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2019年9月の記事一覧
「森田療法を過適応の文脈から」 臨床心理士への随録 心理学
森田療法は日本独自の心理療法である。不安や緊張はして当たり前という前提に立ち、あるがまま(学友が「ありのまま」と言ってアナ雪じゃないと突っ込まれていたな…)の自分を受容し、目の前の作業に没頭することで、とらわれの機制から脱することを目指す。雰囲気は今流行りのマインドフルネスに似ているが、西洋発祥のマインドフルネスは二元論で不安をコントロールしようとし(瞑想などにより今この瞬間に集中し、不安の先に意
もっとみる受験勉強、始めなきゃ|臨床心理士への随録 心理学
以下の問いについて、○か×か答えよ。
Q1.MMPI項目を使った追加尺度は多いが、代表的なものは不安尺度、自我強度尺度、自己愛性尺度などである。
Q2.パーソナリティ障害の治療にはA-Tスプリットが効果的とされる。
(解答は最下段へ)
うーん、解けない。。。
※ ※ ※
2020年に、臨床心理士と公認心理師の試験を受ける予定でいる。
受験資格なるものがあり、臨床心理士は国が指定する大学院を
「多職種連携〜病院でのがんプロフェッショナル実習」 臨床心理士への随録 心理学
日本で生涯にがんで死亡する確率は、男性25%(4人に1人)、女性15%(7人に1人)という世界になってきました(国立がん研究センター)。高齢になる程がん罹患リスクは高まるので、平均寿命が伸び続けているなかで当然の数値ではあるんですけどね。がんについての正しい知識(生活習慣による予防法、定期検査による早期発見と早期治療の大原則、終末期の状態は痛くて苦しい人もいればそうでない人もいるなど)を、皆が我が
もっとみる「ともにある 湯布院・緩和ケアの集い」神田橋條治著 臨床心理士への随録 心理学
上記のような状態の患者さんに対し、神田橋先生は「察知」を駆使して、そこにある仮性幻覚の世界へ入り込んでいきます。文字言語と科学的思考は必須としたうえで、しかしそれだけでは対処できない世界があるのです。ロジカルに、可視的に、エビデンスベースドに生きることが求められるビジネス社会でも、この事実を忘れてはいけない気がするのです。
「ともにある 湯布院・緩和ケアの集い」神田橋條治著