139.そのときにしか出せない色と味

最近「年下」の人たちとの交流少しずつ増えてきました。
基本的に会社も先輩だけだし、前職もよく可愛がってもらっている方だったので後輩を可愛がっているのは中々レアケースでした。

私はなんで自分が可愛がってもらえるのかなと考えることは何度かあるんですけれど、いまだに答えに辿り着いていません。

そんな中で今日は「あの時先輩の言っていた応援したくなる理由」が腑に落ちたんだよっていう話をしていきたいと思います。

昔、仕事に対して120%で取り組んでいるのに全然うまくいかないという時期がありました。その時に先輩が飲みに連れて行ってくれて届けてくださった言葉なんですが……

「若いうちは結果はどうでもいいんだよ。それに対して一生懸命やっていて前に進んでいるそのエネルギーを見て応援したいと思うんだよ。当事者が一生懸命やっていたら絶対に周りが手を出すし、結果を出すのが俺ら先輩の役目なんだから心配すんなよ。絶対うまくいくから。若い時にしか見えない世界も感性もあるんだからそれに全力注いでるだけで十分なんだよ。

当時の私は私が責任者を務めて行っている業務なんだから「先輩が結果を出してくれる」なんてそれはもう「失敗」なんだと思っていたし、一生懸命やっていても結果に結びついていないならそれは意味がないと思っていたんですね。特に自分のやっていることに関しては「自分にとっての一生懸命」が相手に刺さっていないならその一生懸命は自己満足であって無意味だとずっと思っていました。嘘です。割と今も自分の仕事に対してはそう思うことが多々あります。(笑)

そんな風に思っていたのが3-4年前です。一生懸命なだけでいいなんて戦力外通告だなとまで思っていました。だから仕事ができない自分が嫌いだったし、みんなと同じであることが恐怖だなって強く思ったときでした。

ところが最近年下の人たちとの付き合いが増えてきて感じています。

「一生懸命って武器!」「行動に落とし込めるって武器!」


ようやくです。3-4年経ってその先輩の言葉の意味が少しだけわかるようになってきたように思います。

3-4年経つと「効率」とか「利益」とかが見えてくる中で彼らはそんなものは忘れていつだって全力発射なんです。このエネルギーにどれだけパワーをもらえることか。たまりませんね。すごいんだよな。人の全力って!
わからないはわからないでいいし、すごいはすごいでいい!
だけど同じスピードで成長しようとするし、追いついてこようとする。
だからこそ自分が年下と思われることを嫌がるその姿も
とんでもなく可愛いです。年下!!!可愛がりたくなりますこれは!

私はなぜこんなにも様々な世代のいろんな人にあって話を聞きたいのかな
っていうのがはっきりしたように思います。

いろんなところでいろんな世代の人と交流したいのは今自分に何が足りていなくて次に何が欲しいのかを明確にするためなのかもしれません。

今にしか出せない「いろ」と「味」を自分で出していけるように自分軸で行動していきます。そしてまた色々吸収していきます。集めて集めて咀嚼して自分のものにします。何年経ってもいいから「今」が1番楽しい幸せを更新していきます。

そんな風に思わせてくれる日常のご縁に感謝を忘れることなく。
伝えて参ります。いつもありがとうございます。

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