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フランスでショコラトリー販売員になる

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フランスのショコラトリーで販売員として働くまでの話や、フランス語、お菓子にまつわる話。その他フランス一周あちこちの地方の話などお届けします。
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#アルザス

フランス・季節の仕事~葡萄摘み③~

フランス・季節の仕事~葡萄摘み③~



葡萄摘み2日目。

初日と打って変わって、雨…そしてかなり寒かった。

この時期のアルザスは、朝晩は息が白くなるほど寒いのに、日中は、タンクトップ一枚で仕事していた程暑かった。しかし、雨となると気温は上がらず…。私は、日本にいる両親から”輸入”した、日本によくある、半透明の白いカッパを着て集合場所に向かった。

「それじゃ寒いよ。」

と、ムッシュが私を見るなり、分厚いカッパを貸してくれた。

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フランス・季節の仕事~葡萄摘み⑧Final~

フランス・季節の仕事~葡萄摘み⑧Final~

葡萄摘みも、2週間目に入ると大分慣れてきた。

自分達の持ち場の列が終わると、まだ終わっていない列に行って葡萄を摘んだ。隣の列に、葡萄の木の下をくぐって移動していた私を見て、従業員の一人が、私のことをシュトロンフェットと呼ぶようになった。なんのことかと思ったらベルギーのアニメ、スマーフ(仏名:シュトロンフ)に出てくる、青い顔した小人の女の子のことだった。

体格の良いそのムッシュは、いつも海パンひ

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フランス・季節の仕事~葡萄摘み⑦ストラスブールへ~

フランス・季節の仕事~葡萄摘み⑦ストラスブールへ~

葡萄摘みの仕事が始まって、2回目の週末がやって来た。

先週は、コルマールと、二―デルモルシュヴィルへ行った。

以前にも書いたが、週末になると住み込みをしていたフランス人達は、自分の家へと帰り、週末を過ごしていた。

それで、今回は独りぼっちになってしまう私を、相部屋のフランス人女性が

「ウチくる?」

と、誘ってくれたので、いくいく!とお言葉に甘えたのだった。

彼女の自宅は、ストラスブール

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フランス・季節の仕事~葡萄摘み⑥

フランス・季節の仕事~葡萄摘み⑥

朝の食堂では、いつもラジオのニュースが流れていた。

パトロンが読むアルザスの地方紙を横目に見ながら頂く焼きたてバゲットは、私のお楽しみだった。私はフランス語のニュースが好きだ。全部意味が解らなくても、好きだ。ニュースならではの話し方があるように思うのだが、流れるようなフランス語が好きなのだと思う。

以前にも書いたが、ここでの朝食がきっかけで、私はバターが大好きになった。ノルマンディ産のビオの無

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フランス・季節の仕事~葡萄摘み⑤妖精の村へ~

フランス・季節の仕事~葡萄摘み⑤妖精の村へ~

葡萄摘みの仕事が始まってから、初めての日曜日。

どうしても訪れたかった村へ、オーナーが車で連れて行ってくれた。

5年ぶりに来たその村は、Niedermorschwihr(二―デルモルシュヴィル)。

コンフィチュールの妖精と言われている、フェルベールさんのお店がある村だ。当時、そこで働いていた日本の職場の先輩を尋ねたのだ。

初めて訪れたのは2002年。

その後、サロン・デュ・ショコラでフェ

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フランス・季節の仕事~葡萄摘み④休日のコルマール散策~

フランス・季節の仕事~葡萄摘み④休日のコルマール散策~

週末になると、住み込みで働いているフランス人達は、それぞれの家へと帰り、思い思いの休暇を過ごした。

静まり返った部屋に残ると、何だか寂しい気持ちになったが、丁度オーナーがコルマールのマルシェに買い出しに行くと言うので、駅まで送ってもらい、散策することにしたのだった。

コルマールは、これで2回目だった。

初めて旅行で訪れてから、5年の月日が流れていた。

今回は一人で散策だ。

私は、このフラ

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フランス・季節の仕事~葡萄摘み①~

フランス・季節の仕事~葡萄摘み①~

2007年9月16日…

2か月過ごしたリヨンから、電車で揺られること5時間以上…。

私はようやくリヨンからずっと北北東にある、アルザス地方・コルマールの駅に辿り着いた。ここで私は、葡萄農家さんと待ち合わせをしていた。

わざわざ車で迎えに来てくれたのだ。

今日が初対面。いや、もしかしたら、以前に会っていたかもしれない。

実は以前、こちらのワイナリーに旅行で訪れており、今回お願いしたのも、そ

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