こたろう

近畿から土佐に引っ越してきました。 高知での生活で気づいたことを書いていきたいです。

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自己紹介

こんにちは。こたろうです。 結婚を機に、仕事(超ブラック)を辞めて高知県へ引っ越してきました。 滋賀で育ち、本州から旅行以外で出たことはありませんでした。 旅行は好きで、日本各地に出掛けたことはあり、海外にも行ったことはあるのですが、結婚が決まるまで高知県には旅行ですら来たことがなかった私。 高知県に住んで発見したことを発信していきます。

    • お雑煮お餅問題

      お正月。 日本古来からの伝統行事。 こういうのは地域どころか家庭の差も激しいっ!!! あけましておめでとうございます。 って職場で言ったらもう1月も中旬だって言われました。その通りですね。 まだお正月気分が抜けきらぬ。というか仕事のこと考えたくないからおもちのこと考えよう。 全日本お雑煮のおもち大会ですが、基本的に東日本は角餅、西日本は丸餅。農林水産省もそう言ってる。 ただ、上記ページでも言っているように、高知は西日本のくせに角餅なんだ。高知に来た初めてのお正月、

      • 名前というアイデンティティを奪わないでくれ

        クレジットカード会社に旧姓での更新を断られた。 名前って人生でずっと名乗るものだし、個人のアイデンティティの中でも重要な位置にある。なぜ、それが他人の都合で捻じ曲げられなければならないのか。 結婚したら夫婦は同じ姓を名乗るのが日本の伝統です!伝統を破壊しないで!とか言う人いるけど、たかだか百年程度で伝統を名乗らないでいただきたい。どんな立場で私のアイデンティティを否定するのか。明治維新以前、人口の多くを占めた農民たちはそもそも名字がないわ。さらに時代を遡るなら、結婚しても

        • 紫陽花の花言葉は移り気だけではない

          紫陽花の色は土が酸性かアルカリ性かで花の色が変わる。だから家で地植えとか鉢植えとかで紫陽花を育てるなら、砕いた卵の殻を土に混ぜると土壌がアルカリ性になって紫陽花の色を変えることができる。 ってどこで聞いた話かな〜〜って検索かけても出てこない。妄想だったか?? 地元にいた頃は、あまり徒歩で外を出歩かなかったこともあるけれど、それでも高知は紫陽花が多い気がする。 どちらがお好き? 紫の方が紫陽花!!って感じがして好きなんだけど、高知では赤と紫のだけでなく、白もメジャー。

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          夏越の祓は一大イベント

          はじめに輪抜け様と呼ばれ、高知では親しまれている6月30日の夏越の祓。去年も茅の輪くぐりはしたけれど、今年はいくつか巡ってみることにしましたよ!お仕事の合間に頑張ってみました!!水無月買えなかったけど神社はいっぱい行けたよ!! 高知大神宮ここだけ昨日のうちに行ってきちゃった。よって写真の背景は青空です。帯屋町商店街から近くて気軽に行けちゃう。平日の昼間でもけっこうお昼休みっぽい社会人がちらほらくぐってた。 提灯がぶら下がっていると無条件にわくわくしちゃう。 ここの茅の輪、

          夏越の祓は一大イベント

          生まれたばかりの姪っ子が世界で1番かわいい

          全人類聞いてくれ。姪っ子が生まれた。正直世界で1番かわいい。 そもそも、まず姪っ子という時点でかわいいというのは決まっている。自分の子や孫なら責任もあるし、躾もしなきゃいけないし、毎日顔を合わせていたらいくらかわいくても腹が立つこともあるだろうし、疲れてしまうこともあるだろうよ。 でも甥、姪はたまにしか会わない。こうあるべし!と理想を語る必要もない。ただただかわいがればいいだけ、無責任にひたすらかわいがれる。 血の繋がりを重視するかは人によるだろうけど、血が繋がっていようが

          生まれたばかりの姪っ子が世界で1番かわいい

          【葬送儀礼2】土佐の葬送儀礼 いざなぎ流の通夜、葬式

          !!注意事項!!私個人の経験した葬送儀礼であり、一般的ないざなぎ流の祭礼がどのようなものかは分かりません、あくまで一体験記です。また、葬儀社の斎場で行ったため、いざなぎ流の慣習ではなく、高知一般での慣習や葬儀会社独特のサービスが含まれている可能性もあります。 葬送儀礼の流れ人が亡くなった時のいざなぎ流での葬送儀礼の流れは、基本的には神道形式の葬送儀礼と同じ。まず、通夜祭、葬式を行い、その後、十日祭、五十日祭を執り行う。通夜や葬式に特別な日取りの制限はない。 仏式で言うと、十

          【葬送儀礼2】土佐の葬送儀礼 いざなぎ流の通夜、葬式

          【葬送儀礼1】土佐の宗教

          四国にはお遍路さんと呼ばれる、四国八十八ヶ所巡りというものがある。空海上人の発見した〇〇という逸話もたくさんある。 そのため、四国では仏教でいうと、空海上人の開いた真言宗が強い。個人的には、空海上人のご出身であられる香川が真言宗への信仰もお遍路さんへお接待も熱い印象があるけど、高知にも札所はあるし、お遍路さんもいらっしゃる。真言宗の信者も多い。 もちろん、仏教の他の宗派のお寺もたくさんある。 とはいえ、高知は仏教ばかりではない。神道の信仰も盛ん。「一宮」である土佐神社は

          有料
          10,000

          【葬送儀礼1】土佐の宗教

          【葬送儀礼0】人は生きて病み、老いて死ぬ

          人は生まれたならいつか死ぬ。 古今東西それは変わらない。 その生がせめて長く充実したものであればいいのだけれども。 宗教ごちゃまぜ王国、ジャパン。 その中でも土佐ではどのような葬送儀礼がなされるのか。 私の地元は仏教が非常に強く、それも1つの宗派が大半を占めているので、葬式を仏式でやらないのはかなりレアケース。ちょっと田舎に行くと、今でも斎場ではなく自宅や寺に「ごぼさん(恐らくご坊さん)」や「おっさん」と呼ばれる、檀那寺の住職を呼んで葬式を挙げる。 同じ宗派でも、北の

          【葬送儀礼0】人は生きて病み、老いて死ぬ

          続・水無月と輪抜け様

          夏越の大祓の当日は巡れなかった輪抜け様。1箇所だけ後日くぐってきた。 黄金の鳥居と響き渡る鶏の声が特徴的な高知大神宮。7月2日になっても茅の輪を設置してくれていたのでくぐってきた。 軽く調べてみたところ、高知では『輪抜け様』のあと、茅の輪を構成する茅を配る風習があるとかないとか。 私が行った日にはそういうのやってなかったので、普通に8の字を繰り返しながらくぐってきた。 去年山内神社で覚えたので、「水無月の 夏越の祓 するものは 千歳の命 延ぶといふなり」って一応ブツブツ

          続・水無月と輪抜け様

          水無月とわぬけさま

          梅雨とは一体なんだったのか。高知で過ごす2年目の6月はもうすっかり夏だった。 さて、今年も上半期終了。 去年は山内神社で茅の輪くぐりをしてきたけど、今年はどこにも行けず…。 水無月だけは購入することができた! 西川屋老舗さんの水無月。 なんと、夏越の祓の説明までお店にありました。 店員さんもこちらが何か聞くまでもなく、水無月をおすすめするほど。無病息災を祈願して食べる水無月は京都市発祥のお菓子。高知でも食べられているのかわからず、去年はネットで下調べして、わざわざ路面電

          水無月とわぬけさま

          あの虎杖を食べてみた

          最近ではすっかり某少年漫画のイメージが定着してきた「虎杖」。難読だと思うんだけど、呪術廻戦のおかげですっかりみんな読めるようになってしまった「イタドリ」。もとは山菜の名前です。 私の人生ではじめてイタドリを知ったのは有川浩著『植物図鑑』。(今は有川ひろだけど、著作は改名前だから漢字でもいいかな?) 高知の人はむしろ積極的に好きだね。それで面白いのが、山越えして徳島や愛媛じゃイタドリを食べるって文化がほとんどなかったみたいで、イタドリが手付かずで生え放題だったんだって。でも

          あの虎杖を食べてみた

          高知の誇る市場にて

          東南アジアでよくある市場のガヤガヤした感じが好き。日本のお祭りで屋台が並んでいると、見ているだけで心が踊る。そんな私が全力でおすすめしたいのが高知の日曜市。 市民の生活市として300年以上の歴史を持つ高知市の街路市。その中で最も大きな日曜市には,近郊の農家を中心に約300の店舗が並びます。旬のもの,珍しい物がこじゃんとある街路市に,みんなぁも来てみいや? 高知市公式サイト https://www.city.kochi.kochi.jp/site/gairoichi/ (2

          高知の誇る市場にて

          路面電車での出来事

          ある雨の日。路面電車に乗っているとき、下校時間がかぶったのか、何人かの小学生のグループが乗っていた。 親指を立てて本数を当てる、こどもが大好きな例の遊びや、「ハワイハワイ」とか地名を唱えながらやる例のじゃんけんで盛り上がっていた。 令和になっても、地域が違っても、微妙に暇なときのこどもの遊びは変わらないだな〜と、微笑ましく見守っていた(後者のじゃんけんは本当に不謹慎だからせめてグリコとかパンダとか可愛らしい言葉に変えてほしい)。まぁ多少やかましかったけども、満員電車という

          路面電車での出来事

          我が家のおせち

          あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、お正月といえばおせち料理!お雑煮とおせち料理は地域の特色が非常に色濃く出て大変おもしろい。 お雑煮角餅丸餅問題については、日本鏡餅協会のホームページにはこんなふうに説明されている。 地域的に方言分布的にもバッチリ西日本の高知県、丸餅かと思いきやスーパーに角餅しか売ってない!! さきほどのホームページ、よくよく見ると、四国の中でも高知県だけ角餅になっている。 出典:独立行政法人日本スポーツ振

          我が家のおせち

          高知と神社、そして紙垂

          11月3日、近所をお散歩していると、どこからかお祭りの音が。神社とかお祭りとか面白そうなので、音の発生源を探して少し歩く。 そこには天狗の姿が! 正確には、天狗の面をつけた人(?)を先頭にちょっとした行列が行進していた。特に近所の人が見に来ている感じでもなかったので、たぶん神社行事の一環であって、観光とかイベントとかではないんだろう。天狗(?)以外にも神職っぽい人やスーツの男女もいてなんだかちょっとカオス。小さな神輿も続いたんだけど、感染症対策か、なんと軽トラの荷台に乗せ

          高知と神社、そして紙垂