キリがいいところ

チョコレートと微生物を研究する大学3年生です。私の『きり』という名前通り、キリがいい=…

キリがいいところ

チョコレートと微生物を研究する大学3年生です。私の『きり』という名前通り、キリがいい=私が良いと思っている考えや気づきを”自分に素直に”発信していきます。

最近の記事

素の自分に出会えた日

12月20日、オンラインで行われた逆求人型就活イベント『ウェルハンティング』に参加した。逆求人とは、企業の前で自身のプレゼンテーションを行い、企業側がその学生の価値観に共感することを採用の入り口とするイベントである。学生側から企業に合わせて内定を取りに行くのではなく、ありのままの自分を表現することから始まるスタイルが特徴である。 結論から言うと、参加して良かったと心から感じた。理由としては1番大きな部分は、"素"の自分に出会えたことである。 ある企業さんの前で、自分のプレ

    • 私と黄色

      『これにする!』 小学校に上がる3か月前のこと。近所にある総合型スーパーのランドセル売り場で、私は黄色のランドセルを指さしながら得意げにそう言った。 『皆は赤色だよ。きりちゃんも6年生になったら赤じゃないと恥ずかしくなっちゃうかもよ。本当に黄色にするの?』 という母の言葉を聞いたところで迷いなんてなかった。当時の私にとっては黄色以外は正解の色でないかのように、黄色いランドセルを即決した。別に、昔から黄色が好きだったわけでもない。ランドセルコーナーに向かう前に色をあらかじ

      • プロの手つき

        美味しいものを食べること。 人の話を聞くこと。 新しい事を知ること。 人と一緒に笑うこと。 動く乗り物の窓から外の景色を眺めること。 最寄りの駅までの道をゆっくり歩くこと。 いつもより10分早く起きて、二度寝すること。 これらは全部私の好きなこと。 そしてもうひとつ・・・ プロの手つきを眺めること。 プロの手つきを眺めることが昔から好きだった。それは、テレビの中で取り上げられるような日本屈指の陶芸家の手つきなども、もちろん含まれるが、私が最も好きなのはもっと身近なプロ

        • “楽しむ”を選択する

          今から20分休憩時間です。 そう言われたら皆さんは何をしますか? スマホを見る。寝る。コンビニに行く。色々ありますよね。 今の質問に"ドッチボール"って答えた方はいましたか? 私は今、アルバイトとして個別の塾で講師をしています。そこで先日、小学生の男の子の授業がありました。個別の塾では、勉強に苦手意識を持つ子が多いので授業への導入をスムーズにするため、授業前のコミュニケーションを大切にしています。生徒について知るためにその子の好きなこととか、学校のこととか色々お話しす

        素の自分に出会えた日

          両目で見る

          『右目は正面向いてるのに左目は違うとこみてるよ!』 小学生の頃から幾度となく、言われてきた。 そう、私は生まれつきの斜視である。斜視の中でも”間欠性斜視”である。間欠性斜視というのは、普段は両目で同じ方向を見ているが、時々左右の目で違うところを見てしまう症状である。私の場合は、疲れている時によく斜視になる。今でも疲れている時は、毎日1回のペースで斜視になる。 斜視は目の病気に分類され、私の両親もまだ私が赤ちゃんであった頃、心配して病院に連れて行ってくれた。しかし、私の場

          同志募集~note9日目~

          『お店で出会う店員さんを笑顔にすること』 これが私の日課である。お店はなんでもいい。スーパーやコンビニ、飲食店でもどこでも、その日に出会う初対面の店員さんを笑顔にするのだ。それも別に特別なことをする訳ではない。ただ普通に物を買う、食べ物を食べる、その一連の動作の中で店員さんを笑顔にして店を出るのだ。 そもそも、なんでこんなことを始めたのか。それは、大学1年生の時に経験したコンビニバイトが大きく影響している。 コンビニは私の人生初のバイト先であった。一般にコンビニのバイト

          同志募集~note9日目~

          たらこのおにぎり~note8日目~

          私がまだ小学 1 年生の頃、家で1人で留守番をしていたことがある。父母の仕事の関係上、たまに1人で留守番することがあったのだが、私は家に1人でいることが大嫌いだった。勝手に家のどこかに知らない人が隠れていることを妄想しては、怖くて怖くてたまらなくなり、母によく電話をかけていた。まったく迷惑な話である。 その日もそんな調子で母に電話したところまでは良かったが、なかなか繋がらなかった。それでも私の中に押し寄せてくる恐怖心は止まることを知らず、普段はわざわざ電話を掛けたりしない祖

          たらこのおにぎり~note8日目~

          私がチョコっと学んだこと~note5日目~

          つい先日、株式会社明治主催のチョコレート検定中級に合格した。この検定を受けようとしたきっかけは、『TOEICの抽選に漏れたから。』なんていう不純極まりない動機であったが、それでも、いつか機会があれば受けたいと思っていたから、ある意味絶好の機会だったのかもしれないと思う。そしてチョコレート検定を受ける中で分かったことは、私の中ではあまりに意外なことだった。 今思えば、チョコレート検定なんて相当マニアックな人が受ける検定だなとも思うが、実は私は相当なチョコレートオタクである。プ

          私がチョコっと学んだこと~note5日目~

          ネガティブ思考を受け入れる~note4日目~

          私の最寄駅までの道のりには、一本の踏切がある。なんも変哲のないただの踏切なのだが、朝の急いでいる時間帯にこれに引っかかれば一大事。運が悪ければ、朝の貴重な3分を無駄にする。この3分は、されど3分で、終いには電車に乗り遅れるなんてこともよくある。そんな踏切を運よく待たずに渡れたのにも関わらず、私はこんなことを考える。 『きっと帰りは、この踏切に引っかかるんだろうな』 私は何を隠そう、生粋のネガティブ人間である。ただ、正しくはネガティブ思考人間である。しかし周囲には私のことを

          ネガティブ思考を受け入れる~note4日目~

          中指を立てないで生きていく~note3日目~

          『どうして人に中指を立てたらいけないんだと思う?』 そう先生が問うとある生徒は答えた。 『相手が嫌な思いをするからです。』 また違う生徒は続けた。 『相手が嫌な思いをしなくても、失礼だからです。』 すると先生はこう答えた。 『それもそうだ。でも、先生はこう思う。他の四本の指をわざわざ折り畳んでまで、五本の指の中で一番長い指を相手に強調しなければいけないほど自分が弱い存在であると認めていることがいけないんじゃないかなぁ。』 確かこんな会話文だったと記憶している。本

          中指を立てないで生きていく~note3日目~

          私が恩回しにこだわる理由~note2日目~

          #いま私にできること また、何もできなかった。苦痛を浮かべる先輩社員の顔をただ見つめる他、私は何もできなかった。これで2回目だった。 私は、正社員15名程の都内の小さなITの会社でインターンをしていた。インターンといっても正社員のように朝から夜までのフルコミットではなく、決められた分量の仕事を期日までに終わらせさえすれば、アルバイトのように好きな時間に働くことができた。このインターンの募集画面をwebページで見たときは、『自由な時間の使い方』『離職率0の会社』『ルールの少

          私が恩回しにこだわる理由~note2日目~

          さらば、感情カメレオン~note1日目~

          アメリカの大統領選挙が白熱する中で、思ったこともう4年も経ってしまった。ふと、アメリカの大統領候補の討論会を見ながらそんなことを考えていた。4年前、私はアメリカに1年間高校交換留学をしていた。あの1年間は1年という人生であったかのような非常に濃い時間で、私は留学なしに今の自分はいないと思っている。それだけ自分の価値観が変わった1年間であった。しかし今4年が経ち、あの留学から進化できていない自分の弱さをじわじわと実感するようになった。だから今日ここでそんな自分との決別を決意する

          さらば、感情カメレオン~note1日目~