かなほ

石川県出身、就職とともに東京へ✈手術室→回復期リハ病棟→訪問看護→いつの間にか所長に。…

かなほ

石川県出身、就職とともに東京へ✈手術室→回復期リハ病棟→訪問看護→いつの間にか所長に。趣味はバイオリン🎻アマチュアオーケストラで活動しています。 2024/04/24記事整理のため投稿頻度を週3〜4回程度にします📝

最近の記事

言わなくてもわかってほしいへの対処法

多かれ少なかれ 看護師という存在に対して 患者さん利用者さんは(あと新人さんも) 「言わなくてもわかってほしい」 と思っているのではないでしょうか。 「言わないとわからない」 という意見もごもっともですが 皆が皆、自分の気持ち、自分の状況などを 言語化するのが得意とは限りません。 むしろ苦手な人のほうが多い 気がしています。 今回は私が学んだことやそこから何を意識しているのかなど紹介します。 知識に助けてもらう 私達がなぜ 人間の欲求、発達段階、全人的苦痛 などに

    • 看護師が幸せな人生を送るために

      ライフハッカーの記事で 「グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない」 という本の紹介があり ついつい読んでしまいました。 中でも印象に残ったのが、 幸福度の高かったのは 仕事への満足感が大きく影響している というところ。 看護師が幸せな人生を送るために それができたら苦労しないよって ことだとは思いますが 楽にいい仕事をしよう というマインドが 若手から超ベテランまで 浸透させることができたら いいのではと思っています。 きっとそれが浸透してれば ・希望

      • 仕事術より脱自己犠牲のほうが大事

        所長の訪問件数は他スタッフの1/3を目標にしていますが、だんだんその件数に調整できるようになってきて、自分の時間をスタッフの深い部分?の育成に使えるようになってきて嬉しいです。(ちょっとおこがましい表現な気もしますが) 20代のスタッフも多く、生きることへの不器用さがメンタルや仕事中のパフォーマンスに影響していることがよくあるため、 仕事術みたいなものより大事な部分を育みたいと日々感じています。 私はお金持ちの人が書いた本が好きなんですが、必ずと言っていいほど「そのままの

        • 新人さんの言葉を真に受けていたら指導者失格

          自分の話したいことただ話して 「勉強になりました!」 って返事してもらえて 調子乗ってないですか? すみません、この書き方が調子のってます^^; でもタイトルの通り、 この新人さんの受け答え 本心じゃない可能性があること 1ミリも考えてなかったとしたら それは改めたほうが今後のためと思うのです。 新人さんが本音を言えるのは自分が認められたと感じられてから 入職して間もない新人さんは まずは認めてもらおう とそこに注力する方が多いです。 最初から この組織にメスを入れ

        言わなくてもわかってほしいへの対処法

          指導力より大事なこと

          新年度が始まり、指導に慣れてないスタッフから 「何を伝えたらいいかわからない」 「同行訪問のとき、後輩を気にかけたいけどそんな余裕もなく空回りしてしまう」 などの悩みがきかれます。 ・まず相手のニーズに応えること ・独り立ちまでに押さえておくべきポイントを押さえるためのツール は必要となってくるのはもちろんですが、 ノウハウとか指導力より大事なのは ・不完全であることを指導者自身も指導される側も受け入れ、互いの成長を見せ合えること かなと考えています。 まずは相手が聴き

          指導力より大事なこと

          消耗する仕事とマネジメント

          訪問看護をしていて 様々な利用者様、ご家族様がいる中で どうしても対応が大変で 「消耗する」訪問というものは存在します。 消耗する訪問の特徴 ・重介助を要する(かといってリフトの導入が環境的に厳しい、利用者様の環境変化への適応が困難) ・ケア、処置の量が多い ・室内の汚染 ・攻撃的な言動(疾患からくるものもあれば、パーソナリティからくるものも) ・退院直後、状態変化などに伴い調整ごとが多い ・ターミナル期であり利用者様側も訪問者側も精神的に繊細な状況 などなど これらを

          消耗する仕事とマネジメント

          理想の新人さんを求めすぎる人たち

          新人さんへの指導や教育が始まっているかと思いますが、 毎度、新人さんへの不満を指導者側から聞くときに 私としては「新人さんに求めすぎじゃない?」と 思うことが多いです。 事前に経験がないことを言ってくれなかったとか わからないことを聞いてくれなかったとか わかってるって言うけど疑わしいとか それが最初から上手にできるようなら もうその方は人生5周目くらいじゃないでしょうか笑 転職組にしても 新卒組にしても 先輩方の思う理想の新人さんとして 振る舞い切るのは至難の業です

          理想の新人さんを求めすぎる人たち

          不快感を与えない技術

          看護師として、訪問看護師として 不快感を与えない技術は、かなり重要なのではないかと 考えています。 不快感としましたが、その中身は です。 本の中で具体的な例を説明してくれていますが、 訪問看護の現場で思いつくことを書いてみようと思います。 不満といえば・・・ ・おむつの当て方が雑 ・服の着せ方が雑 ・お湯がぬるい 不安といえば・・・ ・緊急コールしたときにおどおどされる ・現在の状態がどうなのか説明してもらえない ・今からする処置をやったことがないと言われる 不便

          不快感を与えない技術

          訪問看護師としての魅せ方

          訪問看護の世界に来てから、 普通の看護師じゃ埋もれてしまうな・・・ という感覚がありました。 普通のという表現が抽象的ではありますが 全然具体的にはなってないけど この人仕事デキるなー!!って人で やっと舞台に立てるような感じがしています。 五角形をきれいに整えていく必要性 最近は得意を伸ばそうという風潮が強くはなっていますが、 訪問看護師として訪問するとき、 知識・技術・コミュニケーション能力・外見・内面(人間性) の五角形が多少いびつでも五角形になっていないと 上手

          訪問看護師としての魅せ方

          信頼されるためのスキルより大事なこと

          よく患者さん、利用者さんとの信頼関係を築くとか、 信頼されるリーダーになるにはとか、 信頼、信頼ってよく言いますが、信頼ってよくよく考えてみるとそう簡単にできるものでも、されるものでもないのかもと思ったりします。 アドラーの言葉。 信頼されるためのスキルより大事なこと 「信頼される人がやっていること」 「信頼されるリーダーになるには」 「信頼される人のコミュニケーション能力」 とか、いろんなスキルについてネット上に転がっていますが、 信頼される側が小手先のスキルをどれ

          信頼されるためのスキルより大事なこと

          熱が出て休むじゃ遅い

          東京もやっと桜が咲いてくれましたが、それでも暖かくなったり、寒くなったり、花粉が飛んだり、気圧が下がったり🌀 春は過ごしやすいようで、意外と体調管理がし辛い季節だと感じます。 薬を飲んで出勤・・・ 看護師の世界あるあるだと思うのですが、 熱が出てもお腹を壊しても、薬を飲んで出勤するものという文化・・・ さすがにコロナを経て、熱に対しては適切な対応がされるようになってきているとは思いますが、まだまだ「ちょっと喉が痛いだけ」「ちょっと咳がでるだけ」と、そのちょっと症状が始まっ

          熱が出て休むじゃ遅い

          看護師/仕事のコツ/抜け・漏れ対策

          うっかり忘れちゃうの、、とてもわかる 看護師としてケアに入るとき、 「あれ準備するの忘れた!」とか「あそこの処置まだだったのに服着せちゃった!」とか、 ふと他の業務をしているときに、 「そういえばあれやってない・・・」と思い出したりとか、 そんな抜け・漏れ、あるあるではないでしょうか? ないないって方、羨ましいです😂 先日後輩との同行訪問で手技を見ていて、なんとなく流れはつかめているんだけど、やるべきことを忘れそうになっていて、指摘すると「あ!」となることが多く、自

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          新人看護師時代

          あっという間に4月になりました、、!! 看護師10年目に差し掛かりましたが、まさか所長しているなんてことは新人時代に想像していませんでした。しかも案外楽しみながら。 もっともっと疲弊して、辞めたいと思いながらも食えればいいと思って働いてるイメージのほうが強かったかもしれません。 (いつかそんなイメージ持たなくて良くなる業界にできたらなと思います。) 今日は、自分の新人看護師時代について書いてみます。 たぶん生意気な新人と思われていた 私はどちらかというと生意気系新人だ

          新人看護師時代

          目標設定面談は種を植えるイメージ

          立場的に、目標設定面談というものを(どこの職場でも大体こんな呼び方でしょうか?)上司としてするのですが、最近この面談で私ができることは、種を植えておくことだなと思ったので、その考え方をシェアしたいと思います。 もともとの目標設定面談のイメージ①:反省やお説教 上司の質にもよりそうですが、反省会要素やお説教要素が強いことはわりと多いのではないかなぁと思います。 たしかに、改めて反省し、改善に向けて目標を明確にするのもダメではないですが、気分は落ちていきそうです。 お説教も、

          目標設定面談は種を植えるイメージ

          非言語的コミュニケーションの組み立て方

          先日言語的コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)の組み立て方について書きましたが、今回は非言語的コミュニケーションについても考えてみようと思います。 ノンバーバルコミュニケーションが9割 人は見た目が9割、という本もあったりしますが、それと同様、コミュニケーション全体で伝わるものを10割とすると、そのうちノンバーバルコミュニケーションが9割をしめるというデータが出ているようです。 となると、いくら「何を話すか」を考えたところで、その文字列を述べただけでは、

          非言語的コミュニケーションの組み立て方

          いかに実用的に学び活かすか

          どうしても週末の練習合宿の影響で音楽と絡めた内容になってしまいますが、私ならではという感じもするので良しとします。 今日は音楽も看護学も一緒だった話。 看護学は何のために学ぶのか、楽典は何のために学ぶのか どうしても過酷な学生時代を過ごすうちに、勉強するのはとにかく先生に怒られないため、実習を乗り切るためだけと脳がいつの間にか勘違いしがちなのではないかと感じます。 でも本来は、先人たちが築いてきた看護のノウハウを、私達が効率よく学び、できる限り早く戦力になること、より

          いかに実用的に学び活かすか