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新卒の就職活動で知りたかったこと。100社ほど落ちた私の経験を踏まえて。

こんにちは😊
今回は就職活動についてのお話です。

この記事を読んでくださってる皆様は、どんな就職活動を経験されたでしょうか?今就職活動中、もしくは、これから就職活動、という方もいると思います。

「就職活動は楽しかった」という方もいれば、「辛かった」という方もいると思います。「これから就職活動、なんかワクワクする」という方もいれば、「就職活動、しんどそう…」という方もいるはずです。(個人的には、就職活動=辛かった、しんどそう、という人が多いイメージです。)

私自身、新卒の就職活動は楽しいと思ったこともありましたが、ネガティブな要素が勝ち、成功と言えるものではなかったです。

「社会人」を経験した今「あの時に知りたかったなぁ」と思う情報は沢山あります。ということで、今回は私の就職活動や、知りたかった情報などをここでシェアしたいと思います。

今就職活動中の方や、これから就職活動をする方に、少しでも役に立つ情報をお届けできれば嬉しいなぁと思います😊


私の新卒就職活動。100社以上不採用。

「社会に出たこともないのに、私に向いている業種や職種なんてわからない。」
「自分のやりたいことなんてまだわからない。」
「社会人になるってどういうこと?」
「自分って大丈夫…?」

私自身の就職活動を振り返ると、孤独と不安に押しつぶされそうな自分が蘇ってきます。
実際、私の就職活動は成功したと呼べるものではなかったです。少なくとも100社は受けて、全て落ちました。笑

幸いにも1社だけ受かり、その会社に就職しましたが、精神的に追いつかず、2年半で退職しました。今考えると、就職活動期から少しずつ迷子になったかなぁと思います。

常に誰かから「あなたは合格か、不合格か」判断されるプレッシャー。
常に周りと比べられて、甲乙をつけられる。
常に自己アピール。そんな、特別なものなんて何ももってないのに…

そんな日々が続き、どんどん迷子になりました。100社落ちた時には、もう社会から全く必要とされてない気分になりました。笑

100社以上落ちた理由、それは私にあります。単純に「働きたくなかった」からです。それが素直に面接などで前面に出ていたんだと思います。笑


なぜ働きたくなかったのか。

私は高校でパン屋さん、大学で塾講師のアルバイトをしました。アルバイトは本当に楽しかったんです。「働くことって、楽しいんだ。」「働くことは、誰かの役に立つこと。こんな嬉しいことはない。」と感じていました。

新卒の就職活動を始めた時も、ワクワクが無かった、と言えば嘘になります。しかしどんどん社会の波に呑まれ、どんどん見失うことになりました。


まずは社会への恐怖。
「過労死」「自殺」などのニュースを見るたびに、働くことはもしかしたら死ぬことに繋がるかもしれない、と思うようになりました。

そして、いろんな噂話。
ブラック企業、社内でのいじめ、自殺。そんな嘘か本当かわからない噂話を聞くたびに、どれが本当の情報で、どれが建前の情報か分からなくなりました。

リクナビなどの求人情報も、どこまでが建前なのか…と疑いの目を持ち、面接でも「良い人ぶるのがこんなにも上手いんだ…」とさえも思ったこともありました。笑 (今考えると、それで受かる面接なんてないですよね。笑)

最終的に大学のキャリアセンターに頼りました。しかしそこでも、「あなたは大丈夫だね。おばあちゃんと同居もしてるし。」と訳の分からないアドバイスしかもらえず、撃沈しました…

次に市がしてる就職支援センターを頼りました。「あなたは大丈夫!ここなら受かる。」と私の希望を一切無視した業種を紹介されました。


私の社会に対する不安だったり、働くことに対する不信感だったり、それを取り除いてくれる人が周りにいなかったのは事実です。しかし、それを素直に誰にも相談できなかった私自身に責任はあります。

働くこと=楽しいこと、人や社会に貢献することは、気持ちのいいこと、という私自身のアルバイト経験をかき消すかのように、就職活動でどんどん精神的に削られていき、心の中は真っ暗になってしまいました。

最終的に「こんな社会で働きたくない。怖い。」というところに落ちました。


当時に知りたかったことその1: 社会人になるとはどういうことか。

英語に「社会人」という言葉はありません。日本特有の表現です。また、「社会人」の明確な定義もありません。

就職活動で、すでに溢れた情報を精査するのに大変な上、「社会人とは」を議論し始めると、頭の中は大変なことになると思います。

「自分で働いて生計を立てる」のが社会人というものもあれば、「主婦も社会人となる」と書いているものもあります。


私の本音を言うと、このような曖昧な言葉、なくなればいいのになぁと思います。笑

言葉自体に罪はなく、この言葉を使う人に問題がある気がします。「社会人として」「社会人になるには」などと、「社会人」がとても大袈裟に宣伝され、ハードルが上がっている気がします。

働くことの大変さや、責任の重さは、働くことによって経験して学びます。仕事を通して学ぶことさえすれば、心配しなくても、一般的に言う「社会人」になれると私は思います。


この記事を書くにあたり、社会人とは?をGoogleで調べてみました。やはり、いろんな情報が出てきました。

目についたのがこちら。
いつの情報かは分かりませんが、一般的に言う、働く上での「社会人」がここでは説明されています。

しかし、ここに書かれているのを鵜呑みにするのも少し疑問かなぁと思います。

まず、こんなに働くことに後ろ向きで、ダルそうにしている新入社員、いるんでしょうか…笑 (居るのかもしれません。笑 1ページ目の新入社員の会話を読んで、思わず笑ってしまいました。)

逆に言うと、仕事に対してこのような態度でなければ、「社会人として」大丈夫だと言えるかもしれません。ハードルが下がれば嬉しいです。笑


親に仕送りをするかしないか、生活費を入れるか入れないかは個人が決めることです。また、就職を機に都会で一人暮らしとなった場合、その余裕があるかどうかも、その人のお給料次第です。

自己管理や体調管理に関しては、確かに大切です。しかし、それは学生にも言える事だと感じます。その上、自己管理や体調管理をできていない、もしくは仕事が忙しすぎてできない「社会人」も沢山いるはずです。

大切な仕事をすることにおいて、まず大切なのは「自分自身」です。どうすれば自分を大切にできるかをしっかり学んだ人こそ、「大人」だと思います。

他にも「他人に迷惑をかけない」「常識やマナーをわきまえる」などありますが、人間ですので他人に迷惑をかけることもありますし、常識やマナーは常に変わるものだと思います。

全文を読むと「社会人」や「正社員」へのハードルが上がりそうですが、ここに書かれている事が全部完璧にできている人なんて少数派だと思います。


「社会人」という言葉に惑わされて、「私は大丈夫かな…?」と不安になるかもしれません。これは声を大にして言いたいことですが、あなたはあなたでいいんです。”Be yourself “です。

不安定や成長期。そんな時期に就職活動をする方は、余計不安定になるかもしれません。しかし、不安定や成長期は決して悪いことではありません。むしろ、そんな時期があるからこそ、自分について、社会について深く学ぶことができるんだと思います。

まずは無理をしないこと。自分を大切に。そして、就職活動をしない道もあります。また、そんな不安定で成長期な、あなたみたいな方を探している企業もあることを忘れないでください。


万が一、会社勤めを始めて「無になること」「空気になること」「自分を押し殺すこと」を始めてしまった場合は、その職場を去ることをオススメします。

周りから何を言われようが、仕事よりも自分が大切。自分がいなければ、仕事はできないから。それをどうか忘れずに覚えておいて欲しいです。


当時に知りたかったことその2: アルバイトと正社員の違いは、「時間」。

就職活動を始めると、アルバイトで頑張ったことや、アルバイトで積んだ社会経験は、正社員ほどのものではないんだ、ちっぽけなことなんだと感じることがあるかもしれません。

当たり前なことですが、アルバイトも立派なお仕事です。まずはアルバイト経験に誇りに持ってほしいです。

「社会人として」という点では、アルバイトを立派にこなしていれば問題ないと思います。正社員になるにも、問題はないはずです。

私は大学時代に塾の講師のアルバイトをしていましたが、その責任は重いものでした。責任の重さは、仕事の大きさや種類によって異なります。

「社会人だから責任をもって仕事をする」というのはよく聞きますが、アルバイトでもしっかり責任を持って働くことができていれば、問題ないはずです。


アルバイトと正社員の違い。もちろんお給料や福利厚生などもありますが、大きな違いは時間だと思います。

「…それだけ?」

それだけです。笑

いやいや、責任のある仕事だったり、ビッグプロジェクトだったり、あるでしょ?!と言われそうですが…笑


どんな仕事にも責任はあります。責任の重さは、その仕事をしている個人が感じるものです。責任の大きさは、アルバイト、正社員に関わらずあるはずです。

私自身、正社員で働いていたころは、とある企業の事務員でした。もちろん休めば同僚の方に迷惑をおかけすることは分かっていましたし、責任もありました。

事務員を退職後、カナダへ。帰国後、ある英会話スクールの非常勤講師になりました。雇用形態はアルバイトです。正社員で働いていた頃と比べると、アルバイトでも責任はこちらの方が大きく感じました。

事務員の頃は、代わりがきいたからです。しかし、非常勤講師の頃は、代わりがきかない場合がありました。

私の個人的な経験から話すと、正社員だから責任が重い、アルバイトだから責任が軽いと決めつけるのは、少し疑問が湧きます。


仕事の大きさ、経済を回す、と言う点では、正社員の人より企業家や実業家がしている気がします。笑 確かに、正社員の方が信頼があり、ビッグプロジェクトを担う機会があるかもしれませんが、これも時間です。

働く時間が長い→ 信頼が得れる→ ビッグプロジェクトに選ばれる。


就職活動で、働くことや正社員になることがとても大袈裟に宣伝され、ハードルが上がっている気がします。実際は、アルバイトの長時間バージョンです。(そうじゃない!と賛否分かれるかもしれませんが…笑 そんな方とお話ししてみたいです。笑)

「こんなところでアルバイト(仕事)できたら楽しいかも?」など、仕事や働くことを身近に考えながら、就職活動をすると良いかもしれません。


当時に知りたかったことその3: 情報の見分け方。

私がとても知りたかったことの一つに、情報の見分け方があります。

本当の情報なのか、タテマエなのか。
ブラック企業なのか、そうでないのか。

noteを始めて、この記事に出会った時、「就職活動の時に知りたかった〜」と心の底から思いました。
(イオリさん、初めまして🙇‍♀️ 勝手ながら、紹介させていただきました。)


これ以外に求人情報の見分け方は難しいです。実際に入ってみないとわからない部分が多いです。

私の個人的な経験をもとに書いているので、実際は分かりませんが、集団面接ではなく個人面接を行ってくれている企業は、就職活動をしている人に寄り添った企業が多いかなぁと感じます。

また、グループディスカッションなどを取り入れている企業も良いところが多い気がします。シャイな方には不利かもしれませんが、「ありのままの態度を見たい。同級生に対する態度を見たい。チームの貢献度をみたい。」と、企業が何を見ているかがはっきりしていました。

ありのままの態度で臨みやすいので、ミスマッチも防げる気がします。


大手企業や中小企業を無闇に怖がる必要はないです。どんな会社にも、助けを求めれば、助けてくれる人や良い人は必ずいるはずです。

また、退職も悪いことではありません。「石の上にも3年」という言葉はありますが、3年も我慢していたら、深い傷になってしまいます。

万が一、就職先で「この職場は嫌だな」「助けを求めても、親身になってくれないな」と感じたら、辞めるのも検討してみてください。



当時に知りたかったことその4: ESや面接の質問の意図。

ESを書いたり、面接を受けると、こんな質問が飛んできます。

「入社後にやりたい仕事は?」

入ったこともないのに分からないよ〜笑 と言いたいのを堪えて(笑)色々その企業について調べて、興味があるものを書きました。笑

意地悪に感じた質問もありました。

「あなたを漢字1文字で表すと?」

無理、そんなん知らん!笑 と言いたいのを堪えて、必死に考えました。考えたことは覚えていますが、自分の答えは覚えていません。笑

社会に出たこともないのに、

「あなたの得意分野は?」

仕事において何が得意かなんて…やってみないと分かりません。笑 が正直なところで、結局仕事と関係ない得意分野をとりあえず話した気がします。笑


当時知りたかったこと。
ESや面接では色々聞かれますが、結局、企業が見ているのはあなたの「人となり」です。それだけです。笑

新卒採用なので、仕事の経験や能力、即戦力は求めていません。無理に作り上げたり、話を盛ったりする必要はありません。


ある知り合いの方の就職活動の話。面接の際に「読んでいる新聞を教えてください。」というものがあったそうです。

彼女は、「新聞、読んでません。時事問題、興味ありません。」と素直に答えたそうです。面接後は「完璧に落ちたな…」と思ったそうですが、蓋を開けてビックリ、合格だったそうです。

合格理由は「素直だったから。」


面接対策は大切です。聞かれる質問の事前の準備も大切です。しかし、ウソをついたり、話を盛ったり、そんな事はしなくていいと思います。


面接に関しての追加の情報ですが、「面接官」「社長」など役職がある人全員がすごい人という訳ではありません。

「意外と普通の人だった。」もしくは、「仕事できないのに何でこの役職もらってるの?」という人も沢山います。

萎縮せずに面接を受けるのは難しいかもしれませんが、相手も「人」です。万が一、面接官が嫌な質問をしてきたり、嫌な眼差しで見てきたりした場合、辞退するのが一番だと思います。


当時に知りたかったことその5: どの社会にも暗闇は存在する。でも怖がらないでほしい。

ニュースをみると、「日本はもうダメだなぁ…」と思うことが多々あるかもしれません。

震災、コロナ、経済悪化、自殺率、男尊女卑、過労死、働き方などなど、挙げればキリがないほどです。

しかし日本だけでなく、どんな国にも、どんな社会にも悪いニュースはあります。


日本での就職活動を通して、働くことが怖くなったのは事実です。しかし、実際に働いてみると、仕事自体への恐怖は無くなりました。


与える側に回れば、必ず幸せになれる。
与えられるばかりでは、幸せは見つけ出せない。
- ジャパンハート 吉岡医師

働くことは、与える側に回ることです。与える側に回れば、必ず幸せになれる、というのは本当な気がします。


問題は「仕事」ではなく、それを取り巻く人、環境です。新入社員はやはり下に見られる傾向があり、いじめようとする人もいれば、困らせようとする人も居るかもしれません。

人を大切にできない企業は、必ずダメになると思います。人間関係などで困った場合は、環境を変える、転職する、という選択肢があることを覚えていて欲しいです。


そして、良い企業も沢山存在します。人を大切にする企業、新入社員を大切にする企業も沢山あるはずです。そんな企業に入るには、まずは自分を大切にすることから始めてみてください。

(そんな素敵な企業に入れなかった私が言うのも何ですが…笑、でも、当時は自分を大切にできていなかったのは事実です。)


まとめ

日本は残念ながら、個人が優先されるのではなく、集団が優先される社会です。家族が優先されるのではなく、企業や日本社会自体が優先される社会です。偏り過ぎず、良いバランスが取れれば良いのになぁ…と思います。

働くことはとても楽しいことなのに、新卒採用で一番下の立ち位置を迫られることが目に見えているので、就職活動したくない、働きたくない、という気持ちになるのだと思います。(良い改善方法はないか、考え中です。)

しかし、忘れて欲しくないのは、人をイジメる人ばかりではないということ。働き始めると色々な経験をしますが、イジメる人もいれば、助けてくれる人もいるはずです。

自分を大切に。そして、自分を信じて。就職活動中の方、そしてこれから就職活動を始める方にエールを送りたいです😊

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


The strongest factor 
for success is self-esteem; 
Believing you can do it, believing you deserve it, believing you will get it.

成功への最強のカギは、自尊心である。
自分はできると信じること、
自分はそれに値すると信じること、
自分はそれを必ず得るんだと信じること。







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