対して、やっぱりコドモンをもっと知ってもらいたいですし、新卒としてめっちゃ成長できるんだよということを、きちんと伝えていきたいという想いがあります。

そのため、まずはこちらから積極的にアプローチをしていくことで、学生と会って対話をする機会の回数をもっと増やしていきたいです。コドモンの新卒採用は、昨年までは私一人で進めていましたが、今年からは三人体制にパワーアップし、しっかりと連携しながら学生のみなさんと会えるように頑張っていきます!

そして、会ってもらえた学生にはコドモンを成長環境として魅力的に感じてもらいたいので、コドモン内での新卒のキャリアパスをしっかりと策定していくとともに、新卒出身でマネージャーや事業責任者になる人材を社内からもどんどん輩出していくことで、新卒のロールモデルとなるような人材を増やしていきたいです。

_ これから選考を受ける学生にメッセージをお願いします。

現時点ではコドモンに興味がなくても、初めて聞いた人でも大歓迎です!
カジュアルな面談の場でコドモンという会社のことを知ってほしいし、どんなことを目指しているのか、ファーストキャリアとして選んでくれた場合にどんなキャリアパスが提示できるかなども含めて、しっかりとお話していきたいです!

学生のみなさんとお話ができることを心より楽しみにしています!
このコンテンツをきっかけに、コドモンのカジュアル面談や選考に興味のある方はぜひ気軽にご応募ください!

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さいごに

ご覧いただきありがとうございました!

コドモンはざっくりと分けると福祉領域(利益を生むことを目指していない公的な領域)にあたる保育・教育というフィールドで挑戦をし続けているITベンチャー会社です。

このコンテンツを執筆したわたし自身も24新卒としてコドモンに入社しましたが、この福祉領域という難しい特性を持っているにも関わらず、コドモンは社会課題の解決を最優先に事業をつくりながら、なおかつ事業の持続可能性と多方面のステークホルダーを考慮して経営をしている、ビジネスバランスに優れた会社だなと非常に面白く感じています。

保育・教育に何らかの形で携わることを見据えている学生はもちろん、社会の課題解決の先に待つこれからの未来や、その未来を担う子どもたちの可能性を切り開いていくことにわくわくする学生とも、ぜひ熱く語り合いながら、子どもの学び・成長を取り巻く環境を一緒によりよくしていけると嬉しいです!

みなさんのご応募をお待ちしております!


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