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TOEIC S&W攻略法・おすすめスピーキング対策ツール〜応答問題編〜

前回は、TOEIC S&Wテスト対策第1弾として、以下の音読、写真描写問題のポイントと対策法をお届けししました。

今回は、応答問題のポイントと効果的な対策法!

こちらをお届けしたいと思います。
執筆者は、前回と同じくTOEIC950・英検1級の筆者(MiMi)がお届けします。

前回の記事をまだ読んでいない方は以下の記事をお読みください。
また、私たちが目指している世界観についてもご興味ある方は、合わせて以下の記事をお読みいただけると幸いです。

ここから本記事のスタートです。


実は、応答問題の前半のポイントは、TOEIC L&R対策のポイントとも重なります。


ですからTOEIC S&Wテストはもちろん、TOEIC L&Rを受験する方にも、おすすめの記事となっていますよ。

応答問題(問題1〜3)の概要とポイント

さっそく問題1〜3の応答問題について、解説していきます。

が、まずは実際に問題を解いてみましょう!


では、以下の質問に答えてみてくださいね。

回答時間は、問題1、2は15秒、問題3は30秒です。

Imagine that a Canadian marketing firm is doing research in your country. You have agreed to participate in a telephone interview about television viewing.

TOEIC S&W サンプルテスト 

問題1-3


さあ、答えられましたか?


今体験していただいた通り、応答問題は、あなたに関する質問のみ。
自分のことや考えを話すだけでOKです。


ただし、お伝えしたように、この応答問題に準備時間はありません。
(強いて言えば、各質問とビープ音の間に3秒あります)


ですから、瞬時に回答を始められることが不可欠なんです。
あとはひたすら話すのみです!


とはいえ、どんな感じで、どんなことを話せば良いのか。
いまいちイメージが湧かない方もいるでしょう。


ということで、高評価の解答を聞いていただきたいと思います。


さあ、あなたの回答と照らし合わせて、いかがでしたか?

では、回答のポイントを2つお話したいと思います。

本当のことを話さなくて良い

一つ目のポイントは、スピーチ内容について。

自分に関する質問って、ついつい自分の本心を語りたくなりますよね。


もちろん、スラスラ英語が出てくるのなら、本当のことを語ってもらってもOKです!


が、自分の話したいことに固執してしまうと…

・うまく英語にできずに時間切れ
・回答の英語がはちゃめちゃ


なんて事態になることがしばしば。


これでは、当然、高得点はもらえませんよね。



そこで重要になってくるのが、

話す内容は本当のこと ではない!

ということです。


要するに、嘘の内容でもOK!ということです。


大切なのは、話しやすいこと・間違いのない英語を優先する!
これに尽きるんです。


本心や事実にこだわりすぎず、話しやすいことを答えましょう。
ミスのリスクがより少ない英語を話しましょう。



これは、どのスピーキングテストでも重要なポイントです。




疑問詞と目的語に全神経を集中させる

まずは、あなたに関する質問がなされる問題1、2のポイントからお話していきます。


そのポイントとは、質問の冒頭部に全神経を集中させること、なんです。



「冒頭部」とは、「疑問詞」のこと。


この疑問詞の聞き取りには、慎重かつ全力で望みましょう。



たとえば、”Do you play tennis?” という質問文。

頭に、”when” がつくのか、”where” がつくのか。
たった1語の違いですが、回答はまったく異なりますよね。



逆に言えば、

この1語を聞き逃すと、話した英語がパーフェクトでも、まったく的外れの回答内容になる

ということですよね。



ですから、問題1、2では、最初の疑問詞に神経を集中させましょう。

ちなみに、この疑問詞集中聞き取り。

TOEIC L&RのリスニングPart 2でも必要なスキルとなります。
ぜひ、意識して身につけてくださいね。


続いては、問題3について。

基本的に、問題3の問題形式は、” Describe your 〜.”

したがって、絶対に聞き逃せないのは、yourに続く目的語!


問題3では、後半の目的語に全神経集中させましょう。
何について述べるのか、がわかれば、あとはひたすら話すのみ。


とはいえ、30秒って意外と長いですよね。

回答の構成としては、
結論(好きな番組)➡︎理由を2つほど、でOKですよ。


ここでも、1つ目のポイントが活きてきます。

とにかく、話しやすい内容、英語ミスが少ないこと、を話しましょう!


瞬発力が問われる問題1〜3。
以上、2つのポイントを頭に入れて、どんどん話しましょう!



提示された情報にもとづく応答問題(問題1〜3)の概要とポイント

続いては、提示された情報にもとづく応答問題についてです。


まずは、サンプル問題を解いてみていただきましょう。


まずは下記の資料に目を通してください。
この準備時間は45秒です。

次に、設問の英文が流れますので、英語で回答しましょう。
※問題1、2は1回、問題3は2回放送されます。

回答時間は、問題1、2は15秒、問題3は30秒。


質問文が流れる間も、資料を見ることはできますが、質問文は表示されません。


では、さっそく質問を聞いて答えてみましょう!

問題1(15秒)問題2(15秒)問題3(30秒)



さあ、答えられましたか?

まずは、質問文を正しく聞き取れたか、確認しましょう。

問題1
Could you tell me what time the conference starts and how long it will last?

問題2
How much does conference attendance cost?

問題3 
I may not be available for the full day. Could you give me information about the activities in the morning, before lunchtime.

では次に、高得点者の解答を聞いてみましょう。


あなたの回答と照らし合わせて、いかがですか?

では、今の問題の解説を兼ねて、ポイントをお話していきたいと思います。


ポイントは3つです!

1つずつ見ていきましょう。
 


疑問詞の聞き取りは慎重に

まずは、問題1、2について。

問題1、2の質問文は、疑問詞が含まれます。


先ほどの問題をもう一度見てみましょう。


問題1の質問文は

Could you tell me what time the conference starts and how long it will last?

問題2の質問文は

How much does conference attendance cost?

でしたね。



この2問のポイントとなるのは、疑問詞。


つまり

問題1⇨ ”what time 〜” と ”how long 〜”
問題2⇨ “how much”

ですね。


ここを聞き逃さないことが、もっとも重要です。

疑問詞の認識を間違うと、どんなに話しても1点にもなりません。


特に問題2は、冒頭の一瞬で流れるので、集中して臨みましょう!



資料の細部にまで目を通す

資料に目を通すときは、細かいところまで、しっかり目を通しましょう。


特に、「例外」についての記載には要注意!
答えに絡んでいる可能性が高いです。


先程の問題では、問題2がこれにあたります。


質問は、”How much does conference attendance cost?”

会議の参加費が問われています。

値段に関する記載は2つ。


・Individuals, $95.00.
・Members of the Business Information Center, $75.00.



通常、95ドルですが、会員の場合は、75ドルということですね。

したがって、2つの内容を解答に入れる必要があるわけです。


このように、但し書きとして、例外が記載されている場合がほとんど。

表などの欄外に記載されていることもあります。

準備時間に、よくチェックしておきましょう!



基本的な表現を押さえておく

問題1〜3では、資料に書かれている表現や質問の表現をそのまま使いましょう。

なぜなら、それが間違いなく減点されない方法だからです。


とはいえ、それだけでは、解答が成り立ちません。



例えば、問題1の質問。

Could you tell me what time the conference starts and how long it will last?

「ビジネスを始めることに関するの開始時間とかかる時間」が問われていますね。


資料によると、それは、9時に始まることがわかります。
終了時刻は11時。

つまり、「2時間」ということですね。



質問文で使われた “will start” や “will last” は、そのまま使えますね。


ですが、ここで意外と落とし穴になるのが、前置詞。



「9時に始まる」と述べる場合。
⇨It will start 前置詞 9:00.



「それは2時間続く」と述べる場合。
⇨It will last 前置詞 two hours.



このように、前置詞が必要ですね。
前置詞の正しい使い分けを知っている必要があるわけです。

ですから、基本的な英語表現はマスターおきましょう!


ちなみに、先ほどの例文の正しい前置詞はこちら。

・It will start at 9:00.
・It will last for two hours.


頻出の前置詞や表現は、まだまだあります。
しっかり押さえておきましょう!

・at+時間
・on+日付、曜日
・in+月、年、季節
・for+時間(〜の間)
・since〜(〜以来)
・It takes +時間+to+動詞〜(〜するのに…【時間】かかる)
・It costs +お金+to+動詞〜(〜するのに…【お金】かかる)


応答問題対策にオススメのツール

では最後に、応答問題対策にオススメのツールをご紹介します。


① 添削付き英会話練習アプリ「SpeakNow」

まずオススメしたいのは、「SpeakNow」アプリ。


こちらのアプリは、自分の英語を録音して送信すると24時間以内に、北米ネイティブスピーカーの先生が、発音とイントネーション、アクセントなどのポイントを細かくフィードバックしてくれます。


さらに、応答問題対策にピッタリの「Question」という練習モードがあります。 

トピックを選ぶと、英語の質問が流れます。その質問に英語で答えて、送信するだけ。

そうすれば、ネイティブの先生が、フィードバックしてくれるんです。

発音から文法、内容まで、細かくチェックしてくれますよ。

SpeakNowには何百パターンの質疑応答が用意されていますので、質疑応答の練習にとても効果的です。

SpeakNowが登場するまでは、「オリジナルの答えを作ったけど模範解答と違うし、合ってるか分からないや…」とモヤモヤしていました。
SpeakNowを使う事で、ネイティブチェックが入り、モヤモヤがなくなりました。

例えば次のような問題がアプリに搭載されていますよ。

Do you think learning English is important? Why?
あなたは英語を学ぶことは重要だと思いますか?その理由は?

How do you feel about the Japanese custom of presenting money to a new couple on their wedding day to attend their wedding ceremony? Do you agree with this idea? Why or why not?
結婚式の日に新婚夫婦にお金を贈って結婚式に出席してもらうという日本の風習をどう思いますか?あなたはこの考え方に賛成ですか?それとも反対?その理由は何ですか?

In the west, there is a traditional belief that states a bride's family should bear the entire cost of a wedding. Do you think this is fair? Why or why not?
欧米では、結婚式の費用はすべて花嫁の家族が負担すべきだという伝統的な考え方があります。これは公平だと思いますか?思いませんか?その理由は何ですか?

英語系YouTuberも英検対策にSpeakNowを推奨していますよ。

咄嗟に答えられなくてもOK!

まずは質問を聞いて、自分の意見を英語で書き出してから録音をしてみましょう。


アプリをダウンロードすれば質問内容は無料で確認できます。気になった方はこちらからチェックしてみてくださいね。
また、今インストールすると無料でフィードバックが体験できますよ。


② ミホ先生のTOEICスピーキング

さらにポイントの確認を行いたい方はこちら。

スピーキングテストのプロ、冨田三穂さんによる解説です。
かなり詳しく解説してくれています。

たとえば、応用問題1〜3のポイントは
・即答する
・難しい単語や構文を使用しない
・答え漏れをなくす


他にも、見逃せないポイントがたくさんですよ!



③【弱点補強】TOEIC Speaking編⑧【応答問題】

過去問や予想問題を研究して作られたこのサイト。
模試形式で8回分の演習を行うことができます。

さらに、とても詳しい模範解説つきです。
実践問題にとってもオススメですよ!


次回は、TOEIC S&Wの最後の問題の攻略法について解説していきます。

ぜひフォローして次回の記事も読んでくださいね。

また、この記事が「少しでも役に立った」という方は「いいね」ボタンも押して貰えると嬉しいです。

それでは次の記事でお会いしましょう。


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