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こどもは子どもと共に育つ!!

以前、第三の選択肢としての学校について記事を書きました。

私が関わっているのは、大阪府の某市にあるオルタナティブスクールです。開校から1年半経ってこどもたちの活気が上がり、成長にも目を見張るものがあります。

その理由を私なりに分析してみました。
①こどもが、こどもと遊ぶ時間が増えた
…最初は大人が入らないとうまく遊べなかったこどもたち。開校日に繰り返し遊ぶ中で、こどもだけで遊び、トラブルが起こっても自分たちで解決するようになっています。みんなに声をかける。やりたい子はやる、やりたくない遊びは入らない。ルールも自分たちが楽しくなるように改変。そんな選択肢のある安心できる空間です。公立の学校を選択し直した子もいますが、遊べる友達を見つけたことが大きいようでした。人にとって気の合う友達は宝物✨
『こどもはこどもと育ち合う』まさに!
そして思いっきり身体を動かせる自分を体験することは、心身を育て、自分への信頼を取り戻せる方法のようです。

②「いや!」「私はこれをしたい!」といってもいいとわかった
…来て当初は、大人の顔色を伺う子が多く見受けられます。しかし、以前からいる子の様子を見ていると、そんなの気にしなくていいと気づいていきます。自分の気持ち、自分自身を大切にする。
そうすると、相手の気持ちもちゃんと聴ける。意見を交換しあい、すり合わせていく。何度も繰り返す中で、大人もこどもも『いいあんばい』で暮らす方法を身に着けていけます。やりすぎたり、泣かされたりすることもありますが、日々学びです。

③やってみたいことに挑戦できた、他の人に喜んでもらえた
…子どもたちに人気があるのは、料理、制作系(工作、木工、クロスステッチ、空き箱制作、アイロンビーズ、プラ板など)、虫観察、火起こしなど。今までしたことのなかったことも、他の子がやっていると面白そうと感じて興味をもつ。
料理は特に人気が高く、一緒にメニューから考えて、一緒に食べる日を作っています。家族以外の人にも「美味しい。おかわり!」と言ってもらえる喜び。
自分の得意に気づけるって本当に素敵だなと思います。

他にも折々に、「素敵カード」を相手に渡して一人ひとりまとめています。あなたのこんなところが素敵だった、こんな風に言ってもらえて嬉しかった😊二学期の終わりにそれぞれに言い合いっこすると、こどもたちは大満足。
私もこどもたちから「全力で遊んでくれるからたのしい!」「一緒におしゃべりしていると面白い」というカードをもらいました。嬉しい、ことばのプレゼント🎁

こどもたちから多くのことを学ばせてもらった1年でした。私は脳幹アプローチを学んでいるので、その子の身体の育ちに必要な遊びを分析提供しながら関わっています。長年リハビリをしてきた予測値よりも早く、こどもは適切な刺激、環境があれば育ちます。
一人ひとりの可能性を信じ、素敵な種を育ててくれる大人が増えますように。と願わずにはいられません。

来年はより活動の幅を広げます!!

お読みくださりありがとうございます。
今日も素敵な1日になりますように。
あお

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