乳がん 三十路

奈良県生まれ奈良県育ち、27歳で伊豆に移住。看護師として従事していましたが29歳で乳癌…

乳がん 三十路

奈良県生まれ奈良県育ち、27歳で伊豆に移住。看護師として従事していましたが29歳で乳癌、リンパ節転移(ステージ2)の診断を受けて療養中です。日々の出来事や治療のことなど、綴っていこうと思います。よろしくお願いします。

最近の記事

抗がん剤と戦う三十路

30歳の誕生日当日にこれから抗がん剤の治療をしようと決まり、 初回が2022/5/11に決定 最初からsns等で色々情報を見ることなく 医師からの説明と医学書のみの情報収集。 私は3週間に1回の点滴ペースで全て外来通院 シクロホスファミドとエピルビシンのEC療法を4回、ドセタキセル4回の計8回の点滴でおよそ半年。 それが過ぎれば5〜10年のホルモン療法 抗がん剤を始める前に2点確認されました。 ①抗がん剤を使用すると、生理が止まり将来的に妊娠できない身体になる可能性が

    • 歩みを止めるな!

      自分が癌になって、 様々なことを考える機会が増えました。 特に、生きることと死ぬこと についてです。 私は乳がんのステージ2Aなので 5年生存率は90%以上 10年生存率は80% 数字としては高いですが10年後、5人に1人の確率で私はこの世を去っている可能性があるみたいです。 30代で終わるのか? いや、私は癌だからといって癌で死ぬとは限らない。 今日の帰り道、交通事故に遭うかもしれないし 今夜風呂場で転倒して頭を強く打つかも。 寝ている間に火災に巻き込まれるかもしれ

      • 乳がんオペ後の傷

        初めて自分の傷を見る 退院してからは入浴で傷を洗っても良いと言われていましたが、入院中はガーゼ交換をしてもらい一度も自分で見ることはありませんでした。 なので、家に帰って初めて鏡で見ました。 感想は、 分かっていたんだけど… なんと表現して良いやら… 先生、綺麗にやってくれたこと…。 まだステリストリップという医療用テープが貼られていましたが、ほんとに綺麗さっぱりさようならって感じでした。 帰って普段の生活の中で右手の動かしにくさとか、着替えだけでも苦労する中で目の当

        • 術後から退院まで

          15年ぶりに父親と再会 入院中に、疎遠になっていた母親と父親とそれぞれ再会しました。 母親は疎遠というか、コロナ禍で帰省しなかっただけで1年くらい会っていなかったけど、 手術の前の日に再会。 母親に関しては、そもそもコロナ禍で面会禁止であったことと、 私の手術の1ヶ月弱前に足を火傷して入院していた経緯があり、遠方だから来なくて良いと言っていましたが様子を見にきてくれました。 御守りと、 自分が入院していた時に病院食が口に合わなくて困ったからと、ご飯のお供を。 自分も看

        抗がん剤と戦う三十路

          乳がんオペ後

          上がらない腕 術前に腕の上がり具合を計測したんですが、 まっすぐ60センチ上がってた腕が術後は49センチ それも必死必死に上げて。 こんな感じ。 傷痕が突っ張って、 痺れは傷痕と右腕の肘あたりから脇、脇腹にかけて強く、 ドレーンという管を2本ぶら下げて。 腕が上がらなくなってしまったことに結構なショックを受ける。 繰り返してリハビリすれば大丈夫と看護師さんも言ってくれるけど、本当か??ってくらい自分としては不安が大きかったです。 シャワーで不安も流す 傷があるので、頭

          乳がんオペ後

          乳がん手術。グッバイ、おっぱい

          2022年3月31日 本当は5月末じゃないと空いていないと言われた病院から別病院へ紹介されて2ヶ月早く手術できるようになり、この日に手術。 朝一番の手術で2〜3時間かなと言われていた手術 手術室まで歩いて、面会に来てくれてた人に頑張ってくるよ〜と手を振って 手術室の看護師さんたちも柔らかい雰囲気で迎えてくれて安心して台に寝っ転がり、 目が覚めたのが13時ごろ 手術室で目が覚めて、担当の先生が 「リンパ節にがん細胞が見つかったから郭清しました、、ちょっと入院期間延びるかも

          乳がん手術。グッバイ、おっぱい

          乳がん手術、グッバイおっぱい。手術前

          入院日私のかかりつけでは手術の2日前に入院となりました。 令和4年3月29日 このご時世なので、入院前日にコロナ検査のため唾液を採取して提出。 病院へは片道2時間かかり、朝から大変なので前日から近くのホテルに宿泊し、最後の晩餐のように繁華街で食べて飲んで過ごしました(笑) まず入院当日に主治医から手術の説明がありました。 この時はまだリンパ節転移は無いだろうと言われていたので、 リンパ節の検査(センチネルリンパ節生検といいます) を手術中に実施して、もしもリンパ節の中に

          乳がん手術、グッバイおっぱい。手術前

          三十路!保険を見直せ!!

          こんにちは。 癌という病気を経験して治療を開始して 本当に思ったのは、なぜ保険を見直していなかったんだ!!!!ということです。 私が加入していた保険は、就職の時に職場で勧められた団体保険で、同期たちもみんな加入していたので真似して加入したものですが、 癌の分類によって支給される保険金額にかなり大きな差がありました。 ほんとに、0円か何百万かの違いです。 少し見直すか見直さないかで万が一の時に大きく変わります。 今はほけんの窓口など1ヶ所で複数の保険の説明が受けれる時代

          三十路!保険を見直せ!!

          乳がん手術、グッバイおっぱい。準備編

          乳がんの手術、 私は腫瘍範囲が大きく全摘手術が必要とのことでした。 入院前の準備としては、 ・高額医療費の申請 ・保険会社へ入院、手術となる旨を連絡し書類請求 ・持ち物準備 余裕があれば、 ・歯科受診でクリーニング →手術の全身麻酔によって口腔から呼吸補助の管を 入れる時にバイ菌が入らないようにするため ・皮膚のスキンケア →術後の安静時間や管の固定テープ等で皮膚へのダメージを軽減させるため 高額医療費、限度額適用認定証の申請 入院、手術となるとお金がかかって大変で

          乳がん手術、グッバイおっぱい。準備編

          草津温泉をできる限り楽しむ

          乳がん手術の前に温泉を楽しまなきゃと思い、憧れだった草津温泉へ急遽行くことになりました。 できる限り楽しもうと、リサーチして行ってきました。 *治療と関係ない記事です。 参考にさせて頂いたYouTube 色々と拝見しましたが、このYouTuberさん美味しそうにたくさん食べていて見てて気持ち良かったので参考にさせて頂きました。 この方が食べていたものをたくさん食べ歩きしました。 これ以外にもたくさんYouTube動画があり、旅行雑誌もいいけど動画で見ると分かりやすくて旅行

          草津温泉をできる限り楽しむ

          乳がん手術まであと少し…、とりあえず温泉でも行くか。

          令和4年3月初め、 予定としては、あと細胞検査をして、結果が出て、それから手術の日程が決まるのかな、 手術自体は避けられないだろうし…。 仕事は上司から治療に専念して、しっかり休んでねと、早い段階から休職扱いにして頂いた。 手術して片乳失ったら堂々と温泉とか行けないよね? と考え、時間があることを良いことに2週間の期間で草津温泉旅行、北海道周遊旅行に行きました。 人生の中で、こんなに長く休みをもらうことって癌にならなかったら無かっただろうなぁ。 (令和4年2月末から抗が

          乳がん手術まであと少し…、とりあえず温泉でも行くか。

          コロナの影響でオペは3ヶ月待ち。さぁどうする。

          乳がんと診断を受けて、オペは3ヶ月待ち。 医師から言われた内容は、「あなたは早期発見だし、転移もなさそうだから3ヶ月待ちでも仕方ない」 とはいえ、どうしたものか? このまま待っていようか?? 上司含め、いろんな人に相談しながら 結局上司の知り合いがいる病院なら早く出来そうという話を聞き片道2時間の総合病院へ。 地元は関西なのでこのまま関西に帰ろうか、とも考えましたが、私の会社の仲間、上司が本当にたくさん情報を集めたり尽力して下さいました。 感謝です。 初めて総合病院を

          コロナの影響でオペは3ヶ月待ち。さぁどうする。

          「あなたは乳癌です」のあとの会話。乳がんって?

          医師から、「あなたは、少し言いづらいですが乳癌です」のあと、淡々と乳がんについての説明と治療法について聞かされました。 今後の自分のためにもまとめておこうと思います。 乳がんとは? 人間は女が始まりなので、おっぱいの造りは男性にも残っています。男性でも乳がんになる可能性もあります。 乳首から放射状に乳腺が張り巡らされ、その乳腺の中に癌細胞が発生すると乳がんになります。 乳腺の中に留まっていると非浸潤がん、乳腺を突き破り外の細胞まで出てしまったものを浸潤がん。 後から知

          「あなたは乳癌です」のあとの会話。乳がんって?

          乳がん、診断までの道のり②

          おっぱいのシコリに気がつき、 そのシコリが増えたことに気がつき、 さて、病院へ。 まずは地域のレディースクリニックへ受診しました。  いつから? - 2週間くらい前です  痛みは? - 筋肉痛かな?って思った程度の軽い痛みが時々です  分泌物はありますか? - ないです そのあとエコーでの検査を受け、さらに詳しい検査をした方が良い、と。 マンモグラフィー等の画像検査を勧めたいがうちには設備がないので紹介状を書きましょう。宛先は、、希望ありますか? と。 伊豆へ移住して

          乳がん、診断までの道のり②

          乳がん、診断までの道のり①

          前置きですが、 私は看護師なので一般の方と比べると専門の知識がありますが、医療の分野はとても範囲が広く乳腺外科はほとんど無知状態でした。 昨今、インターネットを利用するとなんでも簡単に情報を得られる便利な社会ですが、情報過多であることも事実です。 中には誤った情報もあり、何を信じて良いのやら。 これから、私自身の体験を記事にしていきますが、 担当医師から伝えられた内容、医師から勧めて頂いた書物の情報を中心に記載していきます。 正直、医療の現場で働いていた人間なのに分からない

          乳がん、診断までの道のり①

          奈良から伊豆へ、そして癌になった三十路。

          はじめまして。 私は三十路の看護師です。 初めての投稿なので、自己紹介を。 奈良県生まれ、奈良県育ち、 そのまま奈良県内の看護大学に通い、県内の病院で看護師として5年勤めました。 病院での看護業務というのは非常にハードで、個人的な意見ですが大抵の看護師は強い女になり、強いおばさんになります。 看護師資格を持っていると、活躍できる場所がたくさんあります。 病院を退院したあとの自宅での患者さんたちの生活が気になり在宅看護へ転職しました。 転職をきっかけに奈良県を出てみよう!

          奈良から伊豆へ、そして癌になった三十路。