「52ヘルツのクジラたち」

こんにちは、適応障害の18歳の女の子、なっちです。

今回は町田その子さんの「52ヘルツのクジラたち」を父に借りて読んだので(父も読書好きなんです)、この本についての記事を書きたいと思います。

※ちょっとだけネタバレ注意!!!

まず題名からいいですよね。クジラは本来10〜39ヘルツで鳴くものだから、世界に一頭だけ存在する52ヘルツという高い周波数で鳴くクジラの声は他のどのクジラにも聞き取ってもらえないそうです。そのためこの世で一番孤独だと言われている、、、。なんだか切ないです、、、。

そんな題名から始まるこの本ですが、、、

めちゃくちゃ良かったです。

心温まるストーリーで、展開も面白くて、
2日で一気に読んでしまいました。

1人の女性がとある少年と出会い、自分自身も少年も、心が死んでいた状況から回復していく、という内容なのですが、途中で、ジェンダーあり、児童虐待あり、束縛の強いお相手あり、自殺もあり、の現代社会に訴えるもの盛りだくさんの内容で、ぜひ色んな人に読んでほしいと感じました。
(今、母にも読むよう勧めています笑笑)

私がこの本を読んで強く思ったのは「誰しもが完全に助ける側な訳でもないし、誰も完全に助けられる側な訳でもない」ということ。
主人公の女性を助けたアンさんという人物の事情が明らかになったときに、特に思いました。

主人公やアンさん、少年の、切ない気持ちにとっても感情を揺さぶられる小説でした。

町田その子さん、素敵な小説をありがとう!

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
この小説の素敵さ伝わったかな、、、💦
時間がある人はぜひ読んでください!!
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