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止まらず早く回す

今回は自分の中学時代の生活について。
私の中学生活はとてもひどいもので、
お話しするに値しない気がするのですが…
とりあえず書いてみます。

中1〜中3部活引退まで

中学時代はソフトテニス部でして、
かなりガチンコでやっていました。
成績は宮城野区で個人3位、団体優勝。
そんな話を生徒にしても
「お前みたいな奴が動けたはずがない」
という反応しか来ないので寂しい限りですが、
うちの中学はかなりの強豪で1
~5位まで全部同級生でした。
練習もハードで家に帰るとクタクタ。
勉強する気もいっさい起きず、
塾にも行かず、宿題もせず…
という毎日でした。
教科書も全て学校に置きっぱなしで、
毎朝ペラペラの(何も入っていない)
指定カバンを振り回しながら登校。
勉強をするのはテスト前の
部活休止期間のみでした。
勉強面でもかなり強豪な中学校でして、
毎年30人位が仙台一高に合格
(当時は学区制があり
 二高は受験できないシステム。
 でもって男子高)。
私は学校で3~40位くらいを
うろうろしていたような。

部活引退後〜受験まで

部活を引退して「さあ!勉強だ!」
と言いたいところですが、
全くやる気が起きず、放課後も校庭で
サッカーか何かをしていました。
部活も終わってしまったので
午後まで学校にいる理由が見出せず、
具合が悪いフリして保健室に行き、
体温計を擦って38度くらいにして
早退・・・ということもしばしば。
始めて行った塾の夏期講習も
初日で退塾する始末でした。
結局、学校で渡された教科書やワークと、
本屋さんで買った数冊の問題集のみを使い
独学で受験対策。

定期テスト対策について

定期テスト対策をするのは
テスト1週間前くらいから。
まず教科書やワークの太字や
基本問題だけを理解して一周する。
二周目はもう少し範囲を広げて覚える。
三周目は応用問題のみ。
時間があれば四周目で、
これも応用問題のみ。
テスト前日は
基本問題:応用問題=7:3くらいで復習。
という感じでした。
大事なのは「止まらないこと」で、
一、二周目に応用問題を持ってこないのも、
とにかく「早く回す」ことに
注力していたからです。

受験対策について

これも定期テスト対策と同じですが、
まずは太字・基本問題を一周。
それから応用問題を増やしていき…
というスタンスです。
受験勉強は特に範囲が広いので
「早く回す」ことを考えるのが大事。
「早く回す」の対義語として
「完璧にしてから次に進む」
というのがありますが、
それだとさっぱり前に進みません。
完璧になんて絶対できないので。
とりあえず曖昧でも前に進めば
「いつの間にかモヤモヤが晴れている」
ということは多いもの
(特に数学や英語など)。
完璧にしないと進まない人を
一般に「弥生時代くん」と呼びます。
歴史の習熟度が
弥生時代まではやたら詳しいのに、
それ以降のことはさっぱりな人のことです。
他の科目についても
こういう勉強している人、本当に多いです。
気をつけましょう。

親について

勉強について、
ほとんど介入してきませんでした。
ただ、勉強の真髄は
真面目に長時間やることではなく
「いかに短時間で効果的に覚えるか」
「どうヤマの精度をあげるか」
ということにある!
そんなことを
背中で語っていたような気がします。
おかげでヤマをはるのが得意になり、
今の仕事に至ります。

余談

宿題はしないわ、学校はサボるわ、
口論を仕掛けるわで
大変なご迷惑をおかけした当時の先生方。
今となっては
土下座して謝りたいくらいなのですが、
その中でも特に迷惑をかけたであろう先生の
娘さん、息子さんがclue zemiで
講師として働いてくれています。
なぜうちに…ほんと、なぜ。
でもこうして20年、30年経っても
繋がりを持てていることは幸せです。
冷や汗は止まりませんが。


以上、あまりいい話ではなかったですが、
こんな経験を経て思うのは
「不真面目な人って、
 実は勉強に向いているかもよ」
ということです。
勉強時間を極力減らしたい!
という動機があり、
その動機によって勉強の工夫を考えるから
(ただ多くの人は
 そのまま放棄しちゃうのですけどね)。
親御さんから
「うちの子、どうも勉強が嫌いなようで…」
というご相談を頂きますが、
もしかしたらそれって
いいことかもしれません。

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永井先生説明

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