「書は人なり」を体現〜書道アーティストとしても活動する関西支社アシスタントの「泣ける仕事」とは〜
2022年12月、サーキュレーションの記念すべき50回目の泣ける仕事賞(※)が決定した。
受賞したのは、普段注目されることの多いコンサルタントやインサイドセールスではなく、関西支社アシスタントの太田 夕貴さんだ。
関西支社は、昨年12月にオフィス移転を行った。オフィス移転に関わる関西支社側の業務を全て対応したそうだが、太田さんのどんな仕事が「泣ける」仕事だったのだろうか?
「通常業務に支社の引越しが重なるというものすごく忙しい月でしたが、いつも笑顔でお仕事されてる太田さんに力をもらっています!ありがとうございます!」
「支社の引越しにあたり、メンバーが快適に過ごせるように環境を整えてくださり感謝です!いつもありがとうございます!」
これは、共に働くチームメンバーからの感謝のメッセージ。
「みんなの手を止めたくなかったので、自分にできることは全部やりたかった」と語る太田さん。
なぜここまでチームを想って仕事をできるのか、今回の泣ける仕事賞受賞の背景とともに太田さんの想いに迫る。
メンバー優先の考え方
ーー泣ける仕事賞の受賞、おめでとうございます!
太田:
ありがとうございます!
実は「泣ける仕事賞」については入社前から知っていて、密かに憧れの賞だったのです。バックオフィス系の仕事ってなかなかスポットライトが当たることがないと思うので、定量的な成果以外の部分を評価する取り組みって本当に素敵だなと思っていました。だからこそ今回賞に選んでいただけたことがとても嬉しかったです。
ーー今回の受賞のポイントを教えてください。
太田:
主に関西支社のオフィス移転業務に関して評価をしていただけたのが大きかったと思います。
とにかくチームメンバーにはお客様への提案活動や、プロジェクト推進など本質的な業務に時間を使って欲しかったので、自分ができることは全部やろうというつもりで取り組みました。オフィス移転って意外と大変な業務がたくさんあるのですが、年に何回も発生するようなことではないので、特にマニュアルのようなものはないんですね。サーキュレーションに入る前もそのようなマニュアルが存在しない仕事を何度もやってきたので、その経験が活きたのかもしれません。
ーーオフィスの移転ってとても大変そうですね。
太田:
そうですね...。
関西支社では、今までも同じビル内での引越しはあったそうですが、今回のような大きな移転は誰も経験したことがなかったそうです。
そのため荷造りや諸々の手続きに関してわからないことも多く、手探りの状態でした。
オフィス移転自体は昨年7月頃から動き始めていて、物件が決まった以降の作業は総務やコーポレートエンジニアリング部、支社長と連携しながら、関西支社側は全て私が対応しました。どんなに小さなことでも一つひとつ確認する必要があり、地道な作業が多くとても大変でした。
大変な中でも常に「メンバーの皆が滞りなく仕事できること」を意識していました。
ーーその考えが今回の泣ける仕事賞の票を集めたのかもしれないですね!
実際にオフィス移転をしてから時間が経ちましたが、どんな変化がありましたか?
太田:
前のオフィスでは支社メンバーの人数に対して席が足りておらず、リモートワークは行いつつも常にスペースが足りない状況でしたが、今は全員が入れるオフィスになりました。
メンバーからも快適になったという声を聞いています。
中でも一番良かったことは皆が同時に同じ場所で仕事をできる環境になったことです。支社内での会話が増え、コミュニケーションの改善につながりました。
心から良いと思えるプロダクトを提供している会社に入社
ーー太田さんのキャリアについて教えてください。
太田:
小さい頃から書道が好きでしたが、美大などに通っていたわけではなくアート系の仕事のイメージがつかなかったので、まずは社会に出てみたいと思い不動産系の営業からキャリアをスタートさせました。この職を選んだ理由としては、アートの業界では良いものを創り出すことが得意な人は多いけれども、売ることが得意な人は少ないと聞いて、自分は売る力を身につけたいと考えたからです。
ただ働いていく内に元々やりたかった書道の活動ができなくなっていったので、自分の時間がしっかり取れる仕事に転職することにしました。その後、サーキュレーションに2022年の6月にジョインしました。
ーーサーキュレーションにジョインした理由はどんなところでしたか?
太田:
プロシェアリングというビジネスモデルに対して心から良いと思ったことがきっかけです。ただ、最終的な決め手は直感的に「ここがいい!」と感じたことですかね。
ーー実際に入ってみていかがでしたか?
太田:
プロシェアリングに対して、さらに共感の気持ちがどんどん増しています。
特にお客様だけでなく、プロ人材にとっても価値を届けられるところが素敵だなと思っています。私の父は薬科大学の教授として研究職をしていて、薬学のプロなのではないかと思うのですが、父が定年を迎えて研究の第一線を退いた時のことを思い出しました。専門的な知見や経験を持っていたとしても、ある一定の年齢を過ぎると市場から失われていってしまうのだなと考えたときに、知見を循環させることのできるプロシェアリングの必要性を改めて感じました。
『書は人なり』を体現するアシスタントとしての仕事
ーー普段のアシスタントとしての仕事内容を教えてください!
太田:
主な業務としては、月末月初の契約書や請求書などお金周りの対応やデータ入力など細かい部分のサポートをしています。全ては、支社のメンバーが働きやすい環境を整えるために、ちょっとした困りごとなども自分ができることがあれば手を挙げてサポートしています。
最近は、ご契約していただいているお客様へのフォローに漏れがないように、チェックリストを作成したり、よくある相談や質問をまとめてFAQを作ってみたりしています。元々の業務範囲にこだわらず、メンバーのためになることを常に考えて動いています。
ーーそれだけメンバーのことを想うことができるって素敵ですね。
太田:
そうですね!コンサルタントのメンバーがお客様のことを第一に考えて行動しているように、私たちアシスタントはメンバーのことを第一に考え、支えるのがミッションだと思っています!
ーー今後やっていきたいことや、チャレンジしたいと思っていることはありますか?
太田:
実は最近はアシスタント業務だけでなく全く新しいチャレンジとして、元々得意分野であるデザインやグラフィック関係の仕事をちょこちょこさせてもらっています!全社で開催される「キックオフ・オフサイトミーティング」で、執行役員の笹島さんが発表する資料の作成を任せていただきました。このように、自ら手を挙げれば職種の幅を超えてチャレンジの機会を与えてもらえることが本当にありがたいです。
今後もクリエイティブのスキルをどんどん伸ばしていきたいです!
ーーやはり、クリエイティブの領域は太田さんの一つの軸となっているのですね。
太田:
私の座右の銘は「書は人なり」です。「作品には作り手の人となりが全て表れる」という意味なのですが、これは仕事においても大事な考え方だと思っています。
仕事における成果は自分を映す作品です。いい作品を創るためには、まずは自分自身をブラッシュアップしなければならない。アシスタントとしても皆を支える良い仕事をするためにまずは自分を磨いていきたいと思っています。
ーー素敵な言葉ですね。これからの人生の目標や成し遂げたいことはありますか?
太田:
具体的にこれというものはありませんが、自分と関わってくれた人へプラスの影響を与えるものを作り続けたいです。まずはプロシェアリングを通じて社会に大きく良い影響を与えられるように、価値発揮をしていきたいです。
ーー最後に一言お願いいたします!
太田:
関西支社はサーキュレーションで最初にできた支社。そして全ての支社の中で一番大きい支社です。その誇りがあるからこそ、関西支社が先陣を切ってサーキュレーションを牽引していきたいと思っています。
これからもアシスタントとして、関西支社からサーキュレーションを盛り上げていきます!!
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最後までお読みいただきありがとうございました!
執筆者:稲部 夏樹
編集協力:富士見さくら