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オセアニア市場:経済指標は強弱入り混じる、豪ドルとNZドルは堅調を維持 24/8/29

Yan氏で~す。
インパクト!!!

では今日の相場のダイジェストですね
忙しい人はダイジェストだけ見てください

  • ニュージーランドの雇用指標は、総収入の増加や一部の産業での雇用増加が見られるものの、全体的には雇用市場の減速が鮮明になっている。特に若年層の雇用減少や主要産業・都市での雇用低迷は懸念材料。

  • ニュージーランドの企業信頼感は、金利低下と景気回復への期待を背景に、過去10年間で最高水準に急上昇。しかし、現在の活動は依然として弱く、この楽観的な見方が持続し、実際のビジネス活動に良い影響を与えるかどうかは今後の指標次第。

  • 豪ドルは市場予想を上回った7月の消費者物価指数(CPI)が引き続き支援材料となり、豪準備銀行の利下げ可能性は低いとされている。

  • オーストラリアの民間新規設備投資は、全体としては前期比でわずかに減少したが、設備・プラント・機械類への投資は増加。鉱業部門は引き続き堅調な投資を続けているが、非鉱業部門、特に製造業における投資の減少が懸念される。

個人的な感想

  • ニュージーランドの雇用指標は、総収入の増加という明るい材料がある一方で、若年層の雇用減少や主要産業での雇用低迷など、懸念される点も多い。企業信頼感の上昇はポジティブだが、実体経済との乖離が懸念される。

  • 豪ドルは、CPIの上振れや設備投資の増加など、ポジティブな材料が多いものの、市場の反応はまちまちで、今後の動向を見極める必要がある。

  • 全体的に、経済指標は強弱入り混じった内容であり、市場は方向感を見出しにくい状況にある。

まぁ月末ですからね。無理をしなくてもいいのでは、乳製品の動向マジックが落ち着いているのも考えるとNZDの強さには陰りが見えます

ダイジェストは以上です

ここからは本文です

まずは最初にお詫びです
昨日、ニュージーランドの指標はないと書きましたがありましたね
今日と勘違いしていました。なぜ気が付いたかというと
ユーちぇるさんのメンバーシップ動画で珍しくNZDの話をしたのとYEN蔵さんの朝会で、「え、日付間違えた」って感じでした
 インベストドットコムにない指標なので、致し方ないとはいえ、毎月見ているので気が付かないといけないですね

ではさっそくニュージーランドからです

まずは昨日私が忘れた指標ですね
雇用指標です(汗)けっこう重要ですね。
2024/8/28

2024年7月のニュージーランド雇用指標:主なポイント

雇用状況の概況

  • 充足求人数は減少: 2024年7月の季節調整済み充足求人数は、前月比0.1%減少し、237万人に。前年同月比では0.5%の減少。

  • 産業別: 医療・社会扶助分野で増加が目立つ一方、管理・サポートサービス、建設業、宿泊・飲食サービス、小売業で減少。

  • 地域別: オークランド、ウェリントンで減少。カンタベリー、ノースランドで増加。

  • 性別・年齢別: 男性、女性の両方で減少。特に15~29歳の若年層で減少幅が大きい。

総収入

  • 総収入は増加: 2024年7月の発生ベースの実際の総収益は、前年同月比で増加。

総収入の増加は明るい材料ですが、雇用状況の悪化を相殺するには十分とは言えません。したがって、全体として、この内容はニュージーランドの雇用市場の減速を示唆しており、楽観視できる状況ではないと考えられます

次は雇用指標です

2024年7月のニュージーランド雇用指標:概況

雇用状況は全体的に減速傾向

  • 充足求人数の減少: 2023年7月と比較して、2024年7月の充足求人数は全体で0.5%減少。

  • 若年層の雇用減少: 15歳から29歳までの若年層で特に減少が顕著。

  • 産業別: 医療・社会扶助分野での増加はあるものの、建設業、宿泊・飲食サービス、小売業など幅広い産業で減少。

  • 地域別: 主要都市であるオークランド、ウェリントンで減少。

明るい兆候

  • 総収入の増加: 2024年7月の総収入は前年同月比で増加。

  • 医療・社会扶助分野の雇用増加: 医療・社会扶助分野では4.5%の増加が見られた。

結論

総収入の増加や一部分野での雇用増加といった明るい兆候はあるものの、全体的には雇用市場の減速が鮮明になっています。特に若年層の雇用減少や主要産業・都市での雇用低迷は懸念材料です。

グラフからも、2022年後半から雇用増加のペースが鈍化し、2023年後半からは減少傾向に転じていることがわかります。

今後の動向は、経済全体の回復力やインフレ抑制策の効果に左右されるため、引き続き注視が必要です。

全体的には雇用市場の減速が鮮明になっており、特に若年層の雇用減少や主要産業・都市での雇用低迷は、経済にとって懸念材料です。総収入の増加や医療・社会扶助分野での雇用増加といった明るい側面もありますが、それだけでは雇用市場全体の悪化を覆すほどのポジティブな要素とは言えません。

したがって、全体として見れば、2024年7月のニュージーランド雇用指標は、今後の経済動向に注意が必要な内容を示していると解釈できます。


次です
ニュージーランド ANZ企業景況感指数

2024年7月のニュージーランド雇用指標:若年層を中心に雇用減少

全体的な傾向

  • 全年齢層で雇用減少: 2024年7月の季節調整済み充足求人数は、前月比0.1%減少し、全年齢層で減少が見られた。特に15歳から34歳の若年層で減少が顕著。

  • 2023年8月以降、15〜24歳の求人数は減少傾向: 25〜34歳も2024年5月から減少開始。

  • 企業の労働力需要は過去1年間で弱まっている: 労働市場の需給変化の影響を最も受けるのは若年層。

若年層の雇用減少の要因

  • 接客業の雇用減少: 2023年7月時点で、15歳から34歳の全就業人口の3分の1は、小売業、宿泊・飲食サービス業、建設業に従事していたが、これらの業界で就業人口が大幅に減少。

  • 特に減少が大きかった業界: 宿泊・飲食サービス業、建設業、管理・サポートサービス部門。

背景

  • 失業率は4.6%: 比較的低い水準だが、若年層の未活用を示唆。

  • 年間純移民数の減少: 若者の海外流出増加を示唆。

結論

2024年7月のニュージーランド雇用指標は、若年層を中心に雇用状況が悪化していることを示しています。特に、接客業における雇用減少が大きく影響しています。

グラフからも、若年層(15〜34歳)の雇用減少傾向が顕著であり、35歳以上の年齢層と比較して減少幅が大きいことがわかります。

企業の労働力需要の低下、若年層の未活用、若者の海外流出増加などが、若年層の雇用状況悪化の背景にあると考えられます。

あまり良くない指標が3つも出ていたのに、NZDはまぁまか踏ん張っているように見えました。

ここまでが昨日の補足です

今日の分です
 ANZ 24/8/29

2024年8月

企業信頼感は8月に23ポイント上昇して+51となり、10年ぶりの高水準となった。予想自社活動は21ポイント上昇して+37となり、7年ぶりの高水準となった。経験自社活動はわずか1ポイント上昇して-21となり、依然として非常に弱い。信頼感と経済活動への期待(雇用と投資の意向を含む)の大幅な上昇は、8 月初旬に集められた回答ですでに明らかでした。中央銀行が OCR を引き下げた後に寄せられた回答の約 3 分の 1 では、結果に大きな変化はありませんでした。価格設定意向は3ポイント上昇し、今後3か月以内に価格を引き上げようとする企業は純で41%となった。値上げ幅は1.4%から1.6%に上昇した。インフレ期待は3.2%から2.9%に低下し、2021年7月以来初めて3%を下回った。

そのまま載せています、でPDFもあったのでそちらはまとめたものをのせます
 分析が完了しました

分析が完了しました

  • ドキュメントの読み込み

    1. 回答の完成

8月のANZビジネス見通し調査の概要

ビジネス信頼感の高まり

  • ビジネス信頼感は+51ポイントと過去10年間で最高を記録しました。これは、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が公定歩合を引き下げる前の7月初旬からすでに上昇傾向にありました。

  • 自社活動への期待も+37ポイントと7年ぶりの高水準となり、特にサービス業と小売業で顕著でした。

  • 建設業は、現在の活動は依然として弱いものの、将来への楽観的な見方が大きく増加しました。

  • 製造業は、活動、雇用、投資意欲において全体的に楽観的な見通しを示しました。

インフレと価格設定

  • 価格設定意図は上昇し、今後3ヶ月間で41%の企業が値上げを予定しています。

  • インフレ期待は**2.9%**に低下し、2021年7月以来初めて3%を下回りました。

  • 企業の予想価格上昇幅は1.4%から**1.6%**に上昇しました。特に製造業は2.7%と、2023年6月以来の高水準となっています。

  • 予想される平均コスト上昇幅は**2.5%**で安定しており、建設業が最も低く、農業が最も高いと予想されています。

賃金と雇用

  • 過去1年間の賃金上昇率は3.8%から**3.3%**に低下しました。

  • 今後12ヶ月間の自社賃金上昇率の見通しは**2.7%**で変化ありません。

  • 雇用意欲は改善し、特に製造業が好調です。現在、農業だけが雇用意欲がマイナスのセクターとなっています。

総合的な見通し

  • 全体として、多くの企業にとって状況は依然として厳しいものの、改善の兆しが見られます。

  • 金利低下は、企業の楽観的な見方に寄与している可能性があります。

  • 今後の動向を評価するためには、住宅市場、求人広告、PMI、PSI新規受注、カード取引などの指標を注視する必要があります。

  • 金融緩和のペースは、経済データ次第で変化する可能性があります。

結論

8月のANZビジネス見通し調査は、ニュージーランド企業の信頼感と将来の活動への期待が大幅に改善したことを示しています。ただし、現在の活動は依然として弱いため、この楽観的な見方が持続し、実際のビジネス活動に良い影響を与えるかどうかは今後の指標次第と言えるでしょう。

あんだよ、期待してみていたのですが、良ければ良いし、悪ければ悪いってことですね(笑)

今日の指標は以上です。
では地元ニュースへ

RNZ 8/29
昨日の工場閉鎖の続きですが、そんなに大きな話題なのかと思ったのですが、どうやら全土に広がる勢いみたいです

ウィンストン・パルプ・インターナショナルは、電力卸売価格の高騰を理由にニュージーランドでの事業閉鎖を検討しており、230人の雇用が失われる可能性がある。ウィンストンは電力会社マーキュリーとの契約価格がスポット価格よりも大幅に低かったと主張するが、マーキュリーはこれを否定し、ウィンストンに新たな契約を提示したと述べている。ウィンストンはマーキュリーの提案を拒否し、マーキュリーが提示した価格はリオ・ティントが享受している価格の2倍以上だと主張している。

政府は、卸売電力価格の高騰で苦境に立たされている企業を支援する方法を議論するために会合を開いている。シェーン・ジョーンズ資源大臣は、大手電力会社が不当利得を狙っていると非難し、リオ・ティントと同等の条件を製造業者にも提示するよう求めている。

では次です
これはイタイのではないかと
RNZ 8/29

ニュージーランド航空は、経済の低迷、航空機の最新化とエンジンの可用性、米国市場での厳しい競争などの「逆風」に直面し、6月までの1年間の基礎利益が半分以下に減少したと発表しました。
 フォランCEOは、状況は今後6か月も同様だが、その後は利益が回復すると予想していると述べました。同社は、将来的にはインドへの新路線開拓や欧州への復帰に関心を示していますが、エンジン供給問題が解決され、新型航空機が導入されるまでは拡張は難しいとしています。また、運賃が高すぎるという批判に対しては、平均運賃は1年前より下がっていると反論し、需要と供給によって価格が決まると説明しました。

さらに、同社は最近、2030年の気候目標達成を断念しましたが、フォラン氏は目標はまだ検討中であり、取り組みはこれまで以上に強化されていると述べました。

国内では企業が苦しんでいるように見えます

次の記事なのですが、指標自体の内容はあまりよくないのですが数値的には回復しているので、このタイトルのようです
RNZ 8/29

金利低下により企業信頼感が10年ぶりの高水準に

  • 企業の信頼感は金利低下と景気回復への期待を背景に、過去10年間で最高水準に急上昇。

  • 多くの企業にとって状況は上向きつつあるが、今後の景気回復を期待するハードルは低い。

  • 値上げを計画する企業が増えているが、全体的なインフレ期待は低下。

  • 調査では、企業が利益の増加を期待し、さらなる投資を計画し、従業員を維持、さらには雇用する見通しであることが示された。

  • 建設部門の景況感は依然として弱い。

まとめ

ニュージーランドの企業信頼感は、金利低下と景気回復への期待を背景に、過去10年間で最高水準に急上昇しました。企業は利益の増加を期待し、さらなる投資を計画し、従業員を維持、さらには雇用する見通しを示しています。ただし、今後の景気回復を期待するハードルは低く、建設部門の景況感は依然として弱い状態です。インフレ指標はまちまちで、値上げを見込む企業が増えているものの、全体的なインフレ期待は低下しています。

専門家の見解

ANZチーフエコノミストのシャロン・ゾルナー氏は、この高揚感が持続し、経営判断に反映されるかどうか判断するのは時期尚早だと述べています。RBNZも同様に、今後のデータ次第で金利の引き下げスピードを判断するとしています。

今後の展望

企業信頼感の高まりが持続し、実際の経済活動に反映されるかどうかに注目が集まります。住宅オークションの成約率、求人広告、PMI(製造業)およびPSI(サービス業)新規受注、カード取引などの指標が今後の動向を示す鍵となるでしょう。

これの話なのですが、これだけみると良いのですが、実際には悪い状況であるという認識が必要です。
また、ANZチーフエコノミストのシャロン氏は2月の時点では超タカ派で、今回はハト派です。中立というか、時節を見ているといえば見ているのでしょうが、当たる当たらないは難しいと思います。
 
ヘラルドも同じような記事でしたので

では今日の、全脂粉乳先物情報です
Dairv herd 24/8/29

酪農家は牛肉生産にも力を入れ、それが経営に大きな付加価値をもたらしている。子牛の高値取引がこれを後押ししており、生産者は交配種の選択を重視している。専門家は、酪農家が牛肉生産プログラムに使用する精液を選択する際に考慮すべき3つの点を強調している。

  1. 業界動向の理解: 市場と消費者の需要に合わせて交配プログラムを調整する。遺伝コンサルタントや交配決定ツールを活用し、情報に基づいた決定を下す。

  2. 計画を立てる: 農場の目標に合わせて交配の決定を行う。牛乳生産、繁殖率、牛肉特性など、重視する目標に応じて精液を選択する。

  3. 特性を評価する: 母牛と父牛の特性を評価し、交配に最適な組み合わせを選択する。繁殖技術の進歩により、牛の精液使用による牛乳生産への悪影響は少なくなっている。

これらの点を考慮することで、酪農家は交雑子牛の価値を最大化し、乳牛プログラム全体の収益向上を図ることができる。

と、相場にはまったく関係のない記事しかない。

では先物です

全脂粉乳 先物

今日は陰線でニュージーランドは弱くなるはずですが、横ばいと考えていいのでしょうね。
月末要因ではないかと

ニュージーランドは以上です


続いてはオーストラリアです

まずは指標から

24/8/29 経済指標

って3つあるのですが、民間新規設備投資だけにします

オーストラリア民間新規設備投資・支出予測(2024年6月期)について解説します。

概要

オーストラリア統計局(ABS)が発表した2024年6月期の民間新規設備投資・支出予測の主なポイントは次の通りです。

  • 総新規設備投資額は前期比0.3%減少

  • 建物・構築物は2.5%減少

  • 設備・プラント・機械類は2.1%増加

  • 2022-23年度の第3次予測は1464億豪ドルで、第2次予測より11.7%上方修正

詳細

  • 総新規設備投資額: 季節調整済み実質ベースでは前期比0.3%の減少となりました。これは、主に非鉱業部門における支出の減少によるものです。鉱業部門では支出が増加しましたが、全体的な減少を相殺するには至りませんでした。

  • 資産別:

    • 建物・構築物: 前期比2.5%減少しました。これは、主に非鉱業部門における支出の減少によるものです。鉱業部門では支出が増加しましたが、全体的な減少を相殺するには至りませんでした。

    • 設備・プラント・機械類: 前期比2.1%増加しました。これは、鉱業および非鉱業部門の両方で支出が増加したためです。

  • 産業別:

    • 鉱業: 鉱業部門の新規設備投資額は前期比6.4%増加しました。これは、主に鉄鉱石およびその他の金属鉱石の採掘における支出の増加によるものです。

    • 製造業: 製造業の新規設備投資額は前期比4.5%減少しました。これは、主に石油・石炭製品製造業および食品製造業における支出の減少によるものです。

    • その他サービス業: その他サービス業の新規設備投資額は前期比0.5%減少しました。これは、主に輸送・郵便・倉庫業における支出の減少によるものです。

  • 2022-23年度予測: 2022-23年度の総新規設備投資額の第3次予測は1464億豪ドルで、第2次予測より11.7%上方修正されました。これは、主に鉱業部門における支出の上方修正によるものです。

結論

2024年6月期のオーストラリアの民間新規設備投資は、全体としては前期比でわずかに減少しましたが、設備・プラント・機械類への投資は増加しました。鉱業部門は引き続き堅調な投資を続けていますが、非鉱業部門、特に製造業における投資の減少が懸念されます。

今後の展望

2022-23年度の設備投資額予測の上方修正は、オーストラリア経済にとってポジティブな兆候です。しかし、世界経済の減速や国内の金利上昇など、先行きには不確実性も残されています。今後の設備投資動向を注視していく必要があります。

ご注意

  • 上記の情報は、2024年6月期に関するものです。


これなんですが、数字上は悪い内容になりますが、読んで見ると
この内容自体は思ったほど悪くないと解釈できる部分が多いです。

特に注目すべきは、

  • 2022-23年度の設備投資額予測の上方修正: これは企業の投資意欲が依然として高いことを示唆しており、経済成長への期待感を高めます。

  • 設備・プラント・機械類への投資増加: これは、企業が生産能力の拡大や効率化を目指していることを示しており、将来の経済成長に貢献する可能性があります。

  • 鉱業部門の堅調な投資: 資源輸出に依存するオーストラリア経済にとって、鉱業部門の投資増加はプラス材料です。

しかし、いくつかの懸念点も存在します。

  • 総新規設備投資額の減少: 前期比で減少していることは、企業の慎重姿勢を示唆している可能性があります。

  • 非鉱業部門、特に製造業における投資の減少: これは、国内経済の基盤を支える製造業の停滞を意味し、今後の成長に影を落とす可能性があります。

  • 世界経済の減速や国内の金利上昇: これらの外部要因は、企業の投資意欲を冷え込ませ、設備投資の減少につながる可能性があります。

総合的な評価

したがって、今回の設備投資データは、良い面と悪い面が混在していると言えます。楽観視はできませんが、悲観するほどでもないという微妙な状況です。

市場への影響

市場は、このデータをどのように解釈するでしょうか?

  • ポジティブな解釈:

    • 2022-23年度予測の上方修正や設備投資の増加に注目し、豪ドル買い材料と捉える可能性があります。

    • 特に、鉱業部門の堅調な投資は、資源価格の上昇期待につながり、豪ドルをさらに押し上げる可能性があります。

  • ネガティブな解釈:

    • 総新規設備投資額の減少や非鉱業部門の投資減少に注目し、豪ドル売り材料と捉える可能性があります。

    • 世界経済の減速や金利上昇懸念も、豪ドル安を後押しする可能性があります。

結論

今回のデータは、市場に中立的な影響を与える可能性が高いと考えられます。しかし、他の経済指標や市場心理によっては、豪ドルがどちらかに大きく振れる可能性も否定できません。今後の動向を注意深く見守る必要があります。

ご参考

市場の反応は、投資家の心理や他の経済指標との兼ね合いによって大きく左右されます。特に、明日発表されるCPIの結果は、市場のセンチメントを大きく変える可能性があります。CPIの結果と合わせて、市場の反応を注意深く観察していくことが重要です。

やはり、CPIなのですね。となると昨日CPIの過剰反応だと思っていたのはまんざらではないのですね

では国内のニュースへ行きます

 ABCニュース 8/29

マウント・アイザの銅精錬所閉鎖危機と地域経済の未来

オーストラリアの銅の街として知られるマウント・アイザは、グレンコア社の銅鉱山閉鎖決定により、地域経済の危機に直面しています。

  • 銅精錬所の重要性: 銅精錬所は、地域全体の雇用を支える重要な産業であり、その閉鎖は地域経済に甚大な影響を与える可能性があります。

  • 鉱山閉鎖の理由: グレンコア社は、採掘可能な鉱石が経済的に採算が取れない深さに達したため、鉱山を閉鎖すると発表しました。

  • 製錬所の存続問題: 鉱山閉鎖後も製錬所を2030年まで稼働させるには、政府の継続的な支援が必要です。しかし、他の銅採掘プロジェクトの生産開始には時間がかかり、製錬所の操業継続は不透明です。

  • カッター氏の法案: カッター氏は、グレンコア社に採掘権を他の企業に入札させる法案を提出しましたが、グレンコア社は反対しています。

  • 新たな鉱山開発: 州政府は、新たな鉱山開発を支援することで、地域経済の活性化を図ろうとしています。しかし、開発には時間がかかり、短期的な雇用創出は難しい状況です。

  • 地域経済への影響: 鉱山閉鎖は、マウント・アイザだけでなく、周辺地域にも大きな影響を与える可能性があります。熟練労働者の流出を防ぎ、新たな産業を育成することが課題です。

議会委員会は11月1日に報告書を提出する予定ですが、マウント・アイザの未来は不透明なままです。地域経済の活性化と雇用確保に向けた取り組みが急務となっています。

この鉱山規模だと、市場への影響はゼロではないと思いますが、影響は少ないと言えます。問題は地元雇用の問題です。関連を含めると倍以上になるのではないかと思います。11月1日の議会ですね。前にもようなお話がありましたね。採算コストなのか、その当りが問題ではないでしょうか?


この国も電気で苦しんでいたのですね
ABCニュース 8/29

オーストラリア最大の電力システムを支える機関であるAEMOは、電力不足のリスクに関する警告を縮小したが、主要な発電・送電プロジェクトの遅延が依然として東部諸州全体の信頼性を脅かす可能性があると述べた。 AEMOは、5.7ギガワットの新発電・蓄電開発の進展により、近年と比べて見通しが「改善」したと述べた。 しかし、AEMOは、家庭や企業が屋根に太陽光発電装置を設置し続けているものの、これによって「極度の暑さの際のピーク需要の規模」が下がる傾向にはないと指摘した。 AEMOの最高経営責任者ダニエル・ウェスターマン氏は、システムに対する当面の圧力は緩和されたと述べた。 それにもかかわらず、ウェスターマン氏は、新たな発電・送電プロジェクトが予定通りに完了することが「極めて重要」であると主張した。 AEMOは、短期的なリスクに備えるため、小売業者に対し、2年に1度の需要ピークに対応できるだけの供給を確保するよう義務付けるよう求めると述べた。 グローバル・ロームの市場アナリスト、ダン・リー氏は、AEMOの予測(電力機会見通し、ESOOとして知られる)は慎重に扱う必要があると述べた。 クリーンエネルギーコンサルタント会社ネクサ・アドバイザリーは、AEMOの見通しは電力利用者にとって「安心」の源になるはずだと述べた。

改善です。電気に悩まなくてよいということです
オーストラリアにはかなりのプラスです


では続いて ASXのタイムラインです

本日のオーストラリア市場では、エネルギー、消費者、公益事業セクターの下落を受けてASX200が下落した。一方、中国の需要改善への期待から鉄鉱石価格は上昇した。 日経平均は、エヌビディアの見通しが一部投資家を満足させなかったことを受けて、テクノロジー株が下落したため、横ばいで推移した。 個別銘柄では、マクファーソンズが通期損失拡大で下落し、ベガチーズは黒字回復後急上昇した。サザンクロスメディアは収益と利益の減少を経験し、ミネラル・リソーシズは、年度業績と見通しが弱く、3年ぶりの安値に迫った。 また、コモンウェルス銀行のマット・カミンCEOはグリーン党の「ロビンフッド」税構想を批判し、デジタル決済のコストについて説明した。カンタス航空のヴァネッサ・ハドソンCEOは、同航空会社の利益結果について、競合する目標間の適切なバランスを取ることが重要だと説明した。 ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイの時価総額が1兆ドルを突破したことも注目された。 ウェスファーマーズは3.7%増の25億ドルの利益を記録した。 現在、コモンウェルス銀行のマット・カミンCEOがキャンベラで国会議員らとの演説を行っており、住宅ローン業者への変動報酬制度の復活に対する批判に答えている。 全体として、市場は下落傾向にあり、投資家は慎重な姿勢を見せている。

特に注目すべきニュース:

  • ASX200は下落

  • 中国の需要改善への期待から鉄鉱石価格は上昇

  • 日経平均は横ばい

  • マクファーソンズが通期損失拡大で下落

  • ベガチーズは黒字回復後急上昇

  • サザンクロスメディアは収益と利益の減少を経験

  • ミネラル・リソーシズは、年度業績と見通しが弱く、3年ぶりの安値に迫る

  • コモンウェルス銀行のマット・カミンCEOがグリーン党の「ロビンフッド」税構想を批判

  • カンタス航空のヴァネッサ・ハドソンCEOが同航空会社の利益結果について説明

  • ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイの時価総額が1兆ドルを突破

  • ウェスファーマーズは3.7%増の25億ドルの利益を記録

  • コモンウェルス銀行のマット・カミンCEOが住宅ローン業者への変動報酬制度の復活に対する批判に答えている

また、微妙な内容が多いですね。他国の話題も乗っているのですね。

下落の内容ってことは本来ならリスクオフ的な内容ですが、
今日はオセアニア通貨が強いです

 月末でなければ、リスクオンです
ばらばらな相場観。いやですね

ではシドニー概況です

オセアニア外国為替市場では、豪ドルとNZドルが堅調に推移。豪ドルは0.6793米ドル、NZドルは0.6286米ドルと直近の高値を更新。豪ドルは市場予想を上回った7月の消費者物価指数(CPI)が引き続き支援材料となり、豪準備銀行の利下げ可能性は低いとされている。大手銀4行のうち、CBAは早ければ11月にも利下げが実施されるとみているが、他の銀行は来年以降と予想している。HSBCのオーストラリア経済責任者は、来年の第2・四半期まで利下げはないとの見方を示した。

利下げ期待が毎日コロコロを変わりますね。それほど、予測が出来ていないということです。
 もっとダイナミックに荒れてほしいと思うのは私だけではないと思います

そんな感じです

あとがきです
 もう少し時間があれば、ユーロをやりたいのですね。メンドクサイけど、やはり面白いと思うのです。
あとは、サロン生は、限定ライブでもよろしくお願いいたします。
短めですが

以上です

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