℃hika

推し事が趣味の30代。金の計算が好き。

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最近の記事

No.31 殺伐としたこの世の中に

私はTwitter(現X)が好きだった。 Twitterを始めたのは2009年12月。今年で私のTwitter歴は15周年を迎えることになる。 あの頃はまだブラック会社で半分心が死んでいた。 通勤のJRの中でガラケーを握りしめてポチポチやっていた記憶がある。 気軽に呟いて気楽に反応できていた。 何で始めたのかはよく覚えていないけど、私がガラケーからスマートフォンに買い替える決意を与えてくれた友人が一番古いフォロワーにいたので、Twitterも彼の影響があったのではないかと思

    • No.30 父を探してなんとやら

      詳しくは書かないが、私は少々複雑な事情のもと出生している。 さらに、壮絶とまでは行かないが、平穏とも言い難い子供時代を送っている。 そんなわけで両親の離婚により父と疎遠になった私は、「何かあっても絶対に父を助けることはないし、骨も拾わない」と固く決心していた。 今ならわかるが、そう決心できたのは私の思慮が浅かったからだ。 私は半年ほど前からひっそりと父の居所の調査を開始した。 あまりにも単純すぎる動機だが、自分自身が親になって、急に父の顔が見たくなったのだ。 調査と言っ

      • No.29 今日も一日頑張ろう

        ブリだ。漫画「金色のガッシュ!!」でガッシュがよく抱えていた、あのイキが良く大きなブリだ。 絶賛登園拒否中の2歳3ヶ月の息子は、私の腕の中で泣き叫びながら必死に体を仰け反らせている。それなりに大きくなった体でビチビチと暴れる姿はまさしくガッシュのブリだ。 紺色のジャンプスーツを着ているのでなんとなく色も似ている。 出勤を前にして疲れきっている私は息子を無事に保育園に送り届けることだけを目標に、無心で雪道を突き進んだ。 頭の中では常にブリを抱えたガッシュが共に走っている。

        • No.28 年の瀬に思うこと

          我が日常は目まぐるしく、退屈している暇がない。 これは私が好きな小説のひとつ「有頂天家族」の有名な一節です。 あらゆることに忙殺される日々も、この一節を主人公になりきっていかにも台詞っぽく心の中で唱えてみると、ちょっとワクワクした気持ちになれるのです。 さて、今年もあっという間でしたね。クリスマスも迎えていないのにこんな言い回しをするのは些か気が早いような気もしますが、年明けから記憶が奪われたのではないか、さもなければタイムリープでもしたのではないかと疑ってしまうほどのスピ

        No.31 殺伐としたこの世の中に

          No.27 人生の見直しは何度あってもいいですよね

          前回の日記から7ヶ月も経ってしまいました。 そしてこれは2023年初めての日記となります。 下書きには“書きかけのNo.27”が複数ありました。 昨年の振り返り、2023年に入ってからの近況など……その中には私がnoteを投稿する際のルールとして定めている1000文字にあと50文字ほどで達する記事もありました。でも書ききれないまま何ヶ月も経ってしまったので、改めて一文字目から記事を打ち直しています。 今年noteがなかなか書けなかったのは、シンプルに私に余裕が無かったから

          No.27 人生の見直しは何度あってもいいですよね

          No.26 次回公演に向けて

          前回の日記から2ヶ月以上空いてしまった。 投稿するたびに何かしらの理由をつけて褒めてくれていたnoteも、今回はさすがにノーコメントなのではないだろうか……と投稿前から少し寂しい気持ちになっている。 さて、今私が準備に追われているのは、12月15日より生活支援型文化施設コンカリーニョで公演がスタートするRED KING CRAB 演劇公演『遭難』だ。 気が付けばもう本番まで1ヶ月を切っている。 毎年公演を行っていたRED KING CRAB。 今年(2022年)に何をす

          No.26 次回公演に向けて

          No.25 もうすぐ一年

          一年前の今日は、私が出産のために入院した日である。 本来であれば37週の妊婦健診を受けて帰るはずが妊娠高血圧でひっかかり、緊急入院となったのだ。 「血圧が高いんだけど、体調は?」と助産師さんに聞かれたので「頭痛がします」と伝えていたところ、担当医が焦り顔で入ってきた。 高血圧で頭痛があるとちょっとマズいらしい。この時はじめて知った。 そこからなんやかんやで帝王切開となったのが3日後。 そう。もうすぐ息子も1歳である。 誕生日は9月13日。 しかしド平日で家族全員仕事、

          No.25 もうすぐ一年

          No.24 頭の中を整理するための日記

          前回のnoteから1ヶ月以上経ってしまった。 6月からずっと自分でもびっくりするほど忙しい日々を送っている。 おかげで、いろいろなことに少し強くなれたと思う。子連れでの外出スキルがぐんと上がったし、本格的な仕事復帰に向けてのいいリハビリにもなっている。 そんなに忙しいのにnoteを書く時間はあるの? と言われそうだが、良識のある人ならこの時間の大切さをわかってくれるだろうと勝手に信じている。私にとっては頭の休憩なんです。もう頭が限界なんです。わりと頑張ったと思うよ、今日の私

          No.24 頭の中を整理するための日記

          No.23 自分を納得させるための言い訳

          今日も子供の寝かしつけが終わった。 寝かしつけが終わったからと言って、そこから朝まで寝てくれるわけではない。しかしお昼寝よりは少し長く寝てくれるので、これでようやく一日が終わった、という実感が得られる。 というわけで、育児がスタートしてから希少価値が爆上がりした「自分の時間」のスタートである。 この貴重な時間の使い方だが、冷静に考えればさっさと家事を終わらせて一秒でも長く布団に入るのが最適解なのだと思う。 3時間後くらいには「あー、寝とけばよかった」と後悔する自分の姿が

          No.23 自分を納得させるための言い訳

          No.22 文章を書くことが好きなので

          前回のnoteから1ヶ月が過ぎた。 そろそろ何か書きたいなーと思いつつパソコンに向かってみるが筆が進まない。そんな夜を何度か過ごしている。 最近あった出来事や考え事を打ち込んでみるが、書いている途中で「結局私は何が言いたいんだ?」と我に返ってすべて消す。 さっきまでは雇用保険の話を書いていた。昨日、失業手当の手続きでハローワークへ赴いたからだ。雇用保険の知識を解説するわけでもなく、自分の経験をだらだら書いているだけでなんのまとまりもなかったのでやめた。 時折、自分が過去に

          No.22 文章を書くことが好きなので

          No.21 社会との関わり方、忘れそう

          さて、昨年9月に出産をしてから、病院・スーパー・親戚の家など、本当に必要な場所にしか外出しなくなってしまった。 その外出も基本的には子連れだ。 もうずっと、一人きりで1時間を大幅に超える外出をしていない。 家族以外の人と接する時間も極端に減ってしまった。 コロナの影響で3年近く友人と会っていないし、会社は昨年5月に退職を余儀なくされてしまったし、育児をしながら自宅警備の毎日で社会との関わり方を見事に忘れつつある。 育児のためとは言えいつまでも自宅警備ではいられない。ゴール

          No.21 社会との関わり方、忘れそう

          No.20 自己責任という他責思考

          ここ数年、「自己責任」という言葉について考え続けている。 高校を卒業して就職し、1年くらい経った頃だろうか。初めての就職先がいわゆる”ブラック会社”で苦しんでいた私は、頻繁に愚痴をこぼしていた。 それを聞いた当時の恋人(12歳年上)は、「自分のせいにしたほうが楽だよ」と私に言った。 ビジネス本や新入社員研修などでも、この「自責意識」をもつことが大切だとされている。 「この会社に入ると決めたのは他の誰でもない自分自身。他人や環境のせいにしてはいけない」。 それが”正解”な

          No.20 自己責任という他責思考

          No.19 推しだった人とファンだった私

          ガソリンスタンドで洗車を待つ間、私の推しライターである横川良明さんの著書『人類にとって「推し」とは何なのか』を読んでいた。 まだ読了できていないのだが、毎ページ共感の嵐で首がもげるほど頷きつつ、自分の”推し”だった人を思い浮かべていた。 今回はその”推し”への思いを綴っていくが、”推し”はすでに芸能界を引退しているので、本人が特定できる情報は記載しない。 私がその”推し”と出会ったのは、別の推しのイベントに参加した後のこと。帰りのバスが来るまで暇だなぁと思っていたところ

          No.19 推しだった人とファンだった私

          No.18 料理は得意じゃない

          料理が得意ではない。 現在は一応「主婦」を名乗っているので、まあ普通にできている(と思いたい)のだが、とにかく誰かのために作る料理が苦手だ。 男性に「℃hikaって料理できるの?」と訊かれたときは、自信の無さから「自分自身の食事の面倒は見られるレベル」とややこしい返しをしていた。 私がキッチンに立つようになったのは小学校低学年の頃。 母に教えられてお米をといだり野菜を切ったり、できる範囲でお手伝いをしていた。 そんなある日、私は野菜の皮むき中にピーラーで指を切った。ズキ

          No.18 料理は得意じゃない

          No.17 やりたいことリスト

          前回の日記から2週間以上経過してしまった。 noteを書く気が起きない程度にくたびれた日々を送っていた。年末年始、なんだかんだで忙しかったのかもしれない。 さて、あまりテレビを見ない私だが、日中は少しでも部屋をにぎやかにしようと思ってテレビをつけている。子供に昼夜の区別をつけさせるためだ。 子供に最近お気に入りのアンパンマンのはがためラトルを握らせながらヒルナンデスを見ていると、「自分の夢を叶えるために専門学校に通うママ」の特集が組まれていた。 それを見てぼんやりと『自分

          No.17 やりたいことリスト

          No.16 抱負の話

          何年前からか、私は一年の抱負を決めるようになった。 2021年「質を高める」 2020年「素直に生きる」 2019年「仕上げの一年」 2018年「人生を変える」 2017年「やるべきことをやれるだけ」 2016年「好きなことを好きなだけ」 記録に残っているものは、こんな感じ。 2016年からの日記やブログを読み返していると、どの年も「人生を変えたい」という自分の思いがひしひしと感じられた。 2018年の抱負なんて、ド直球に「人生を変える」だし。この年に決着をつけたい、と

          No.16 抱負の話