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【短歌】操車場にオレンジ色の孤独たち発車できるとまだ信じてる

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心のままに詠んでみました。ベクトルを定めないスタイルで綴ります。
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短歌 月がきれいだ

短歌 月がきれいだ

言ってみた「月にかわっておしおきよ」恥ずかしくないお年頃です

いろいろなことがあったねこれからもきっといろいろあるんだろうね

終電を逃す理由を探してたころからずっと月がきれいだ

中秋の名月。だからコンビニで三色団子を買ってきて良いのです。でも一つしか売っていませんでした。ひと串に三個のお団子が黄色、白、緑の配置で並んでいました。

奇数というのはふたり暮らしにおいて、なにかと不穏の火種になる

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短歌 自画像

短歌 自画像

その辺でのらりくらりと暮らしたい背伸びしたって百年後は風

自画像がいつも笑顔と指摘され空の青まで疎ましかった 

その花は何を奪って咲いている見て見ぬふりが上手くなれない

土曜日は午前中が通院になるので、朝はバタバタなんですが、そのぶん午後からゆっくり過ごせました。

とても珍しいことなんですが、気づいたら昼寝をしていました。眠るという行為が下手になってはや二十年(!)、なのでとてもびっくりし

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短歌 小鳥のため

短歌 小鳥のため

嫌なことばかり目につく金曜は好きなケーキを買うべきである

「死にたい」と「死ぬ」の間に横たわる遥かな川を白鷺が征く

道端に落ちたザクロを踏んづけた小鳥のためと言い聞かせてた

ぬーーーーっ、と心身ともにしんどい日だったので、アプローチの手段の引き出しからとある必殺技を引っ張り出しました。それはズバリ、

呼吸を整えると、気持ちも整う。

気持ちがしんどい時は、たいてい呼吸が浅くなっている。これ

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短歌 代用品

短歌 代用品

初期化 倦む 愛の欠乏 人間の代用品になる可能性 

目を閉じて嵐が過ぎるのを待って唾を飲んでも月曜だった 

許されていたと気づいてあの頃の自分にかける「大丈夫だよ」

すっかり投稿をさぼっていた「文芸選評」の締切が今日だったと通院のバスの中で気づいて、慌てて投稿しました。テーマは「時計」。短歌自体は少し前に作っていて推敲のために寝かせていたのですが、寝かせていたこと自体を忘れていたのでした。

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短歌 乙女座

短歌 乙女座

人が死にそれでもしがみつく者が守りたかったものだけ壊す

土曜午後長渕剛が乙女座と伝えたくなりスマホを探す

猫として抗議をします人間はとてもいけないことをするから

土曜日、快晴。窓を開ければ柔らかい風が入ってくる。外は残暑が厳しかったみたいだけど、エアコンはもう酷使しなくても大丈夫。

ああ、あっけなく夏は終わったんだな。なんだか、カットアウトで場面転換する舞台みたいだ。

夫はリビングで読書

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短歌 ファビュラスソフィア

短歌 ファビュラスソフィア

筆箱の隅にくしゃりとパンダの絵いつかどこかで使った切手
 
変なひとばかり周りに集うのはわたしが変だからなんて変だよ 
 
猫の名はファビュラスソフィア呼ぶときは結局ファビと略されるけど

今日はとても過ごしやすくて、ゲリラ豪雨も降らなかったので気持ち的にも穏やかな一日でした。

友人が関わっている地元のコミュニティカフェでキーマカレーセットをいただき、セットでついてきたアイスコーヒーが美味しかっ

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短歌 ちゃんとすごいよ

短歌 ちゃんとすごいよ

1
美化されず今日まで共に在った傷こころははだかちゃんとすごいよ

2
反抗をしない者だけあたたかいスープが飲めるここは東京

3
真夜中にこっそりチョコをくれた女性「早く出てきな」お元気ですか

4
正当化事由に貼った付箋には病名、学歴、親の収入

5
元カレの名前に似てた「リスケしよ」――ノリスケならば「ノ」の脱落か

6
水槽をうずうず回る熱帯魚こっちもたいして自由じゃないよ

7
梅子かい

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短歌 非日常

短歌 非日常

1
どうしたらいいんだろってこぼすとき答えがほしいわけではないの

2
クラクション 猫よりきみが驚いて非日常へと逸れる側道

3
ひどい雨ひどい青春ひどい傘 だってすべてが美化されるから

8月末で華麗にお休み期間に突入……のはずが、台風の影響で今週ほとんど職場に出勤できなかったため、もろもろ片づけられなくて、結局9月以降もぽつぽつ働き続けることになりました(*_*)

でも、もしかしたら生活の

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短歌 猫の目

短歌 猫の目

1
好きだから好きと伝えただけだからそんな無難な目を向けるなよ

2
猫の目に大した意味に映らない見た目ばかりが整ったもの

3
叫びたい衝動よりもそのあとの疲労について話しましょうか

4
間違えるのがそんなにも怖いのか深夜ラジオを処方箋しませう

5
だってほらおんなじことをするでしょうあらゆるものをいいわけにして

6
三分後執行されるカップ麺実食の儀を待ち切れなくて

7

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短歌 お探しのページは削除されました

短歌 お探しのページは削除されました


履歴書の特技の欄が埋められずますます自分が好きになった

2
「気車」じゃなく「汽車」なんだって知ってても「×」を書き足さないといけない

3
殺したいとすら思わず切先を滑らせてほら美味しい刺身

4
舌足らずな伝え方でも響くならそこに嘘など存在しない

5
「役に立つ」「役に立たない」で分けられ煌めくものを見落としてきた

6
枯れ枝に価値がないって決めつける奴もいずれは土に還れる

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短歌 変わらない日々 十首

短歌 変わらない日々 十首

1
コンビニでアイスを買ってダッシュしてふたりの夏はそれでも溶けた

2
ケンカしてそっぽを向いた夜なのにJUNKのせいで笑うしかない

3
前髪を切っても気づくきみじゃない目くばせしてもウインクされる

4
自転車のカタログに這うきみのゆび秋になったら風になれるね

5
寝息まで「すき」と聞こえる重症だ治す方法なんていらない

6
包丁をためらいなしに突き刺して飛び散っちゃった完熟トマト

7

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短歌 海老

短歌 海老

「おいしいね」衣を纏うその海老も少し前まで生きていました

ほんとうにその貝殻は白かった? あの砂浜になにを埋めたの 

意味なんてどうせ後から好き勝手されるんだから今は笑おう

海老フライのしっぽって、食べますか? 私は何も考えずに、いつも残していました。

同僚Aとランチに定食屋に行って、Aは鮭の塩焼き定食、私はミックスフライ定食を頼みました。

ミックスフライのラスボスこと、お楽しみの海老フ

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短歌 ブルーベリー

短歌 ブルーベリー

一弦はもちろんこうやって使うよ罪とか罰とか誰が決めるの

半年後桜が咲くといいけれど空の青にも保証がほしい

わけありのブルーベリーを買いましたもちろんきみを想ってました

今日は身体のほうの通院でした。医療機関あるあるだと思いますが、待合室にはオルゴール調にアレンジされたポップスが流れていました。

ん、なんの曲だろう。きいたことある気がするけど思い出せない……ミスチル? スピッツ?

なんと、

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短歌 とろとろ

短歌 とろとろ

蝉しぐれ僕を許してくれないか早くきみのトラウマになりたい

狼が星を求めるわけもなくもちろん僕もとろとろ疼く

犯人は全猫である人間を選び箱詰めしたって「いいね!」

うだうだと以下の記事のようなことを、引き続き仲間内の休日ランチでも引きずっていたら、異口同音に「頭だけで考えすぎ」と指摘されて、図星すぎて「へへ……」としか返せなかった、相変わらずの日曜日でした。

「考えすぎて実質何も考えてないや

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