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想いを集める。未来を繋ぐ。大学生の瀬戸芸創造プロジェクト。絵描きのノクマン後編

※この小説を読む前に

こちらの記事でこのSFができるまでの過程が描かれているので、ぜひ読んでください!読んでいただくとより作品が楽しめるかと思います!

また、今回の挿絵も、AI画像生成サービスのMidjourneyで作成しているので、そこもぜひ楽しんでください。

この記事は後編となっています!前編はこちらから!

小説「絵描きのノクマン」

 永井は昏睡状態にあるピーターの記憶をノクマンに移植し、ピーターを復活させようとした。​

​風呂井が止めようとしたが永井は逆上し、風呂井を注射して眠らせる。 ​

​その間に、機械によって風呂井の記憶を抜き取った。その後、記憶を失った状態で目を覚ました風呂井は、記憶喪失だと信じ込み、自分が何をしたのか全く覚えていなかった。もちろんノクマンのことも。​
一方、ノクマンは、ピーター復活のために自分が利用されたことに怒りを覚え、永井に対して復讐を考えるようになる。​それと同時に、自分のことを忘れてしまった風呂井を目の当たりにし、風呂井に対して感じたことのない気持ちを抱くようになった。​

A boy who learned to be angry and attached at the same time, digital illust
Midjourneyで作成

今まで風呂井と過ごしてきた時間、風呂井が自分に注いでくれた愛情を思い返し、今まで感じたことのない感情にさいなまれた。そしてそれが、風呂井に対する愛着だと気づく。​

ノクマンは新しく得た未知の感情を作品へと昇華した。ノクマンが描いた絵は、今までの彼の作品とは一線を画すものになっていた。​

ノクマンの新しい作品には感情が宿っていた。 ​

​溢れだす様々な感情から、ノクマンは涙を流しながら作品を描く。やがて完成した作品は、見る者を魅了した。​

A boy emotionally painting on a huge canvas, digital illust
Midjourneyで作成

永井はその姿を見て心動かされた。それと同時に、自分のしたことを反省した。​

思い直した永井は、風呂井の記憶を全て取り戻させることにした。​

ノクマンは、記憶を取りもどした風呂井と再会を果たす。​

「風呂井さん!!」あまりの感動に、熱い抱擁を交わした。​

A man in a suit with glasses embraces a boy,degital illust
Midjourneyで作成

いまやノクマンには、人間同様の感情が宿っているようだ。​

そして風呂井は、ノクマンが描いた作品を見て、「この作品を出展しよう!」と決意。​

永井も同意し、ノクマンの作品が2046年の瀬戸芸に出展されることとなった。そして、この展覧会が開かれた。​

会場にいた客たちは、作品をみて感動し涙を流す者もいた。​

中には、こんな素晴らしい作品がどうして無名なのか?と疑問に思う者も少なくなかった。その光景を見たノクマンは、自分の存在が人々に認められたことを嬉しく思った。そして同時に自分が何者かを知った気がした。

瀬戸芸を勝手に宣伝

いよいよ瀬戸芸も秋会期が11月6日で終わりを迎えるので、とくに秋会期限定(粟島本島高見島伊吹島)の作品や瀬戸芸開催中にしかない作品などが見たいという方は、お早めに!
また、常設展示などはいつでも楽しむことができるので瀬戸芸終了後でも気軽に訪れてみてください!

次回予告

次回の内容についてはまだ未定ですが、私たちKnocK-SEAは瀬戸芸秋会期終了後も瀬戸芸を勝手にもりあげる活動をしていきますので、応援よろしくお願いします!


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