見出し画像

小学生時代の勉強

<そんなに勉強しなくてもいいのでは>

よく、
「将来、難関校に入るには小さい頃から
しっかり勉強することが必要ですよね」
というご質問をいただきます。

「しっかり」の定義が
どの程度かははっきりしませんが、
難関校に入る学力を得るために
小学時代から連日夜遅くまで
塾通いする必要はないと思っています。

私自身の話をすれば、中学生卒業まで
教科書レベル以外のことを
本腰入れてやったことはありません。

そんなことを言うと、
「もともと頭がいいからだ」
という反応がくることがほとんどですが、
当時の私の理解力はだいぶ低いです。
暗算も苦手、東西南北もときに不明になる、
漢字も好きではない。という具合。

<大事なのは100点をとること>

そんなわけで、勉強はそれほど
積極的にやってたわけでもないし、
得意でもありませんでした。

親も特に長時間の勉強を強いることもなく、
毎日の勉強は90分かそれ以下。
宿題がなければやらない、
という日もありました。
ただ「100点をとるように」と
親からは言われていたと記憶しています。

というと今度は、
「ほらやっぱり英才教育だ!」
という反応がくるのですが、
小学校、しかも普通の公立校で
100点をとることは
そんなに難しいことではないのです。
なんといっても、
教科書に書いてあることが
そのまま出るのですから。

つまり「100点を逃す」ということは、
ただ単に
「やるべきこと、できることをやってない」
というだけの話。
才能とかは全然関係ないわけです。

<飲み込むではなく考える>

自慢っぽく聞こえますが、
私は三人兄弟で、3人とも仙台一高でした。
が、3人とも特別塾に行かされることもなく、
通信教育を受けるわけでもなく、
武器はほぼ教科書。という具合です。
さすがに3人とも生まれつき天才
ということはないでしょう。

ハードな勉強はさせられませんでしたが、
「考える」ということだけは
徹底されていたような。
答えをうまく覚えるのではなく、
なんでそうなるのかをちゃんと考えること。
「これはなんでこうなると思う?」
とよく言われていました。
その質問は学校で習う5教科とは
全く関係ないことがほとんど。
博物館で、旅行先で、道端で。

大半の受験生が、
「勉強とは答えを効率よく覚えること」
だと思っていますし、
答えを生徒に「飲み込ませる」ことに
必死な学習塾、進学校もあります。

が、「考える」ことが抜けると、
ある一定レベルを超えることは
困難になります。
脳みその容量には限界があるので、
いくらやっても伸びない、
やればやるほど点数が下がる…
なんてことも。

たしかに答えを飲み込めば
すぐ点数に直結するのですが、
あまり多くは覚えられない。
一方で「考える」癖をつければ、
成果が出るのに多少時間がかかるけど、
1で10のことができるようになる。

clue zemiは他の塾より、
おそらく不親切です。
答えをそうすぐには教えない。
「も一回考えてきて」
とばっかり言う。
これは幼児にも、小学生にも、
中学生にも、高校生に対しても同じです。
「考える」という癖は、後々
ものすごいアドバンテージになることを
知っているから。

そしてその癖をつけるのは
もちろん早い方がいい。
そういう理由で幼児、小学生なんかには
特にいじわるばかりをしてしまいます。

長くなりましたが、結論です。

小学生が
特別難しい問題に取り組む必要はない。
それよりも日常生活で「なぜ?」を
考える姿勢を身につけよう。
あと、学校のテストは100点目指そうね。

ということでした。


永井先生画像

永井先生説明

講座①

講座②

講座③

講座④

講座⑤


cluezemiの詳細・お問い合わせはこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?