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私たちの活動について(コーダ子育て支援)

◎コーダ子育て支援とは?

初めまして!コーダ子育て中のろう者スタッフです。

コーダ子育て支援では、聞こえない親が聞こえる子を育てるための支援活動を行っています。
※「コーダ( CODA )」とは、聞こえない親をもつ聞こえる子どものことです。片方の親が聞こえる人(聴者) の場合でも当てはまります 。

「手話で 親子 ハッピー」をモットーに、コーダ子育て中の親たちへ情報を提供し、イベントの企画・開催など、社会啓発活動も行っています。
 
特に、聞こえない親とコーダが聞こえる社会で安心して暮らせるようにするため、地域の方との連携づくりや、理解を深めていただくための啓発活動に力を入れています。ご用命がありましたら、メールにて ご連絡ください。

最近、「コーダ( CODA )」を扱った映画やドラマが放映された影響で「コーダ( CODA )」という言葉が一気に知れ渡りました。この言葉は、1995年前後にアメリカで紹介されてから現在のように広く浸透するまでに時間がかかりました。

ようやく「コーダ」たちにスポットライトが当てられたことに聞こえない親としては大変嬉しく思います。

◎しかし、「コーダ」といっても…、

映画やドラマに出るような「コーダ」たちばかりではありません。(▶コーダとは? 詳細へ

「手話を使う・使えない・使わない」聞こえない親がいるから、
「手話ができる・できない・使わない」コーダがいる。

このことには、さまざまな背景(障がい者差別や社会の理解不足、聴覚障がい教育、聴力、生育環境など)があります。いろんな背景があるからこそ、映画やドラマに出るような「コーダ」ばかりではないことをご理解いただければ幸いです。

◎「もっと早く知りたかった!」という切実な声


聞こえない親たちが、聞こえる子どもを育てるのに適した子育て情報(コーダ子育て)がまだ乏しく手探りの状態です。また、公的サポートもあまりありません。

聞こえない親たちは、育児本には載っていないコーダ子育てならではの様々な悩みを共有・解決できる場を確保するため、2008年に有志で任意団体を設立しました。(▶活動の足跡  詳細へ)

全国にいる聞こえない親たちは、今でもまだ、「コーダに適した子育てとは?」を模索しながら、聞こえる世界で必死に子育てをしているのです。

子どもの成長は早く、パンフレットやコーダ子育て情報を手に取った多くの親からは「もっと早く知りたかった!」という切実な声が届いております。以前の私たちもそのうちの一人でした。

子育てを始めたばかりの聞こえない親が私たちの二の舞を演じることにならないよう、より一層、啓発活動に取り組んでいく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

当活動は、成人コーダやコーダ研究者、コーダ子育ての先輩、イベントに参加した子育て中の親たちの経験談や意見をお伺いしながら、コーダ子育て中の親の立場からお話させていただいております。また、リサーチなどで知り得た情報も提供しております。

◎コーダ子育て中のお父さん・お母さんへ

子育てには正解がなく実に三者三様です。コーダであるわが子とのかかわり方のヒントを探すくらいの気持ちでお読みいただけると嬉しいです。

◎コーダに関わるすべての皆さまへ(教育・医療・手話の関係者など)

「コーダの心境を少しでも知っていただき、他の子ども達と同じように接してもらいたい」という想いから啓発活動をしております。

コーダとどう接したらよいか、コーダについてもっと知りたいなどありましたら、ご遠慮なく メールにて ご連絡ください。

今後も「コーダについて」パンフレットの無料配布 や コーダ子育てに関するnote記事 を載せていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

★コーダのロゴの意味と願い★

「コーダ(CODA)」という言葉が最初に作られたのは1983年のアメリカ。日本で紹介されたのが1995年前後。このロゴは、聞こえない親が有志で結成した「コーダを育てる会」にて作成したものをベースに、以下のイメージをもとにイラストを作成しました。

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C:親(見守る)
O:コーダ(若葉)
D:親(発信する)
A:社会との繋がり(個人、近隣、社会&参画)
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若葉がのびのびと成長するためには、まず知識と環境づくりが必要です 。
若葉大樹となるように願いを込めて、「 手話で 親子 ハッピー 」をモットーに活動して います。


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