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「痩せなきゃ」 と思い続ける私の心を最終的に救ってくれた本


・毎日ずっとダイエットをしている
・体重計に乗っては、気分までもが重たくなっている
・食べることに対して自己嫌悪を抱く


心当たりがある人には、この記事で紹介する本をぜひ読んでみてほしいです。



大学2年生のとき、無理なダイエットで6キロ痩せた

 私は大学生のときに本気でダイエットをして、3ヶ月で6キロ落としたことがあります。

でもあんなに頑張って落とした体重も、いまや半分ぐらい戻ってしまった。

ナゾの自己嫌悪から「痩せなきゃ……」と、また体重計に乗りはじめた近ごろ。
体重計の数値をみて、つい出てしまうタメ息。
自分の体重に1日の気分が大きく左右されてしまう。



そこでふと、なんでこんな気分になってまで痩せなきゃいけないんだっけ? と思って立ち止まってみることにしました。


あれ、私また学生時代の無理なダイエットを繰り返そうとしてる……?
あんなに辛かったのに、なんで……?
なんでこんなに「痩せなきゃ」ってずっと思ってしまうんだろう


こんな問いへの答えがほしいと思っていたちょうどその頃、この本に出会いました。


竹井 夢子さん 著 『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』


毎日体重をはからないと不安になる。100グラム単位で一喜一憂してしまう。 コンビニやスーパーでは栄養成分表示を見ないと買えない。 食べ過ぎてしまったときの自己嫌悪がかなり強い。 禁止食を設けている。 特定の栄養素(糖質、脂質など)を「悪」だと思っている。 家族や友人との食事は量が調節できないので嫌だと感じる。 1日の摂取カロリーを細かく計算している。 食事制限がつらい。 ダイエットのことがつねに頭の中にある。 運動を休むと、脂肪がついたような気がする。 よく眠れないことが増えた。

こんな方がもしいたらぜひお手に取っていただけたら幸いです。

引用:『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた〜試し読み〜』から



この本を読んでやっと答えが得られた私。
謎の「痩せなきゃ」ループから見事に脱することができたような、そんなスッキリさを味わいました。

心が救われる素敵な本だったので、本記事では私のダイエット遍歴とともに紹介させてもらいます。


※本記事は「ダイエット」の良悪に言及しているものではなく、「無理なダイエット」について言及している点をご了承ください




なぜか「ダイエット」が尽きない学生時代

 日本では、なぜか高校生ぐらいから(人によってはもっと早い)ダイエットの話題に直面せざるを得なくなる場面が多くなります。


最近でも、YouTubeやネットサイト、SNS、電車の広告、本屋さんでの特集コーナー、読んでいる雑誌にも「ダイエット」の文字。

情報をスマホひとつで気軽に手に入れられる時代になったからこそ、その数は増している気がします。


 私が高校生のときに見た『現役アイドルの体重公開!!』という特集ページにも、「これで毎月ちゃんと生理くる……?」と思わずにはいられないほどの低すぎる体重が載っていたな。

そんな私の高校生時代をちょっと振り返ってみます。

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高校での楽しいお弁当タイム。それなのに友だちはサラダしか食べない。
理由を聞くと、最近ちょっと太ったから、とのこと。

……正直、全然わからないけど?! といつも思っていた。


見た目に影響しないぐらいの誤差なのに、なんでそこまで気にするのかな、なんて思っていた。そのときは。

そう、ダイエットに囚われてしまう前の私の考えはまさにそんな感じだった。

でも徐々に「ダイエット」に関する強制概念に染まり、変わっていってしまった。



「えっ、私もダイエットしたほうがいい?」

 そんなダイエットに関する話題を毎日、耳にしていると「えっ、私もダイエットしたほうがいい……?」なんて思うように。

体育の授業前にみんなで着替えているとき、私よりずっと細い友だちが「見て! 2キロ落としたら くびれ出来た!」と縦にスラリと伸びたおへそをみんなに見せていた。

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帰宅後、鏡の前で自分のおへそを見てみると、あんなにスラリとした縦ではなく、横につぶれていた。

今までは「愛おしい まぁるいお腹だなぁ」なんて呑気に考えていたのに、一気に自分のお腹が憎らしくなった。
いま思えば、あれが自分の体型に嫌悪を抱くようになってしまった瞬間だったのかもしれません。

なんで私のお腹はぽっこりと出ているんだろう、引っ込め! と理不尽に自分で叩いたお腹。
力いっぱい自分で叩いて、手のひらがクッキリと分かるぐらい赤くなったお腹を、鏡に向かってずっと眺めていたことを覚えている。


いま振り返ると、もっと自分の身体を大事に尊重してあげてよ、と思う。




6キロ減量のダイエットに成功した大学2年の私

 高校生のときからの受験勉強のストレス、大学入学後の新生活でのストレス、留学先での食生活の変化、勉強の集中力を高めるために毎日 食べていたチョコレート。

こんな感じで大学2年生、ハタチの私は人生で一番太っていました。
でも留学帰りでアメリカに少し染まっていた私は、実はそこまで気にしていなかった。


あの言葉が耳に入るまでは。



ダイエットを決意した一言

 留学から帰ってきて、大学キャンパス内で次の教室へと移動していたとき、後ろの女子2人組からこんな言葉が聞こえてきました。


「やっぱさ、太ってる子の白パンツってキツいよね」

この言葉が聞こえてきて、ソーっとあたりを見回してみると黒スキニーや青ジーンズの子ばかり。

スキニータイプの白パンツを履いているのは私だけ。
ということは、つまり私に向かってその言葉は放たれていた。


あぁ、私って太ってるから白スキニーも履いちゃいけないんだ


そんなふうに思ってしまった。
いま思えば、ここから私の見た目コンプレックスとダイエットへの思いは加速しました。




見返したい! と奮闘した無理なダイエット、そして多くの副作用

 3ヶ月で6キロという数値だと、そこまで無理なダイエットでもなくない? と思われるかもしれませんが、結構しんどかったです。心身ともに。

元々すごく太っているという数値でもなかったため、とにかく痩せにくかった。
軽い筋トレをしたり、食生活を少し変えただけでは、なんの変化も起こリませんでした。

だから無理なダイエットをしてしまいました。


無理なダイエットで食事制限をしていたときの不快な症状は、主にこんな感じ。


無気力(楽しい! や、これやるぞ! みたいな気持ちは皆無)
気持ちに余裕がなくなる(普段の会話すら楽しくできず、人付き合いが億劫に)
周りの人、特に家族に当たってしまう(心まで痩せてしまっていた)
・些細なことでイライラする(空腹による不機嫌がどうしても出てしまう)
貧血(朝ごはんを食べても血の気が引いて、電車で倒れそうになる恐い経験も)
・立ちくらみ/動悸(エネルギー不足の典型的なサイン、特にお風呂上がりは倒れそうに)
冷え/低体温(手足の冷たさが尋常ではなく、色も血の気がなくて白い)
生理周期の乱れ(経血が少なすぎたり、周期が遅れて2ヶ月に一回に)
・息切れ(脂肪とともに筋肉量も落ちていたため、乗り換えで階段ダッシュをして電車に乗り込むとしばらく息が整わない、足が震える)
・腹痛と吐き気(空腹状態が長いからか胃酸などで胃腸も不調に。食後であっても横になるぐらい痛いことが多かった)
・肌のバリア機能がなくなる(肌荒れとカサカサ乾燥で※ハタケができる ※正式名は単純性粃糠疹(たんじゅんせいひこうしん))
・髪の毛や爪がパサパサする(髪の毛はパサっとした感じになり、太陽光に当たるとツヤ感がない。爪は割れやすく、白いタテ線が入る)
・勉強に集中できなくなる(糖質が足りていないため、頭が回らない)
・代謝が落ちているため、少しでも食べると体重が戻る(それで気分までも重くなる)
食への楽しみが一切なくなる(脳内が美味しそう! ではなく、太りそう! に)
・自己嫌悪(自分は太って醜い、だから痩せなきゃという自分を痛めつけるマインド)
...etc


挙げ出すとキリがないのでこの辺にしておきますが、無理なダイエットなんてもっての外、ましてやダイエットはずっと行うものじゃない、というのがやはり個人的な感想です。


この辺りの副作用は本にも書かれていました。
さらに、作者の竹井 夢子さんは かなりストイックなダイエットを行われていたようで、それによって手足の痙攣が起こったり身体に発疹が出てしまったり、と詳細にその過酷なダイエットの副作用が描かれていました。


この辺りも本を読みながら、あぁそれだけ無理な食事制限をしていたら、そりゃそうなっちゃうよ、と無理なダイエットについて初めて客観的に考えることができました。

無理なダイエット中は客観的に自分の状況が見れなくなる、というのも恐いポイントかもしれません。


もちろん、著者の方と比べると環境やダイエットへのプレッシャーも段違いですが、私も当時は周りの人から下記のようなことを言われていたなぁと本を読んでいて思い出しました。


「なんで、そこまでして痩せなきゃいけないの? 健康な体重の範囲だから別に良くない?」
「最近、なんか元気ない(不機嫌な)こと多いね」
「ダイエットするのは勝手にしたら良いけど、不機嫌をばら撒いて周りも嫌な気持ちにさせてるの分かってる?」


こういった言葉に対しても、「私はこんなにダイエット頑張っているのに、なんでそんなこと言うの」みたいに受け取ってしまっていました。


今から振り返っても、テンションは低く、気持ちはずっと落ち込んで不機嫌な時間が圧倒的に多くなってしまっていた。そのフキゲンを周りに撒き散らしてしまっていた。


両親や友だちが「これ、美味しいよ」と半分こしてくれたオヤツも「太るから」と断っていた。そんな返事をして嫌な気分にさせてしまっていた周りの人に、今からでも謝りたい気持ちです。


こういうふうに、身体が痩せる前に(もしくは身体とともに)心がどんどんと枯渇していってしまう。


しかも、枯渇した心を潤すのには、もっともっと多くの時間がかかる
このことを体験として思い知るのはもっと後の話でした。



ダイエットが成功して嬉しい、でも一時的なものだった

 本のなかでも書かれていましたが、ダイエットに成功してシンデレラ体重になったときは、嬉しい! やった! という感情が私にも湧き起こりました。

達成感に一番近いかもしれません。あとは自分に打ち勝った自信? のような感情(でもこれもほんの一瞬のもの)もありました。


シンデレラ体重と呼ばれる身体では、服のサイズも小さくなったし、もちろん外見もシュッとした感じに。

ダイエット前に履いていた白スキニーは、ベルトで締めると生地が変にダブついてしまうようになり、もう履かなくなっていました。



LINEで送られてきたゼミでの写真、ふとした瞬間に映った写真の自分はアゴのラインもほっぺたもシャープになっていた。

でもちょっと首の辺りがギスギスしている感じもする。そしてなんだか以前よりも通学が疲れやすい。階段で息が上がる。体力と免疫が落ちて、風邪もひきやすく治るのに時間がかかる。気だるさを感じる日が増えた。生理の周期も毎回ちょっとずつ遅れて、年間を通したら前より少ない?

こんな違和感もずっとあって、それに自分でも気がついていた。
たしかに身体はずっと悲鳴を上げていた。

身体は危険サインを送り続けているのに、それを無視して強制的にマインドでコントロールしようとしていた。

ちょっと食べ過ぎちゃった日、体重が戻っていないか不安になって体重計に乗ってまた食事制限、その繰り返し。


そう、痩せたのに、私はダイエットに終止符を打てなかったのです。


なぜなら気を抜いたらまた太ってしまうという不安が生まれてきて、ずっとダイエットしていないと自己嫌悪するマインドになってしまっていたから。


ここも本で書かれている内容の通りでした、、、。


自分が頑張って頑張って無理なダイエットで成果を出した分、その成功体験がさらに

痩せている = 自分をコントロールできている

太っている = 自分をコントロールできていない

の考えを補強してしまったのです。


 今から振り返ると、自分のダイエットに必死で周りが見えておらず、ひたすら周りの人を不快な気持ちにさせていた。
空腹でのイライラを親しい人に向けて発散していた私が、自分をコントロールできているなんて、そんなことは決してないのは明白です。




毎日、カロリーや脂質、糖質が脳内を占める

 これも本のなかに書かれていて、その描写がまるで自分のことのようで驚きました。

お昼休み、コンビニで売っている商品の成分表を見て戸棚に直す。それを繰り返すまさにその描写が、大学生の自分とピッタリ重なってビックリするほどでした。

当時の私もたしかに言っていた。
「うわ、これ脂質15gもあるじゃん、やめよう」って。
それを不思議そうに、なんでそこまで? っていう顔をしていた友人を今でも詳細に覚えている。


友だちとお茶するとき、大学でご飯を選ぶとき、家でのご飯のとき。
朝ごはんから晩ご飯まで、ずっとカロリーや糖質、脂質を気にしていました。


だから友だちとメニューを見ていても、「太りそう」「ダイエット中だから」「私はコーヒーだけでいいや」なんて言っていた。


今から振り返ってみると、あれは貴重な大学生の瞬間だったのに。

いったん社会人になってしまうと、もう味わえない貴重な学生の時間だったのに。

大学で初めてできた仲良しの友だちと、「あと半年後にはもう卒業で離ればなれだね」なんて話しながら大学帰りにミスタードーナツに行ったとき。


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ドーナツを普通に楽しく、ダイエットなんて気にせずに食べればよかった。


ドーナツ一個ぐらいで大丈夫だから、っていうかそもそもそんなにダイエットなんて気にしなくていいから。

当時の自分に言ってあげたい。

そして友だちにも、当時はごめんね、と今からでも伝えたい。



私がダイエットを終えたキッカケ

 私がダイエットに終止符を打ったのは予測もしなかった、とある出来事がキッカケでした。

それはちょうど大学院に進学するころ、人間関係で悩む出来事があり、そのストレスで丸3日間なにも食べれなくなってしまったことでした。


メンタルが落ち込んでしまって全く食欲がなく、お腹も空かない。
本当になにも飲めず食べれず、3日間で体重が3キロ減ってしまいました。
そしてその急激な免疫低下によって身体にきてしまい、お医者さんに駆け込むことに。

適切な余裕ある体重を備えていなかったら、こういったふうに急に体調を崩したとき、それをリカバーする脂肪やエネルギーが足りなくなってしまうことも学びました。


これ以上はヤバいと本能的に悟り、大学院入学を目前にした大切な時期に、まずは身体を治すために健康的な体重に戻そう、と私のダイエットは強制終了しました。


そして、大学院に進学する際に両親と約束した「勉強を必死にがんばる」ために、目の前のやるべきことリストから「ダイエット」を消去しました。


無理なダイエットは、目の前のやるべきことをすべて「痩せること」へとすり替えてしまう。そんな怖い一面を持っていると感じた瞬間でした。




身体とマインドは相互にバランスを取っている

 そんなこんなで、身体もマインドも元気じゃないと、できることもできないんだなと実感した私です。

それなのに、なぜかいまだに「痩せなきゃ」ってまだ思っちゃう時がある。
なかなか刷り込まれた価値観を取っ払うのは難しい。だから今後は、この本を読み直しながら、もし身体を軽くしたくなったときは適度なダイエットに留めようと思い直しました。


心まで痩せてしまうような無理なダイエットは、リバウンドしてしまうことも多く、それによってまた自己嫌悪という抜け出せないループにハマってしまうこともある。
本当に、無理なダイエットで心までギスギスさせてしまったら本末転倒だなと冷静に考えるとそう思えます。



ダイエット強制終了、その後

 ここからは余談ですが、大学院での2年間は生活リズムや通学による運動量も安定していたからか、体重の変動もそんなにありませんでした。


あと一番大きかったのは、ダイエットを強制終了したことにより、意識が「痩せる」から「大学院での勉強」に切り替わったことだと思います。

食への異常な執着が無くなったため、そこまで意識しなくても自然と体重が安定していたのかもしれません。


ただ、環境が大きく変わってストレスのかかる社会人になってからは、また体重の変動がありました。



ダイエット強制終了から2年後の体重変動


・新社会人になりたての頃
→ 新生活と日々の仕事を覚えるのに必死で、体重は自然と減少
(理由:食欲 < 睡眠欲 で、晩ごはんを食べずに寝たりしていたなど)


・入社から2〜3ヶ月たった頃
→ 少しずつ生活に慣れてきて、体重が急激に増加し始める
(理由:会社のストレスで帰宅後に連日アイスクリーム、栄養の偏り、外食テイクアウトで糖質/脂質過多、遅い時間の晩ごはん、会議中にお腹が鳴らないように朝昼しっかり食べる、睡眠不足など)


・会社を辞職後すぐ
→ 環境が変わり、体重はゆるやかに減少
(理由:ストレスの減少、早めの晩ごはん、栄養バランスの良い食事、散歩など適度な運動、ストレス解消のための甘いものへの過剰な欲求の減少、十分な睡眠など)


・独立して働き始めて半年後
→ 体重がゆるやかに増加
(理由:仕事のストレス、デスクワークによる運動不足、気分転換のため仕事の合間のお菓子、締切に追われた短時間での食事、睡眠不足など)


・独立して働き始めて一年半後の現在
基準にしている体重より、1〜3キロ以内の増減を繰り返す
(理由:会議などでのストレス、デスクワークによる筋力低下、年齢による代謝の落ち、運動不足、外食、食後の甘いもの、取引先からいただいたお酒をのむ、など)


こうやって見てみると、食欲はある程度マインドを保つためにバランスを取っているのかなぁなんて感じます。


急激にストレスのかかるオンライン会議の後や、新しいクライアントさんとの打ち合わせ、値段交渉など、急なストレスがかかった後は、どうしてもやっぱり甘いものが食べたくなったりカロリーの高いものが食べたくなる。


以前だったら「あぁ〜ダメだ、また甘いもの食べちゃってる」なんて考えてしまっていましたが、最近ではそう思うことがストレスに追い討ちをかけていることが判明。


なので最近は「あぁ〜、さっき頑張ったもんなぁ、今日ぐらいは甘いもの食べていいにしちゃおう?」なんて


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たまには自分を甘やかして、無理のない範囲? というか、だいぶゆとりを持った範囲で自分の体重をコントロールしています。

(爆食したり太り過ぎると、それはそれで身体と心への負担になってしまうので……)




最後に

 色々と書いてしまいましたが、食事ってコミュニケーションツールの一つでもあるから大切にしなくちゃいけないなと、今はそう思っています。

ありがたい食事への感謝を持ちながら、人と一緒に食事を美味しく楽しく食べることは人生を豊かにしてくれる、そんなふうに感じることができるようになった。

あと、思い出とのつながりも大きい。


高校生のとき、放課後にみんなで買い食いしたスーパーカップ
(夏でほとんど溶けていて、もはや飲み物だったなぁとか)


大学生一年生のとき、友だちと2軒ハシゴしたラーメンと半チャーハン
(ラーメン屋さんもう一軒いっちゃう?!なんて勢いで2軒をハシゴしたら、友だちが着ていたワンピースのベルトが外れ、大爆笑した思い出)



ゼミのクリスマスパーティで食べたケンタッキーのフライドチキン
(みんなでチキンを食べて、さらにはケーキ2個まで食べた)


会社を辞めたとき、お祝いに同期が買ってくれたドミノのピザ……etc
(大きすぎてみんなで食べきれなくて、カバンに入れて持って帰ったら仕事カバンがすごいピザ臭になったな、とか)



そのどれもが、特別に美味しかった。
楽しく食べることはやっぱり大切だった。

今でもお店を見るたび、そして食べるたびにふとそんな楽しい時間を思い出す。


そんなふうに食事って大事だな、と思えるようになるまで
だいぶ時間がかかってしまいました。


兎にも角にも、こんなふうに悩んでいた私に寄り添い、共感を届けてくれて、無理なダイエットをもう繰り返さないで良いんだ、と安心感を与えてくれて救ってくれた、この本がより多くの方に届きますように。


この本で救われる人はとってもとっても多いと思います。


気になった方は、ぜひ読んでみてください。



私も、これからは食事を楽しむことを忘れずに。
そして自分に無理のない範囲で体重をコントロールしていこうと思います。
かならず心にも相談しながら。


無理なダイエット、ダメ! ゼッタイ!

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