『「朝1時間」ですべてが変わるモーニングルーティン』で、朝時間を有効に。
「モーニングルーティン」という言葉に惹かれて朝活の第一人者である池田千恵さんの『「朝1時間」ですべてが変わるモーニングルーティン』(日本実業出版社刊)を読みました。
モーニングルーティンとは何か
「モーニングルーティン」とは、自分がこうなりたいという未来をつくるために策定する毎朝の決まった行動習慣です。その基本は、「こうなりたい!」と思っていることについて、必要なタスクに適切な優先順位をつけること。そして、実践していくことです。
具体的にいうと、1時間のうち、前半30分は今日一日のタスク整理と進行の段取り。そして後半30分は「こうなりたい!」という自分を実現するための準備活動の時間に充てます。
とはいうものの、ただでさえバタバタする朝の時間、1時間もとれないという方も多いでしょう。池田さんはそんな方にこんなことを述べています。
思いっきり夜型な私は、この文章を読んでちょっとほっとしました。要は始業前に「1時間」集中できる時間を持つことが大事で、何時に起きるかはあまり気にしなくてもいいというわけですね。
未来の自分にタネをまくためのタスク化のしかた
では、どのようにタスクを整理していけばいいのでしょう。池田さんによれば、タスクの優先順位をつける前に、『自分がどういう人生を送りたいか? どんな状態に幸せを感じるか、つまり自分の「志向」を最初に明確化』することが大切なのだそうです。
たとえば仕事大好き&生きがいのワーママと家庭環境を整えるのが大好き&生きがいのワーママでは、優先順位は違ってきますよね。詳しくは本書に譲りますが、自分の「志向」も頭に入れて優先順位をつけることが大切です。
自分の「志向」をつかんだら、タスクをリスト化していくわけですが、池田さんのリスト化の面白いところは次のように「緊急度×重要度によりタスクを4色に分ける」ということです。
一日の優先順位は赤→緑の順です。色分けすることで、今日やるタスクの緊急度と重要度が一目で分かりますよね。
池田さんいわく「この作業をモーニングルーティンとして定着させれば、将来の計画にいつまでも手をつけられない、本当にしたいことが何なのか考える時間がない、という悩みから解放される」そうです。
タスクの書き出しは誰しもやっていることだと思いますが、池田さんが指摘するように、赤の種まきは、大事だと思いつつもなかなか取り組めないもの。だからこそモーニングルーティンの後半30分に組み込んで、「種まき部分」をていねいに分解していくことが必要なのでしょう。
なりたい自分になるために、毎日の日課に取り入れていきたいものです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
よい一日を!
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