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No.28 年の瀬に思うこと

我が日常は目まぐるしく、退屈している暇がない。
これは私が好きな小説のひとつ「有頂天家族」の有名な一節です。
あらゆることに忙殺される日々も、この一節を主人公になりきっていかにも台詞っぽく心の中で唱えてみると、ちょっとワクワクした気持ちになれるのです。

さて、今年もあっという間でしたね。クリスマスも迎えていないのにこんな言い回しをするのは些か気が早いような気もしますが、年明けから記憶が奪われたのではないか、さもなければタイムリープでもしたのではないかと疑ってしまうほどのスピード感でした。
ジャネーの法則でいくと私の年齢(34歳)では1年の体感時間は11日なのだそうです。ということは、私に残された2023年はあと数時間といったところでしょうか。この数時間を寝過ごしてしまうのはもったいないですね。

今年の自分には何ができただろうか。
振り返っても成果物らしいものは見当たりません。
昨年のような慌ただしさがもたらすストレスは少なかったけど、達成感が得られないフラストレーションはたまりっぱなしでした。
隣の芝生が青すぎてつらい。

それを少しでも解消したくて、スキマ時間に読書ばかりしてました。
選んだのは実用書、というかビジネス書がほとんど。
育児をしていると自分の時間が細切れになりがちなので、そういったジャンルの方が読みやすいんですよね。その日1ページしか読めずに終わっても実用書、ビジネス書だとそこそこキリが良かったりする。内容も勉強になるし、読書の時間が自分と向き合う時間にもなります。

特にビジネス書を読んでいると「いくら何でも妄信しすぎでは?」とか、「それってあなたの感想ですよね?」なんてツッコミたくなることはよくあって、そのうち自分の中でディベートが発生したりします。それがちょっと楽しい。

なんか意識高い系の胡散臭いビジネスアカウントみたいなことを書いてますが、スマホを眺めて時間を浪費するよりは有意義だと思っているのは間違いないです。スマホで浪費しちゃってる時間の方がまだまだ多いですけど……。
ちなみにひろゆき氏の著書を好んで読んでいます。先日「僕が親ならこう育てるね」を読み終えました。おもしろかったです。

成果物はほとんどない1年だったけど、少し心の充電はできた気がします。
ある意味ではそれを成果物と言ってもいいのかもしれないですね。
もう少しチャージを続けながら新年を迎える準備をしたいと思います。


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