マガジンのカバー画像

マーケティング失敗あるある

8
「シニアの社会参加」の社会課題をマーケティングで分析、課題設定、戦略策定まで紹介しています。
運営しているクリエイター

記事一覧

プレゼンはWHO-WHAT-HOWで準備する

プレゼンはWHO-WHAT-HOWで準備する

『ライフデザインとプロシニア』講演のつくり方

ソニー株式会社 R&Dセンター 福馬 洋平さんのご厚意で、ソニーの社員コミュニティBridge Terminalでプロシニアについて話す機会を頂きました💪。『60歳からの40年間、社会とどのように関わりたいか?』をテーマに、サードプレイスのはじめ方について私の経験を話しました。

今回の講演ではプレゼンの構成、スライドについて評価頂くコメントが多か

もっとみる
マーケティングの”失敗”あるある⑦  製品の特長しか伝えていない

マーケティングの”失敗”あるある⑦  製品の特長しか伝えていない

あなたの取り扱っている製品はものすごく良いのに、中々相手に理解されない経験はないですか?それは顧客が製品/サービスを使うメリットが伝っていないかもしれません。今日はマーケティングのフレームワークであるFABを使って、顧客利益について考えてみましょう。

『5秒』は売れる!…は全くウソだった経験外資系医療機器メーカーで、糖尿病患者さんが使用する血糖測定器のマーケティングを担当した経験があります。当時

もっとみる
マーケティングの”失敗”あるある⑥  目的なくペルソナをつくる

マーケティングの”失敗”あるある⑥  目的なくペルソナをつくる

-マーケティング戦略5

「シニアの社会参加」のマーケティング戦略を、”失敗あるある”を意識しながら考えていきます。前回検討したSTP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)をもとに、今回はペルソナを設定した上でマーケティングミックスを考えたいと思いいます。

マーケティング戦略4で設定したターゲティング、ポジショニング
【ターゲティング】
「60歳以降の生活に不安を感じているが、忙

もっとみる
マーケティングの”失敗”あるある⑤  ターゲット顧客を絞れない

マーケティングの”失敗”あるある⑤  ターゲット顧客を絞れない

-マーケティング戦略4

「シニアの社会参加」のマーケティング戦略を、”失敗あるある”を意識しながら考えていきます。マーケティング戦略としては4回目です。前回までで分析フェーズは終了し、今回からは戦略立案フェーズです。

分析フェーズの結果は前回のnoteをご覧ください。

STP(セグメント、ターゲティング、ポジショニング)とは?
いつものように教科書から見てみましょう。

STPはマーケティン

もっとみる
マーケティングの”失敗”あるある④  打ち手に合わせて課題を作文する

マーケティングの”失敗”あるある④  打ち手に合わせて課題を作文する

-マーケティング戦略3

「シニアの社会参加」のマーケティング戦略を、”失敗あるある”を意識しながら考えていきます。マーケティング戦略としては3回目になります。マーケティング戦略は、分析フェーズ → 立案フェーズ → 展開フェーズと進みますが、今回は分析フェーズの最後です。今回の”失敗あるある”は打ち手に合わせて課題を作文するです。

課題の特定はイシューの分解からはじめる前回は、環境分析で積み上

もっとみる
マーケティングの”失敗”あるある③ SWOTを強み(S)からはじめちゃう

マーケティングの”失敗”あるある③ SWOTを強み(S)からはじめちゃう

-マーケティング戦略2

「シニアの社会参加」のマーケティング戦略を、”失敗あるある"を意識しながら考えていきます。マーケティング戦略としては前回に続いて第2回目です。前回を読みたい方はこちらをご覧ください。
今回の”失敗あるある”は、SWOTを強み(S)からはじめちゃうです。

SWOTとはSWOTについて、まずは教科書から紹介させて頂きます。

 SWOT分析は(Strengths - Wea

もっとみる
マーケティングの”失敗”あるある②   市場分析に時間をかけすぎる

マーケティングの”失敗”あるある②   市場分析に時間をかけすぎる

-マーケティング戦略1

今回から「シニアの社会参加」のマーケティング戦略を、”失敗あるある”を意識しながら考えていきたいと思います。今回の”失敗あるある”は、市場分析に時間をかけすぎるです。

「シニアの社会参加」に絞った理由はこのnoteをご覧ください。

マーケティング戦略策定プロセス戦略策定は、分析フェーズ → 立案フェーズ → 展開フェーズで進みます。
分析フェーズの目的は、これから参入

もっとみる
マーケティングの”失敗”あるある    - 打ち手(方法)だけを議論する

マーケティングの”失敗”あるある    - 打ち手(方法)だけを議論する

会議中はものすごく盛り上がったのに、後で振り返ったら「あれ、なんであんなに盛り上がったのだっけ?」と言うことはないですか?

原因は「イシュー(課題)を合意する前に打ち手(方法)だけを議論する」からです。結果として面白そうなアイデアや、声の大きい人のアイデアばかりが採用されてしまいます。最悪なのは、その場で出た全てのアイデアを含んだ折衷案です。

いろいろな検討をはじめるのではなく、いきなり「イシ

もっとみる