【葬送儀礼1】土佐の宗教

四国にはお遍路さんと呼ばれる、四国八十八ヶ所巡りというものがある。空海上人の発見した〇〇という逸話もたくさんある。

遍路とは、四国にある八十八の札所を拠点としながら四国全体を巡礼する行為です。八十八の寺院は、いずれも歴史が古く、お大師さま(弘法大師)との由緒があると伝えられています。

https://88shikokuhenro.jp/basic/ohenro-no-kokoroe/

そのため、四国では仏教でいうと、空海上人の開いた真言宗が強い。個人的には、空海上人のご出身であられる香川が真言宗への信仰もお遍路さんへお接待も熱い印象があるけど、高知にも札所はあるし、お遍路さんもいらっしゃる。真言宗の信者も多い。

もちろん、仏教の他の宗派のお寺もたくさんある。

とはいえ、高知は仏教ばかりではない。神道の信仰も盛ん。「一宮」である土佐神社は5世紀の創建と言われるほど古い。

しかし、何と言っても、高知の宗教で特色的なのは「いざなぎ流」じゃないだろうか。
一言で説明するのは難しい。地元の人は神道だと言うけど、本州でいう神道とは毛色が違う。陰陽道とか仏教とか色々なものが混じった民間信仰が「いざなぎ流」だと私は思う。

辞典では、以下のように説明されている。

土佐東部山嶽地帯の村々で行われる民間宗教の祭式。中性末期頃 土着の末流陰陽師たちによって樹立構成された宗教の一つと考えられる。

高知県歴史辞典,市民図書館.s.55,p.38-39

今回の葬送儀礼はなんと!!高知の民俗を語るには欠かせない!!いざなぎ流でのお送りとなります!!!!!!続く!!!!!!!


おまけ 夫のグランマの半生 〜神職の令嬢に生まれたはずが農村部に嫁がされたのでのんびり田舎暮らしします〜

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