木村千鶴

ライフスタイル系多めのライターです。主に恋愛にまつわること、たまにビジネス、飲食。猫好…

木村千鶴

ライフスタイル系多めのライターです。主に恋愛にまつわること、たまにビジネス、飲食。猫好き。

記事一覧

インタビュー原稿を書くコツ ─ なんて私が書いていいものかわかりませんが、僭越ながらちょっと書いてみました

私は日常的に仕事として記事をつくっていますが、それには様々な形があります。 時事的なネタに自分の考えを乗せ、結論までを書くコラム、取材した内容を報告的に書くルポ…

木村千鶴
4年前
32

『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』発売を記念して、著者の林伸次さんと店舗デザイナーのヤマシタマサトシさんに対談してい…

渋谷で老舗バー「bar bossa」を経営しつつ、音楽、飲食、恋愛と多岐にわたるジャンルでの著述家でもある林伸次さんと、店舗デザイナーとして会社を経営する傍ら、吉祥寺で…

木村千鶴
4年前
73

『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』発売を記念して、著者の林伸次さんと店舗デザイナーのヤマシタマサトシさんに対談してい…

林伸次さんの著書『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)は、渋谷bar bossaオーナーでもある林さんが、東京で人気の飲食店20軒にインタビューした内容をまとめ…

木村千鶴
4年前
83

アニーとブロンド

“美しい髪”という言葉を聞くと、思い出すことがある。 確か小学6年生の夏だったはずだけれど、父の友人家族と軽井沢にある古ぼけた洋館のような別荘にしばらく滞在して…

木村千鶴
5年前
22

サラ・ヴォーンと、エゴラッピンと、andymoriとキャロルキングは、わたしの本能にグッと刺さる。理由もわからず、どうしようもなく、好き。

木村千鶴
6年前
9

○9歳という年齢をいつも持て余す。
29歳も39歳も、もちろん誰にでも当たり前にある年齢なのに、無理に年代に乗っかってる感があって、四捨五入しちゃった年齢を言っていた。そして今49歳。1年損した気分だけど、そろそろ50って言ってる。何に遠慮してるんだ私は!って思う。

木村千鶴
6年前
3

もやっとして晴れない日もある

二日酔いのせいだろうか、なぜか昼過ぎまで“居場所がない”という気持ちに取り憑かれた。 青臭く感じてあまり好きじゃない言葉 だ、なんて思っていたけれど、これを口に出…

木村千鶴
6年前
8

記憶と記録

このところなんだって失念してしまう。観た芝居や映画、読んだ本、タイトルはほぼ覚えていない。 先日、ラッパ屋の舞台公演『父の黒歴史』を観に行った。舞台転換のない昭…

木村千鶴
6年前
8

所作の美しい人になりたい

何の映画か、またはドラマだったかタイトルなどは失念してしまったけれど、所作の美しい役者さんが出ていて、とても憧れたことがある。 その人は招かれた席にスッと座り、…

木村千鶴
6年前
10

好かれようとすると、途端につまらない人間になる自分に気づく

本日締め切りの原稿を書くのに、昨夜まで完全に行き詰まっていた。 PR関連なので資料も豊富にあり、方向性も決まっている仕事。 本来ならばサラサラ案件だろう。 が、私は…

木村千鶴
6年前
10

映画を観るということ

大森でサクッと仕事をして、神保町へ。 今日が最終日の映画のチケットがあったので岩波ホールで鑑賞。 映画のタイトルは笑う故郷だった。 頂き物のチケットなので観ようと…

木村千鶴
6年前
9

最近、怪しいなぁ、と思う漢字があるのです。
耳には馴染みがあるけど、携帯の変換で出てきたから使ってるけど、読めてた?所謂→いわゆる。
読みにくい。”しょせん”だと思っちゃったよwちなみに用事用語では開きます。

木村千鶴
6年前
3

心はどこにある?

自分の体を二つのカテゴリーに分けるとすると、自分の意思で動かせるもの、そうでないもの、この2種類にはきちんと分けられる気がします。 ざっくり言うと、体の外身に対…

木村千鶴
6年前
8

ネコは表情や態度より、しっぽの方が素直。
知らん顔してても、しっぽはパタパタ動いちゃうw

木村千鶴
6年前
1

大自然なんかじゃなくてよくて、すき間からちょろっと見えるような、夕焼けが案外好きだ。
ちょろっとから、パッと広がったりなんかすると、とっておきな景色を見られた気になる。1日1度それが見えればそれだけで満足かも。
なんて欲望が小さくなっている時は、かなり疲れている時なんだな 笑。

木村千鶴
6年前
1

日中カフェで仕事をしていると、お店の中は高齢者でいっぱいって事がよくある。悪趣味だけどちょっと会話を聞いちゃっているとね、男女でいても殆どが夫婦ではなさそう。友達、趣味のつながり、色々あるだろうけど、多分みんなが想像しているより、じいちゃんばあちゃんは、自由人だぞ!

木村千鶴
7年前
5
インタビュー原稿を書くコツ ─ なんて私が書いていいものかわかりませんが、僭越ながらちょっと書いてみました

インタビュー原稿を書くコツ ─ なんて私が書いていいものかわかりませんが、僭越ながらちょっと書いてみました

私は日常的に仕事として記事をつくっていますが、それには様々な形があります。

時事的なネタに自分の考えを乗せ、結論までを書くコラム、取材した内容を報告的に書くルポタージュ、わりと自由なスタイルのエッセイなど、ジャンルは様々です。

中でもこのところ多く書いているのは、インタビューや対談記事。

先日このような記事を書いたのですが、

この記事をたくさんの方が読んでくださったんですね。本当にありがと

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『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』発売を記念して、著者の林伸次さんと店舗デザイナーのヤマシタマサトシさんに対談していただきました 2(後編)

『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』発売を記念して、著者の林伸次さんと店舗デザイナーのヤマシタマサトシさんに対談していただきました 2(後編)

渋谷で老舗バー「bar bossa」を経営しつつ、音楽、飲食、恋愛と多岐にわたるジャンルでの著述家でもある林伸次さんと、店舗デザイナーとして会社を経営する傍ら、吉祥寺で飲食店「あわい」を経営するヤマシタマサトシさんとの対談。前編はこちら

飲食店が生き残るには何が必要?

ヤ「林さんは著述でも稼いでいますが、そのバランスのとり方ってどうですか。飲食店を持っているけど、それは広報のためで、それ以

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『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』発売を記念して、著者の林伸次さんと店舗デザイナーのヤマシタマサトシさんに対談していただきました 1(前編)

『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』発売を記念して、著者の林伸次さんと店舗デザイナーのヤマシタマサトシさんに対談していただきました 1(前編)

林伸次さんの著書『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)は、渋谷bar bossaオーナーでもある林さんが、東京で人気の飲食店20軒にインタビューした内容をまとめた一冊。飲食店経営をめざす人必読の著書です。

本の発売に伴い、林さんは

とツイート。

それを見て反応したのは、店舗デザイン事務所OFFRECOの代表で、吉祥寺『あわい』のオーナーでもあるヤマシタマサトシさん。

「インタビ

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アニーとブロンド

アニーとブロンド

“美しい髪”という言葉を聞くと、思い出すことがある。

確か小学6年生の夏だったはずだけれど、父の友人家族と軽井沢にある古ぼけた洋館のような別荘にしばらく滞在していたことがあった。
その別荘は旧軽銀座の奥まった別荘地にあり、周りには日本人の家はなく、外国人ハウスばかりだった。今から35年以上前のあの辺りはそんな感じだった。

友人家族の家の子どもは憎たらしい小学生男子ばかりなので、一緒に遊びたくも

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サラ・ヴォーンと、エゴラッピンと、andymoriとキャロルキングは、わたしの本能にグッと刺さる。理由もわからず、どうしようもなく、好き。

○9歳という年齢をいつも持て余す。
29歳も39歳も、もちろん誰にでも当たり前にある年齢なのに、無理に年代に乗っかってる感があって、四捨五入しちゃった年齢を言っていた。そして今49歳。1年損した気分だけど、そろそろ50って言ってる。何に遠慮してるんだ私は!って思う。

もやっとして晴れない日もある

もやっとして晴れない日もある

二日酔いのせいだろうか、なぜか昼過ぎまで“居場所がない”という気持ちに取り憑かれた。
青臭く感じてあまり好きじゃない言葉 だ、なんて思っていたけれど、これを口に出す人はこういう気持ちなのか…と、落ちて行く気分の中、ようやくわかった気がした。

ちょっと色々あって、このところ家の中での居心地が悪い。
心に引っかかるモノやコトがあるままでは、お酒を飲んでいてもさほど楽しくもない。昨夜は仲良くしている友

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記憶と記録

このところなんだって失念してしまう。観た芝居や映画、読んだ本、タイトルはほぼ覚えていない。
先日、ラッパ屋の舞台公演『父の黒歴史』を観に行った。舞台転換のない昭和のお茶の間劇場って感じがとても好きで、これまでも何本か観ている。終演後、過去の上演台本が売っていたので、お!と思いバーっと見たけれど、どれを観て、どれを観ていないのか、なんだかさっぱりわからなかった。
あんなに面白かったのに!

よく話を

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所作の美しい人になりたい

所作の美しい人になりたい

何の映画か、またはドラマだったかタイトルなどは失念してしまったけれど、所作の美しい役者さんが出ていて、とても憧れたことがある。
その人は招かれた席にスッと座り、ほぼ目線を落とさずに横に置いた手土産を自分に寄せ、スッと差し出した。
その一連の流れがとても美しく、そうありたいと練習し、まぁ結局マスターできなかった。
昔の映画には所作の美しい人ばかりが出ていたように思う。笠智衆なんかもそんな気がする。

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好かれようとすると、途端につまらない人間になる自分に気づく

好かれようとすると、途端につまらない人間になる自分に気づく

本日締め切りの原稿を書くのに、昨夜まで完全に行き詰まっていた。
PR関連なので資料も豊富にあり、方向性も決まっている仕事。
本来ならばサラサラ案件だろう。
が、私はどうやら、苦手な分野らしい。
こうした仕事を前にすると、どう書けばクライアントが喜ぶか、編集長の言ってた文章の向きを表現できるか、要は"どうしたら気に入られるか"に気がいってしまい、クソつまらない文章しか出てこない。

恋愛でもそう

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映画を観るということ

大森でサクッと仕事をして、神保町へ。
今日が最終日の映画のチケットがあったので岩波ホールで鑑賞。
映画のタイトルは笑う故郷だった。
頂き物のチケットなので観ようと思っていた映画ではないけれど、だからこその、この時間を作れたこと、いつぶりだかわからない岩波ホールの空間を楽しめることに先ずは感謝した。

私の場合、映画を観る楽しみは映画の内容だけじゃなく、”そこで観る”という行為全体が入る。
岩波ホー

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最近、怪しいなぁ、と思う漢字があるのです。
耳には馴染みがあるけど、携帯の変換で出てきたから使ってるけど、読めてた?所謂→いわゆる。
読みにくい。”しょせん”だと思っちゃったよwちなみに用事用語では開きます。

心はどこにある?

心はどこにある?

自分の体を二つのカテゴリーに分けるとすると、自分の意思で動かせるもの、そうでないもの、この2種類にはきちんと分けられる気がします。

ざっくり言うと、体の外身に対しては脳に司令塔があって、それが通じれば動かせられますよね。でも心臓に対しては指示ができない。勝手に止めたり動かしたりはできないわけです。消化器や呼吸器には指示できそうだけど、お腹減るなって言っても減るし、息吸うなって言っても吸うし、ここ

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ネコは表情や態度より、しっぽの方が素直。
知らん顔してても、しっぽはパタパタ動いちゃうw

大自然なんかじゃなくてよくて、すき間からちょろっと見えるような、夕焼けが案外好きだ。
ちょろっとから、パッと広がったりなんかすると、とっておきな景色を見られた気になる。1日1度それが見えればそれだけで満足かも。
なんて欲望が小さくなっている時は、かなり疲れている時なんだな 笑。

日中カフェで仕事をしていると、お店の中は高齢者でいっぱいって事がよくある。悪趣味だけどちょっと会話を聞いちゃっているとね、男女でいても殆どが夫婦ではなさそう。友達、趣味のつながり、色々あるだろうけど、多分みんなが想像しているより、じいちゃんばあちゃんは、自由人だぞ!