北海道に移住してみたさ!

還暦を前に東京から北海道にUターンしました。厳冬豪雪の地で毎日気がついたこと感じたこと…

北海道に移住してみたさ!

還暦を前に東京から北海道にUターンしました。厳冬豪雪の地で毎日気がついたこと感じたことをつぶやきます。

最近の記事

移住生活Day25 『温泉とお蕎麦と豪雨』

 北海道の学生より一足早く夏休み中を満喫中の娘を幌加内町内にある温泉施設『せいわ温泉ルオント』に案内しました。先日はクルマで1時間半かけて旭岳温泉まで行きましたがここは現在の住居よりクルマで10分!湯温の違う浴槽が3つ、露天風呂とサウナがあります。冬季は雪見の岩風呂があります。ここの温泉はお湯が滑らかでしっとりしていて湯冷めしにくいという特徴があります。入浴料金は大人が500円、子供は250円。今調べてみたら東京都の銭湯の料金より安いんですね。(東京都は燃料費、地価、人件費な

    • 移住生活Day23 『旭岳温泉』

       幌加内町からクルマで1時間半のところに『旭岳』があります。北海道の最高峰で大雪山連峰を代表する山です。山の中腹から噴煙が上がっており活火山に認定されています。子供のころはこの旭岳から昇る朝日を見ながら登校していたのでこの山には特別な思いがあります。そしてもう一つ、ここ旭岳には温泉があります。旭岳温泉というのですが私が子供の頃は『勇駒別(ユコマンベツ)』と呼ばれていました。そしてここ旭岳温泉を代表する有名な宿が『湧駒荘』です。私が子供の頃よく通っていた記憶があります。何かある

      • 移住生活Day24 『初めての町立診療所』

         家族が来て気が緩んだのでしょう。風邪をひいてしまいました。喉が痛くて声が出ません。数日前から喉が少し痛かったのですがすぐに治るだろうと油断していました。町内のIP放送で『町内でコロナウィルスによる感染者が増えております』のアナウンスを聞いていたの大事をとって診療所で診てもらうことにしました。自分が感染を広げたら大変です。 朝一番で診療所に電話をすると『発熱や風邪症状の方が多くて混雑しています。午後の診察になると思います。こちらから連絡があるまで自宅待機していてください』と

        • 移住生活Day22 『家族がやってきた』

           東京に住む娘が夏休みに入り北海道に遊びに来ました。生まれてまもない頃から北海道には何度も来ています。『一番楽しみなのは何?』と尋ねたら『旭川駅のイオンの中にあるアニメイトに行くこと!』と答えてました。膝から崩れ落ちそうになりましたが子供の頃なんてこんなものでしょう。 旭川空港はまるでヨーロッパの小国にでもありそうなモダンな外観でJR旭川駅とリンクするようなデザインがが施されています。厳寒豪雪地域にある空港なので降雪に強くできています。就航率が99%で欠航が年に3、4便との

        移住生活Day25 『温泉とお蕎麦と豪雨』

          移住生活Day15 『ランチ難民』

           今日は7月の連休初日。朝からよく晴れています。おやすみの日ですが取材も兼ねて幌加内高校恒例の『幌高商店会』にやってきました。オープン前だというのにすでに100人以上が並んでいます。生徒さん達が育てたトマトで作ったジュースや焼きたてのパン、そして手打ち蕎麦などを販売するイベントです。夏と秋の2回開催です。へえー凄いなー!と感心しながら撮影していたら、早速パンが売れ切れとのアナウンス。ものすごい勢いで商品が売れていきます。トマトジュースを試飲してみたら甘くて濃厚。これならトマト

          移住生活Day15 『ランチ難民』

          移住生活Day19 『月』

              『北海道の夏の月は驚くほど低いところにある』  もう寝ようかとカーテンを閉めようと思ったら南の空に月が出ていました。半分の月よりすこしふっくらとした10日目の月です。コンパスで方位を確かめたらほぼ真南でした。え?南中高度低くない? 東京ではこんなにも低い南中高度の月を見たことがありません。子供の頃の記憶を辿ってみましたがよく思い出せません。国立天文台の『各地のこよみ』で札幌の月の見え方を調べてみたら夏の満月の頃は南中高度が18度!だそう。 東京から北に1000キロ

          移住生活Day20 『霧の町』

           朝5時ころ目が覚めました。カーテンを開けると一面霧に覆われています。これは写真撮りに行かないと!慌てて着替えてクルマに乗り込みました。ひんやりとした空気が心地よいです。そういえば旭川に住んでいた頃、夏の日の朝はこんな風だったなぁと思い出しました。旭川もここ幌加内町も周りを山に囲まれているため湿気が多く(梅雨時の東京ほどではないけれど)朝晩冷えると霧がかかるのです。幻想的です。 幌加内町では蕎麦の花が一面に咲く様子を『1年に2度雪が降る』と表現しているようです。 今日の幌

          移住生活Day20 『霧の町』

          移住生活Day17

          7月3連休の最終日は札幌の病院に入院している父のお見舞いに行きました。 幌加内町から札幌までは約140km離れているのでどうせなら色々な取材も済ませてしまおう!と思い、 ① どんぐり 江別大麻(おおあさ)店 ②江別蔦谷書店 ③三井アウトレットパーク北広島 ④江別EBRI ⑤トンデンファーム を1日で周りました。まず①の『どんぐり』は有名なパン屋さんです。私が高校卒業まで住んでいた江別市は小麦の生産で有名なところなのです。幌加内町はお蕎麦ですが実は幌加内町の蕎麦粉には江別

          移住生活Day18

                      『あれ?意外と暑い!」  暑い!と言っても30度くらいなものです。東京の気温から比べてたらまだまだ全然耐えることができます。日陰に入ると風が気持ちよいです。今日の幌加内町は日中30度近くまで気温が上がりました。北海道内陸部なので夏暑くて冬寒いのが特徴です。北海道は涼しい!と思っていると期待を裏切られます。とはいえ朝晩は20度を下回るので少し肌寒いほどです。慣れていないと寒暖差で体調を崩しやすいかもしれません。人間って生まれてから3歳〜5歳くらいまでに

          移住生活Day7

           今日は幌加内高校にフォトコンテストの打ち合わせに行ってきました。 幌加内高校は立派な木造校舎でステンドグラスが装飾されており荘厳な雰囲気さえあります。そういえば自分も高校生になってから本格的に写真を始めたっけ。しばし思い出に浸っていました。 自分が15,6歳の頃、意味もなくモヤモヤして行き場のないエネルギーが爆発してしまいそうになっていたのですが写真と出会い『言葉にできない切ない思い』を写真にぶつけることで心のバランスを取っていたような気がします。勉強そっちのけで夢中にな

          移住生活Day6

           移住してきて一週間経ちました。ここ幌加内町の方々は皆さんいろいろと親切にしてくださるので困ることはほとんどありません。町役場を中心に病院、図書館、駐在所などすべて徒歩圏内で行けるコンパクトな作りです。 こちらに来る前「もし急病になったら救急車はどこから来るのだろう?」と心配していましたが現在住んでいるアパートのすぐ近くに立派な消防署がありました。冬になると雪も心配でしたが除雪システムがしっかりしているらしく隣の旭川市より冬はクルマの運転がしやすいとのこと。昔からの豪雪地帯な

          移住生活Day5

           ここ幌加内町は今日も風が吹いています。草花が風になびいてゆらゆらしています。そんな些細なことに気が付くことができるようになりました。東京で暮らしていた時は心に余裕が足りていなかったような気がします。 スイスのバーゼルという町に滞在したことがあります。この町で働く人達はみなお昼になると自宅へ戻ってお昼ご飯を食べそして午後再びオフィスに戻ってくるといった感じです。ここ幌加内町でも同じです。私もそれにならいランチは自宅に帰ってお蕎麦を食べています。蕎麦の生産日本一の町ですから町

          移住生活Day4

             『北海道弁』 怒涛の初日を終え疲れたのかぐっすり眠っていたようです。朝4時には目が覚めてしまいました。しかしもうすでに外はかなり明るく北国の夏だなーと思いました。本日から通常業務に入ります。広報誌の撮影、町公式SNSの立ち上げ、リニューアルなどを担当します。早速、保育園に撮影に行くことになりました。園児たちにお米でできたお皿がプレゼントされるとのこと。みんな何が始まるんだろうと興味津々です。園児のひとりにお皿が手渡されました。お皿に描かれていたキャラクターを見て一言「

          移住生活Day3

           今日から幌加内町で地域おこし協力隊として働き始めました。町長から任命書を手渡され正式に幌加内町嘱託職員となりました。 役場内の各部署、町議会、駐在所、消防署、町営病院などの方々へご挨拶を済ませ午後は幌加内町の北部にある朱鞠内支所に行きました。ここ幌加内町は南北に直線距離でおおよそ50km以上あります。なので端から端までクルマ移動してもゆうに1時間以上かかる広大な町なのです。 朱鞠内湖は人造湖としては日本一の面積です。おぼろげな記憶ながら子供の頃に一度だけ来たことがあります

          移住生活 Day2

           明日の「地域おこし協力隊」の就任式にむけて準備しています。 着慣れないスーツに袖を通して挨拶文を確認します。 フリーランスフォトグラファーとして仕事していた時とは180度違う世界でワクワクします。

          移住生活Day1

           記念すべき移住生活1日目は札幌で入院している父に会いに行くことにしました。幌加内町から札幌までは約140km 離れているので往復すると約300kmです。昨日、ふと旭川の大型スーパーまで買い物に行ったら往復約90kmでした。本当にスケールが違いすぎます。新車の状態で納車されたスイフトは購入から60時間で走行距離1000kmを超えました。 父の見舞いの後は地元の友人に幌加内町のお蕎麦を持って挨拶に行き40年ぶりに道民に復帰したことを伝えました。途中リサーチも兼ねて江別蔦屋書店