歩多

妄想が大好きな人です。 ロングヘアへの憧れと執着が強め。 ジェンダーやフェミニズムに興…

歩多

妄想が大好きな人です。 ロングヘアへの憧れと執着が強め。 ジェンダーやフェミニズムに興味をもってから、自分の容姿へのコンプレックスなどが薄くなりました。恋愛感情よりも友情を推したい派です。 アニメや漫画の感想をつぶやいたり、お話も書いていきたいです。

マガジン

  • 創作:【リカ(ロングヘア創作小説)】

    昔、ロングヘア好きの方が多く集まるサイトに載せるために創作した小説です。ロングヘアに憧れる方、ロングヘアにしている方、ロングヘアの人が好きな方の為の小説です。

最近の記事

お酒の席で起きた困ったトーク 

 先日、友人の男性からお酒の席でモヤモヤしたという話を聞いた。  その男性は、Aさんと呼ぶことにします。  Aさんは、今年の春に引っ越しをし、ご近所友達をたくさん作って、地元になじみたいと頻繁に近所の飲み屋さんに行っていました。彼がなじみにしていた小規模な飲み屋さんで起こった事です。  一人で飲みたくない、誰かと話しながら飲みたいと思う時、彼はよくそのお店に行くそうで、小さなお店だからか、お客さん同士の仲も良く、常連さんも気さくな人が多いと気に入っていたと言います。  そ

    • ボーイッシュな女の子が居るなら、ガーリッシュな男の子も居るよね…?

       女性のファッションのバリエーションは、今は豊富で、スカートだけでなく、ズボンを履くことは当たり前です。学校でも職場でもボーイッシュなスタイルの女性は頻繁に目にします。しかし、男性のファッションのバリエーションはまだ少なく、スカートやロングヘアはまだまだ女性のものという固定概念が多くの人の中にあると思います。フェミニンな男性、もしくはガーリッシュスタイルな男性の姿はまだまだ目にする機会が稀です。  先日、女装さん(女性の服装をする男性)が集まるバーで、心がしびれるかっこいい

      • 【下半身の話】「男性器は大きい方が良い」という迷信について思う事

         先日、体育会系の人達が多く集まる飲み会で、久しぶりのド直球ハラスメント質問を受けて、面食らった。 既にお酒が入って数時間が経ち、下ネタトークが盛り上がり始めている時でした。 「女性は、ち〇こ(男性器)は大きい方が良いと思っているんでしょ?」  もちろん、男性からの質問です。 その場でフリーズし、何と言って返せば良いかわからず、「何言ってんの!?」と怒ったリアクションしかできなかった自分に腹が立つ。一緒に居た女性達も「それ、セクハラだから!」と怒っていました。  でも、

        • フィクションでよく見る「幼い男の子を女の子として育てる」という風習について思う事

           フィクションの世界だと、よく「厄除けの為に男児を女児として育てるという伝統があって…」という流れで、中性的な美男子キャラが出てきたりします。 私が好きな漫画、鬼滅の刃でも、お館様がそのように育てられたという描写がありました。 西洋・東洋問わず、実際に似たような風習があった地域もあったと聞いたことがあります。 病気や事故などの厄災を防ぐため、悪魔に命を取られないようにするため、生命力が男の子より強いと信じられていた女の子の恰好をさせる…、ということらしいです。 (実際のところ

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        • フィクションでよく見る「幼い男の子を女の子として育てる」という風習について思う事

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        • 創作:【リカ(ロングヘア創作小説)】
          5本

        記事

          蛙化現象について思うところ

           蛙化現象という言葉を、私は割と最近知りました。 どうやら、ずっと好きだったり憧れていた人が自分に好意を向け始めると、急に気持ち悪く感じて、嫌いになってしまう現象らしい。  女性に多いと聞いたこともあります。  すっごく、身に覚えがある。  「蛙化」が起きてしまう理由は、既に多くの方が色々な媒体で推察されています。  恋愛に対する憧れが強すぎる、理想の異性像が高すぎる、自己肯定感が低い人は「好き」と言われてもそれを信じない…等々。  「自分の場合は、こういう感じで蛙化っ

          蛙化現象について思うところ

          女装する男性が非難される謎:ミソジニーとミサンドリーのダブルパンチ

           現代において、男性の服装をしている女性(男装女性)は、あまり非難されることが無く、自分の学生時代を振り返ってみても、クラスに2~3人はボーイッシュな女の子という印象の子が居たように思います。  対して、女性の服装をしている男性(女装男性)は、普段の生活では出会うことが少なく、時々、女装趣味に対して、誹謗中傷に近いネガティブな意見を聞くことがまだあります。  なぜなんだろう、とモヤモヤ考えていたところ、「ミソジニー」と「ミサンドリー」という言葉を知り、何となく腑に落ちたよう

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          『一目惚れ』だけでは納得ができなかったので、伊黒さんが蜜璃ちゃんを好きになった理由を勝手に妄想してみた。

           前に、少年漫画の男性キャラクターが女性キャラクターを好きになる理由が、一目惚れ一択だというのがモヤモヤするという内容のBlogを書きました。  ちょっと遅くなったけれど、アニメ鬼滅の刃の蜜璃ちゃんの回想シーンを見たら、やっぱり気になったので言葉にしておきたいと思いました。 (「おばみつ」が好きです。靴下のシーンが丁寧に書かれていたのは本当に嬉しかった。) 伊黒さんが蜜璃ちゃんを好きになった理由は、見た目が可愛いから、だけなわけが無い! と、私は思うので、一目惚れの他にど

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          「性的同意」の話を、もっとポジティブに楽しく話したい!

          「不同意性交等罪」が成立し、同意がない性交は犯罪であるという事が徐々に広まりつつあります。性交だけでなく、性行為全般においても「同意」がとても大切であるという認識も少しずつであるけれど、広まっていくのだろうなと思います。 性的同意の話になると、 「いちいち同意を取るなんて、ムードが壊れる。」とか、 「性交の前に契約書を交わさなくちゃいけないのか?」とか、 「どうやって、エッチなことに進んだらいいのかわからない。」とか、 「それじゃあ、もうお付き合いができないじゃないか!」と

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          フェミニズムを学び始めた私(女性)が、女装さんバーで癒されるわけ

           ここ数年間に、新たに始めた趣味が2つあります。  一つは、読書。もともと本を読むのが好きだったけれど、ここ最近はジェンダーやフェミニズムに関する本を読むことが多くなりました。  もう一つは、女装さんとお酒を飲みながらお話をする事。私がつい通ってしまうのは、All Gender Welcomeのバーで、女装さんが多く集う場所です。そこでは、スタッフさんや、お客さんとして来ている女装さんといろんなお話ができます。  もともと、お酒を飲むのが好きなので、一人でも飲みに行くことは

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          少年漫画では、男性キャラの恋心がギャグとして扱われがちじゃない?

          先日、久しぶりにマンガ好き女子友達と、ランチに行った。 もちろん、漫画の話で盛り上がった。少女漫画も少年漫画も同じくらい大好きな人達。 そこで、ふと、「少年漫画では、男子の恋心がギャグにされがち、雑に扱われがちだよね」という話題が出た。そして、「その男性キャラが女性キャラに惚れている理由がシンプルに『一目惚れ』という説明しかない事が多い。」 確かに!! って、共感し、とある漫画に出てくる二人のキャラクターを思い出した。 私は一時、鬼滅の刃にドはまりし、漫画を一気読みし、

          少年漫画では、男性キャラの恋心がギャグとして扱われがちじゃない?

          リカ【第5話】―ロングヘア美少女リカと、容姿に自信のないあゆみの高校生活ストーリー

          71、期末テスト    私は解答用紙を見直して、答えにミスが無いかどうかを確認した。  ……大丈夫。少なくとも九十点以上は取れる自信がある。  期末試験も残り二分で終わる。それとともに一時フリーズされた学園生活がまた動き出すのだ。勉強の忙しさにかまけて、最近は目立った事件は何もなかったが、今夜から続々とスキャンダルが学校のあちらこちらで起こるに違いない。  今学期もあと残り三日だけ。明日は一日中お休み。明後日の昼間に採点された答案と成績表が生徒達に渡される。夜にはクリスマス

          リカ【第5話】―ロングヘア美少女リカと、容姿に自信のないあゆみの高校生活ストーリー

          リカ【第4話】―ロングヘア美少女リカと、容姿に自信のないあゆみの高校生活ストーリー

          54、それから……、   ショックで食欲も無くなり、授業を受ける気もしなくなり、遂には寝室に閉じこもる……のではないか、と私は自分で思っていたが、意外にも私の心と体は頑健だった。 ユタから衝撃の事実を知らされて二日後、私は既に「まあ、こんなこともあるか」と開き直っていた。 自分の外見が醜いことに気が付いたのは、何もつい最近のことではない。幼稚園にいたころには、自分は他の女の子達とはちょっと違うと思っていた。可愛らしさや美しさを決して武器にはできない女。人生の比較的早い段階で、

          リカ【第4話】―ロングヘア美少女リカと、容姿に自信のないあゆみの高校生活ストーリー

          リカ【第3話】―ロングヘア美少女リカと、容姿に自信のないあゆみの高校生活ストーリー

          38、にぎやかな出店   廊下の壁は生徒達の企画宣伝のチラシで色とりどりに飾られている。教室から、様々な音楽が流れてくる。生徒の呼び込みの声があちらこちらから聞こえる。廊下を行きかう人たちのにぎやかなおしゃべり。文化祭には、生徒達の保護者がたくさんくる。家族と久しぶりに再会した時の歓声が一番大きく耳に入る。 私は人ごみを避けるために校庭へ出た。昼間とは言え、11月の外気はすでに冷え込んでいる。吐く息が少し白い。 校庭では様々な屋台が出されている。一つ一つの屋台が、何処の店よ

          リカ【第3話】―ロングヘア美少女リカと、容姿に自信のないあゆみの高校生活ストーリー

          リカ【第2話】―ロングヘア美少女リカと、容姿に自信のないあゆみの高校生活ストーリー

          18、孤独な猫   リカは教室の中でも大人しい。必要なこと以外はしゃべらないし、同級生と積極的に打ち解ける態度もない。休息時間はいつも一人で読書をしていた。しかし、存在感だけはある。誰かが陰でリカの悪口を言っていても、そこへリカが登場すると、おしゃべりはピタッと止む。リカの存在を恐れているかのように……。 私は、リカが数日後にはこの学校を辞めてしまうのではないかと思った。 中学生の時、編入して三日で辞めてしまった女の子がいた。 編入一日目、その子は皆と一緒に行動した。食事も皆

          リカ【第2話】―ロングヘア美少女リカと、容姿に自信のないあゆみの高校生活ストーリー

          リカ【第1話】―ロングヘア美少女リカと、容姿に自信のないあゆみの高校生活ストーリー

          【あらすじ】 転校生のリカは誰もが認める美少女。そのうえとても目立つ、豊かなスーパーロングヘアの持ち主です。転入早々に、男子生徒達から好意を向けられ、女子生徒達からは嫉妬を向けられて波乱万丈です。 物語は、容姿に自信は無いけれど、スポーツも生徒会の活動も頑張るしっかり者のあゆみの目線で語られます。 人は死にません。代わりにリカの髪の毛を無理やり切ろうとする危険な人達が出てきます。髪を切ろうとする奴らは、命を狙ってくる殺し屋のような存在だと思って、ハラハラドキドキしてもらえる

          リカ【第1話】―ロングヘア美少女リカと、容姿に自信のないあゆみの高校生活ストーリー