なぜコラージュセラピーを推すのか
こんにちは。Coco Collage Lab. のMiyukiです。
今回は、前回に続きコラージュセラピーの魅力をもう少し語らせていただきます。
・コロナによる時代の変化
近年、コラージュセラピーの必要性が増した理由にコロナの存在は無視できません。
コロナによって人は、自分では処理出来ない、どうしようもない気持ち。言葉にすることが出来ない、モヤモヤした気持ちを経験しました。
そしていろいろなスタイルや価値観も変化しました。
その中のひとつに、『今を大切にしよう』、『自分を大切にしよう』という人生の“質“の向上や、より丁寧に生きようとする姿勢も強まったと思います。
そんな事から現代、心のケアを求めている人は案外少なくないのではないでしょうか?
・心のトラブルも予防の時代
元歯科衛生士というのもあって、つい歯医者で例えてしまうのですが、
皆さんは『予防歯科』という言葉を聞いた事はあすか?今ではテレビのCMでもよく耳にしますよね。
予防歯科とは、痛みや気になるところが無くても、定期的に歯石取りや虫歯チェックをして、口腔内を常に良い状態に保つことです。もし知らないうちに虫歯や歯周病が見つかったとしても、初期段階で治療することができるので、結果的に治療回数も費用も少なく済むというメリットもあります。
もし予防歯科をされてない場合、まず歯医者へ行くのは痛みなど、何かしらトラブルがあったとき。
しかし大抵痛みが出ている虫歯は、すでに進行していたり、歯周病においても自覚症状が出た時点で中程度まで進行している事が少なくありません。なので治療するのに回数も費用もかかってしまうのです。
また、遺伝や歯の質の影響で、虫歯になりやすい人、なりにくい人というのはやはりあるのですが、なりやすい人はいやおうなしに何度も通院するので、歯石もマメに取られる事で歯周病に関しては良好だったりします。
逆に、全く虫歯にならない人は歯医者に行くことが無いのでどんどん歯石が溜まり、知らないうちに重度の歯周病になっているケースが実は結構あります。(こちらは本人のショック度もかなり大きいです。)
以上の事から、現代の歯科医院の多くは予防歯科を薦めています。
どうですか?「予防歯科しよう!」と思って頂けましたか?
…いやいや、そうじゃありませんよね。ついつい熱弁してしまいましたが、
つまり私が言いたいのは、心に置いても全く同じ事が言えるという事でなんです。
・心の歯石!?
心にも『心の歯石』が溜まります。
日頃、頭の中は考え事でいっぱいですよね。小さいことから大きなことまで、脳はいつもフル回転です。
頭の中がグチャグチャになることもあれば、夜も眠れない日だってあります。それでも次の日はどんどんやってくる。
そうやって生活していくうちに、どんどん自分の心の状態は無視されていきます。無視され続けると慢性化し、やがてそれが日常化します。
そしてどんどん自分の気持ちが見えなくなっていくと、心にモヤモヤが溜まっていきます。
でも毎日の生活にはさほど影響しないので、そのまま過ぎてしまう…。
そう、このモヤモヤが、心の歯石です。
・コラージュは心のレントゲン
ならば、心も歯と同じように定期的にチェックをすればトラブルを回避できるのでは?
とは言っても、心の定期検診ってそもそもやってもらえるのでしょうか?
何か症状があれば、病院なりカウンセリングなり受けに行くことができますが、特に問題がないのに診てもらうことはなかなか難しい印象があります。
そして、私は毎年人間ドックを受けますが、たくさんの問診や検査項目の中で、心に関することって、あまり触れられていないように感じます。
ここでコラージュセラピーがとても効果的なのです。
チョキチョキ、ペタペタとすることで、そこに浮かび上がるのは自分でも気付いていなかった潜在意識です。
貼ったそのときの状態が出ます。なのでコラージュセラピストの間ではそれを、『心のレントゲン』とよく言います。
・気持ちの見える化
出来上がったコラージュをセラピストが読み解いていきます。(リーディングと言います。)そして伝えていきます。
コラージュはモヤモヤが溜まっってしまった心の中から、実は今自分の心の中にあるのはこれだ!と引き出してくれて、気付かせてくれます。それが分かるだけでも、グチャグチャだったのがスッと整理され、ホッとして、気持ちが落ち着きます。
『心の歯石』が取れて、スッキリ。心の中が綺麗に整います。
自分の心が明確化し、客観視することが出来るのです。
さぁ!心の定期検診、始めませんか!?
・誰もが持つ『心の癖』
私が通う養成講座での先生のお話で、とあるお医者さんが、心の病に関してこう仰ったそうです。
『僕たちは薬を出す事でその症状を押さえたり和らげる事は出来るが、心の癖っていうのがあるからね。考え方は本人ではないと。薬では治せない。』
薬で症状が和らいで調子を取り戻しても、“心の癖”が治っていないとまた元に戻ってしまう事があるそうです。
そしてそのお医者さんはコラージュセラピーをとても賞賛してくださったそうです。
彼たちの手の届かないところで、これはとても効果的だと。
薬だけで自分の心を見つめる事は、なかなか困難なんですね。
・言葉での表現がまだ未熟な子供に
子供って、何を考えているかわかりませんね。自分の子供ともなると不思議と余計に分かりません;
しかし子供たちは、何も考えていないように見えて、日々一生懸命頑張っています。大人の顔色を伺いながら、一生懸命期待に応えようとしています。
でも頑張りすぎてしまうと、ある日突然『ポキッ』っと折れてしまいます。
大人はそうなるまで、案外気付けなかったりします。
子供は"サイン"を出すのが上手ではありません。
そして、そんな"サイン"を出せずに苦しんでいる子は本当にたくさんいます。
そんな子供たちのSOSをも、コラージュには顕著に表れます。
私はそんな彼らにコラージュを、気持ちを伝えるひとつのツールとして使って欲しいのです。
・何よりも気軽で楽しい
『破る』・『切る』・『貼る』。この単純作業が、意外にも脳を刺激し、心を無心にさせ、熱中させます。
出来上がるとなんとも言えない満足感で満たされます。
リーディングされる前でもかなりのストレスが解消されるのです。
そしてその作品は自分を投影するので、時には自分を愛で、自分を労り、自分を癒し、逆に励まされることもあります。
かくいう私もこの作業にすっかりハマってしまったうちの1人で、一人黙々と作り上げてはその度に満足感に浸っています。(そしてセルフリーディングで特訓中です。その作品たちもそのうち紹介させてください!)
以上、私が思うコラージュセラピーの魅力は伝わったでしょうか?
拙い文章で読みにくいところもあったと思いますが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?