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オペ室も訪看も延長線上にいるだけ

なぜ手術室から訪問看護に?
と聞かれることは多いですが、そのことについて考えたことを書いてみようと思います。


看護師免許さえあれば手術室でも訪看でも働ける

看護師はどこに配属されようと、必要な免許は看護師免許のみです。

高校生の頃、手術に興味を持ち、成績や体力面を考慮すると医者にはなれないから手術室の看護師になってみようと思ったのが看護師になるきっかけでした。

その当時、看護師免許だけでいいのか?
と疑問に思い、ネット検索で調べてみると、やはり看護師免許だけでよい。専門でも大学でも関係ないと知り、看護師という専門職のようで専門職じゃない感じに驚きや違和感を感じてました。

看護師の専門性とはなにか?

運良く大学に入れたので、4年間かけてのんびりと看護学を学びましたが、うちの大学では関連図よりも何よりも、薄井式全体像モデルを推していました。(と私が勝手に捉えてるだけかもしれませんが)

薄井式全体像モデルという呼び方が正式なのかは定かではないのですが、こんなやつです。

・薄井式全体像モデル

https://mainichi-kenko-seikatsu.com/nurse/usuihiroko-kagakutekikangoron/


何度も何度もこのモデルを使ってその人を捉え、看護を考えることをしてきました。この全体像を捉えて看護展開する作業は小児であれ、成人の慢性期や急性期であれ、老年期であれ共通するものです。

・どの時点でも看護師としての基本姿勢は同じ

手術室から訪問看護って違いすぎない?
何も活かせることなんてないんじゃない?
と聞かれ飽きるくらい聞かれますが、

そんなことないと確信をもって言えるのは、細々とした知識技術面のところでも活かせることがあるという点からも言えなくはないですが、それよりも、

私達看護師はその人の全体像を捉え、今に必要な看護は何かを考え、提供するという基本的な姿勢は変わらないから

だと考えています。
そして、それが看護師としての専門性なんだと私は捉えています。

手術を受けるという人生の点で、何を提供すればその先のQOLが高まるのか

在宅での日々の生活という人生の点で、何を提供すればQOLが高まるのか

どちらも、その人の人生に関わらせていただいているという軸は同じです。

だからこそ、看護師免許だけでやっていけるし、その免許をとるための知識を身に着けていれば、応用が効くようになっています。
(免許があるだけで何でもできるというわけではなく、何でもできるように土台が作られるというイメージ)

なのでたぶん私はどの分野でも看護師として働く楽しみを見つけられるのかなと思います。でも働く環境が劣悪だと楽しみが激減するので、楽しめる環境を作ってくれている会社、上司、スタッフに感謝です♪

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