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クラスの算数の平均点を上げる方法!算数がわかると学校が楽しくなる、かも

算数はみなさん得意でしたか?

ぼくはどちらかというと得意でした

教師となって
算数を教えることは
かなり大変です

まず、苦手な子が非常に多いです

また、苦手意識を持ち嫌いだと思う子も
非常に多い教科です

しかし、その嫌われている算数は
基本的に毎日1時間あり、
義務教育の9年間でずっと
つきまとってきます

しかも、その9年間の間に
一度でもつまづくと
それからずっとわからなかったり
難しく感じたりします

そうなると毎日1時間ある算数の授業が
苦痛になると
ストレスがたまったり
授業を参加しなくなって飛び出したり
学校に行きたくなくなったりするなど
問題行動につながっていきます

算数の授業になると
毎時間のようにトイレに行ったり
保健室に行ったりする子もいます

算数がわかる!できる!と実感させる、
テストで点数をとり、自信を
つけることは学校を
安心の場にするために
必要なことだと思っています

ぼくが担任してきた子も
算数を嫌がっていた子が
少し算数をできるようになると
表情が明るくなっていったこともあります

学力保障は
学校を安心させるために必要なことだと
思います

そんなことわかってる!と
思いながらも算数を教えることは
かなり難しいです

19が1増えると何になるのか
わからない

時計の長い針が
6の時に何分なのか
わからない

九九がわからない

大人からすると当たり前に感じることすら
わからない子たちと

塾で一年生でも割り算を習っている

教科書読めばすぐ理解する

そんな学力が高い子が混じった

集団で先生が基本的に1人で
教えなければならないからです

そして学習内容がかなり
詰め込んでいるため
わからない子たちのために
足踏みすることもできません

簡単な問題ばかりしていると
学力の高い子たちは飽きてしまいます

そのため、わかっている子たちだけで
どんどん進んでいく算数の授業に
なってしまいます

そのためにも
算数の平均点を上げなければいけません

今回はぼくが実践体験
聞いてきた話や教えてもらったことなどから
いくつかの方法を書きたいと思います

①ミニ先生を作り、教え合う授業にする
学力の高い子たち理解している子たちに
ミニ先生になってもらい教えさせることです

教える側は理解していないと
正確に教えることができません
そのため、できている子たちにとっても
いい学習になります

懸念点もあります
クラスとして学習に向き合う環境でなければ
邪魔をしたり、遊んだりする子がでたり
上下関係ができてしまったりすることが
あります

あくまで得意科目としての
ミニ先生であることの確認や
学習に向き合う環境を整えておく
必要があります

②理解していない子たちを
休み時間放課後に一緒に復習する

45分の授業で1人の先生が
学力差のある集団の
全ての子をみきることは難しいです

そのため、授業で理解できていない子には
他の時間で復習して個別に教えます

一対一対応だと理解も早いです

これの懸念点は
先生の時間がなくなることです😓

③家庭をまきこむ

理解できていない子の家庭に連絡し
家庭での復習をお願いします

保護者は自分の子と一対一で
教えることも時間をかけることも
しやすいです

この方法は
しっかりした家庭であればあるほど
有効的です
保護者は自分の子が
他の子と比べて
理解できているのか
把握するのは難しいです

②の方法と重ねて
一緒に休み時間にしたのですが、、と伝え
家庭でさらに復習お願いしますと
するとたいていの保護者は協力してくださります

算数困ってるみたいです
家庭でも復習一緒にしてあげてください

と伝えるだけであれば
電話で二、三分で終わります

懸念点は
ネグレクト傾向や学習に対して
関心のない家庭だと響きません

また、先生の授業が悪いのではと
思われている時は
責任転嫁のように
受け取られてしまうかもしれません

④理解具合定着具合に応じた問題をさせる

宿題などみんな同じ問題である必要は
ありません

九九がわからない子に割り算をさせても
不可能です

九九がわからないのであれば
九九から復習するような宿題にすれば
いいのです

授業でも同じです
苦手な子と得意な子の目標点数は
違って当たり前です

苦手な子が簡単な問題だけでも
解けるようになれば十分です

懸念点は
子どもたちもプライドがあります
いまさら去年の勉強できるかと
やらない子もいます

その子たちにやる気を出させることが重要です

⑤簡単な問題からできた!を実感させる

授業のはじめには
復習をすることがあります

その時できるだけ簡単な問題にしたり
ステップを下げた発問を出したりしてあげます

懸念点は
学力の高い子が飽きない程度にしか
できません

⑥算数のゲームで必然的に算数を使わせる

二年生だと九九関門など
九九が言えたら通れる道を作るなど

九九が使ったクイズ、ゲームなどを
することです

なぜ算数を学ぶのか、どう活用できるのかを
学ぶこともできるので
楽しみながら意欲を高めることができます

懸念点は
時間をとりづらいことや
全ての算数の単元で考えることが
大変です


他にもまだ方法があります
ぼくが知らない方法もたくさんあると思います

平均点をあげる完璧な方法は
ありません

子どもの実態やクラスの様子
学校の状況

様々なことを踏まえて何が一番
ベストかベターなのか
考えて実践することが
大事です

子どもが安心して学校に来れるように
がんばりましょう

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