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短歌 とろとろ

蝉しぐれ僕を許してくれないか早くきみのトラウマになりたい

狼が星を求めるわけもなくもちろん僕もとろとろ疼く

犯人は全猫である人間を選び箱詰めしたって「いいね!」


うだうだと以下の記事のようなことを、引き続き仲間内の休日ランチでも引きずっていたら、異口同音に「頭だけで考えすぎ」と指摘されて、図星すぎて「へへ……」としか返せなかった、相変わらずの日曜日でした。

「考えすぎて実質何も考えてないやつ」「そもそも笹塚らしくない」「問いの立て方が独善的」etc……。みんな少しは容赦してくれ。大好きだよ。

おかげで、なんだか気持ちが晴れました。同時に、モヤモヤモードに飽きたのかもしれない。モヤモヤの奥にあるものを突き止めたかったら、行動するのが先決です。

noteではあまり、仕事ゾーンのことは書かないようにしよう。。ゴメンネ。

今日のヒットは、「タイパとか言って映像作品を速く再生して『はいはいこういう感じねだいたいわかった』ってあれ、作り手へのリスペクトが欠けてるだけじゃなくて、その『速く再生する』なり『まとめサイトで内容の大筋を確認する』、その時間こそが無駄なのでは」。

大学で教えながら同人活動に励む彼女が発する言葉の含蓄に、私は肩こりが治るんじゃないかと思うほど頷きました。

もうひとつ。「作品に対して『ここがわからないから駄作』『わかりやすく説明せよ。ただしハラハラドキドキもしたい』『何が言いたいのかわからないから読んで損した』とかで終わられると、『じゃあもう、トリセツでも読んでれば』って思う」。

こちらは保育士からウエディングプランナーに転身したお姉様の言葉。こちらにもじーんと実感を伴った共感を覚え、思わず私が「余白を味わうとか、自由に考えるとか、そういう楽しみ方のスキルが減ってるのかも。間違うのが怖いのか知らないけど。正しいことばかりに価値があるって思ってるきらいがあるから」と言ったら、速攻で「だから主語を易くでかくするな」と斬られたので、またもや「へへ……」としか言えなかった私ですが、もちろん元気です。

帰宅後、夫からとんでもない書を渡されました。アックスvol.159。説明は蛇足と思いつつ念のため書くと、あの「ガロ」の後継(いろいろ経緯はあったそうだけど、後継という位置づけは一応間違ってないと思ってる)です。

今の私には効果てきめんの劇薬でした。

何を迷ってんだろう。何をわかったつもりになってたんだろう。考えるより感じろ。感じて吐き出せ。お前にそもそも考えるとか向いてないから!!

とか。

「良い子」は読まないほうがいいかもです。私はもちろん(既存の社会の規格から外れてしまうという意味で)純然たる不良品なので、「あー創作って可能性の塊をぶん回すことだったかも……」とか、自分の原点を思い出したりしてます。

うん、なんかまた、楽しく苦しめる予感がするよ。へへ。

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