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信頼されるためのスキルより大事なこと
よく患者さん、利用者さんとの信頼関係を築くとか、
信頼されるリーダーになるにはとか、
信頼、信頼ってよく言いますが、信頼ってよくよく考えてみるとそう簡単にできるものでも、されるものでもないのかもと思ったりします。
アドラーの言葉。
「信用するのではなく、信頼するのだ。
信頼とは裏付けも担保もなく相手を信じること。
裏切られる可能性があっても相手を信じるのである」
これもアドラーの言葉です。
信用というのは条件つきで相手を信じること。
銀行がお金を貸してくれるのは、過去の実績や何かを担保とした条件つきのものなのでいわゆる信用です。
信頼されるためのスキルより大事なこと
「信頼される人がやっていること」
「信頼されるリーダーになるには」
「信頼される人のコミュニケーション能力」
とか、いろんなスキルについてネット上に転がっていますが、
信頼される側が小手先のスキルをどれだけ身につけても、得られるのは信用だけかもしれません。
それも悪いことではないと思いますが、本当に信頼すること、されることができれば、それは大きな価値があります。
ただ、本当に信頼し合う関係を作るには、
信頼されたいと思っている側だけが努力しても意味はなく、
信頼する側が、他者を上下関係で見る傾向がないか、自己犠牲を強要していないかなど内省し、他者を対等な立場であると認識すること、自己犠牲を自分もしないし、相手にもさせないことなど、信頼のための土台を作ってもらう必要がある気がしています。
自分は今「信頼」をどう捉えているか問い直してみるといいかも
最初からアドラーの言うような見返りを求めない信頼ができる人は、ほんの一握りの人しかいないのではないかと体感的にそう感じます。
でも、それができれば生きやすくなる。
でも、無理やり自分の捉え方を捻じ曲げることは健全ではないので、まずは自分にとって信頼(おそらく信用に近いもの)ってなんなんだろう?とか、
信頼の中身、要素(例えば憧れとか、自分のためにいろいろしてくれるとか)には何があるって思ってるんだろう?と問い直してみるステップを踏んでみるといいんじゃないかなと思います。
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