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アマミホシゾラフグ ちょぼ先生の自己流おさかな図鑑 vol.55

海底にミステリーサークルを作る世界で唯一のおさかな「アマミホシゾラフグ」のご紹介です。

・標準和名 
 アマミホシゾラフグ

・漢字
 

・学名
 Torquigener albomaculosus

・分類(仲間分け)
 フグ目フグ科シッポウフグ属

・大きさ
 体長12〜15cm程度。モスチキンくらいの大きさ。
    白い水玉模様が特徴的。

・生息地と知名度(認知度)
 奄美大島の南沖、大島海峡、琉球諸島近海。
新種として認定されてから10年も経っていないため、知名度はめちゃくちゃ低いと思われる。例えるなら、スラムダンクでいう所の一ノ倉くらいの認知度である。

・ちょぼ's コメント
 奄美大島で発見され、2014年に新種として認定されたアマミホシゾラフグ。このおさかなの特徴はなんと言っても、海底にミステリーサークルを作ることだろう。世界で唯一の特徴である。それが日本でしか見ることができないのが日本人として誇ってもいいと思う。
 何のためにこのミステリーサークルを作るかというと、繁殖のためである。オスがメスのために行う活動で、メスに気に入ってもらうためにミステリーサークルを綺麗に整備したり、貝殻などで装飾なんかしたりする。1週間ほどで完成するが、コンパスも使わないのに正円に近いサークルになっているのは驚きである。メスに気に入ってもらえるとメスはオスと共に中心部に行って産卵する。ちなみにこのミステリーサークルの直径は2mほど。自分の体長の17倍くらいの大きさである。もし人間が婚活のためにミステリーサークルを作らなければならないルールになったら、直径30mくらいの大きなサークルを砂場で作ることになる。そんなの嫌だ笑。つくづく魚ってすごいなって感心させられる。
 アマミホシゾラフグも毒があるのかな?あまり情報がないのでミステリーサークルのこと以外は謎である。こんなおもしろいおさかなが日本にいるのでもっと宣伝していくべきだと個人的には思っている。

※画像はweb魚図鑑から引用

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