No.31 殺伐としたこの世の中に

私はTwitter(現X)が好きだった。

Twitterを始めたのは2009年12月。今年で私のTwitter歴は15周年を迎えることになる。
あの頃はまだブラック会社で半分心が死んでいた。
通勤のJRの中でガラケーを握りしめてポチポチやっていた記憶がある。
気軽に呟いて気楽に反応できていた。
何で始めたのかはよく覚えていないけど、私がガラケーからスマートフォンに買い替える決意を与えてくれた友人が一番古いフォロワーにいたので、Twitterも彼の影響があったのではないかと思う。
もしくはmixiとかニコニコ動画あたりで繋がりがあった誰かの影響だろう。フォロワー諸賢、誰か覚えていたら教えてください。

ところが最近は徐々にTwitter離れを起こしている。
仕事と推し活で情報収集が必要なので毎日チェックはしているのだが、開くたびに誰かがタイムラインでブチ切れているので、どんどんしんどくなってきてしまった。
あまりにしんどすぎて「この機会にデジタルデトックスでもすっか!」とスマートフォンの電源自体を切ることもままある。

なんというか、みんな怒りすぎじゃない?
最近は特に「私いつの間にデビルマンの世界に紛れ込んでしまったの……?」という感じである。
(私も自覚なしにそのうちの一人になってしまっている恐れも十分にある)

思い切ってTwitterをやめてしまおうか、と考えた時もあったが、そこまでは決心がつかない。
なので最近はすしすきーを避難先にしている。
Twitter見るのはしんどいけど自分の気持ちはちょっと言葉にしたいなーというときは、すしすきーに投げてみる。
すると、拡散されるわけでも返信がくるわけでもなく、バリエーション豊かな絵文字で反応が飛んでくる。(一言で返せるLINEのスタンプが絵文字になったものをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれない)
このライトな感じがすごく心地いい。

しかし、すしすきーではTwitterのフォロワーと一切繋がっていないので(今後も繋がる予定はないが)少し物足りなさも感じる。
結局のところTwitterをやめられない一番の理由は、Twitterで気軽に繋がっている友人たちとお互いの近況をなんとなく見守れる状態がそこに出来上がっているからなのかもしれない。

なので、友人がごっそりどこかに引っ越したら、私はきっとTwitterをあっさり捨てられるのだろう。なんて考えた夜でした。

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