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読書記録その17

 以前本屋大賞についての記事を書いたのですが、本屋大賞第2位に入った本について紹介していなかったので、紹介します。


今回の書籍:『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒

あらすじ

 全日本音楽著作権連盟に勤める橘樹は上司からの指示で、音楽教室に潜入調査をすることになった。以前にチェロをやっていたが、とあることをきっかけにチェロを弾かなくなった樹はチェロ講師・浅葉桜太郎の生徒になり、レッスンを受けるうちに樹の見る世界が変わってゆく…。

雑感

 仕事も人間関係も情が入ることでぶつかってしまうこともあり、過去の記憶も人間関係も簡単に崩れるところもあれば、簡単には崩れないところもある。
 決断すべきときにどう決断するのか、その選択の根拠は深層心理にあるのかもしれない。
 「講師と生徒のあいだには、信頼があり、絆があり、固定された関係がある。それらは決して代替のきくものではない」……たまにうざったいけど。

さいごに

 簡単ではありますが、本屋大賞第2位の作品を紹介しました。当然のことながら、私は2位に来ると予想しておらず、どちらかと言えば下位予想でした(記事を見てもらえば)。
 おそらく本屋大賞ノミネート作品には珍しく、スパイ要素が入っていながら、それがメインに来ていなかったことが今回の順位にきた要因だと、私は勝手に解釈しております。

ではでわ

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