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みのりんをめぐる私たちのこれから~神奈川県民ホール茅原実里ライブのその先へ

年の瀬迫る12月26日、歌手・声優として活躍されている茅原実里さん(愛称「みのりん」)のライブ「Minori Chihara the Last Live 2021-Re:Contact-」が神奈川県民ホールにて開催されました。

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神奈川県民ホール茅原実里ライブまでのいきさつ

当方のnoteでも何度か書いているのですが、茅原実里さんは本年末をもって歌手活動を休止する旨のアナウンスをしております。そのため今回のライブは「みのりんのひとつの区切りを見届ける」という意味合いを強く持つものになりました。

本来なら歌手活動休止宣言をした後は残っている仕事をひとつひとつ片付けて静かに終わろうと思っていたという彼女。しかしファンからの熱烈な呼びかけ「やめないで!」「もっとみのりんの歌を聴きたいよ!」といった声に応える形で、11月18日(彼女の誕生日)にミニアルバム「Re:Contact」を発売、さらに活動休止直前の12月26日に神奈川県民ホールでのライブ開催へと至ることとなったのです。

彼女はランティスというレーベルで音楽活動を始めてから15年間歌い続けてきましたので、見届ける側にもそれだけの年月に蓄積した想いがあります。お付き合いしてきた年月は人によってさまざまでしょうが、誰もがその喪失について自身なりの向き合い方を探り、想いを膨らませ、覚悟を決めて今回のライブに臨んだことと思います。

「Minori Chihara the Last Live 2021-Re:Contact-」とは、茅原実里さんにとって、そして彼女のファンにとって、そのようなイベントでありました。

この文章の目的について

…以上が今回の茅原実里ライブをめぐる「背景」でございます。前置きが長いのは当方の悪癖でありますが、これから話す内容がこの「背景」を理解していないと真意の掴みようもないと思われたことから、ファンにとっては当たり前の前提事項についてくどくどと書かせていただきました。

期待されている方にとっては肩透かしを食らわせることになってしまうかも知れないので初めに言っておきますが、今回の文章で私はライブそのものについて詳しく触れるつもりはありません。そのあたりについては私みたいなニワカなどよりよほど長い期間に渡ってみのりんとその時間を共にし、追いかけ、応援してきた皆様の方がより的確で愛のこもったレポートを書けることと思いますので、そこは張り合わずお譲りしようと思います。

というか、みのりんの音楽プロデュースをずーっと手掛けてこられた斎藤滋さんが彼女の音楽人生まで包括した見事なレポートをアップしてくださっています。ほら!私の文章なんか読んでるヒマがあったらこれを見れ!!

私も全文読みましたがリアルに涙が出たくらい感動的な文章です。今回のライブを含めた茅原実里さんの音楽活動がプロデューサー斎藤滋氏の成長物語とともに綴られており、単なるイベントの感想に留まらない一大叙事詩とも思える仕上がりとなっています。つか、こんなの書かれたら私ら迂闊に感想とか書けないよ斎藤さん…。

本題に戻します。このライブが終わったことで彼女の音楽活動には一旦ピリオドが打たれたこととなりました。

私たちはこれからどうするの?
この気持ちをどこに持っていけばいいの?
これからどのように向き合っていくのが私たちとみのりんにとってどちらも幸せになれる最適解なの?

それを探っていくのが本文の目的。
そう、これは喪失のその先に向かう、私たちの物語。

茅原実里さんにも音楽にも声優にも詳しくないという方でも、これなら楽しんでお読みいただけるのではないでしょうか。


物語は日本大通り駅(横浜高速鉄道)より始まる

はい、ということでカメラを12月26日に戻しましょう!舞台は横浜高速鉄道(みなとみらい線)日本大通り駅。そう、今回ライブが開催される神奈川県民ホールの最寄り駅でございます。

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駅に飾られているこのポスターは、みのりんファンのもっちださんならびにayukoさんという方が企画された応援広告企画。同志カンパを募り、個人による駅構内の広告を実現させました。ドアの背景にハズルのピースが舞っているのが、彼女のベストアルバム「SANCTUARY」(Ⅱ含む)っぽさを感じさせます(シングルの「純白サンクチュアリィ」もパズルっぽいですね)

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圧巻なのがこれ。本件に参加したファンの方によるひとことメッセージが敷き詰められているのです。
このことについてみのりんはご自身のブログにて、

茅原実里はみんなから人生をまるごと応援されているなんて、なんて幸せで無敵な人間なんだろう…?って思いました!!

と綴っておられました。

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▲当方も微力ながら協力させていただきました。

さて、駅を出て、海に向かってとことこ歩いて行くと…。

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着きました。神奈川県民ホール。
ここは日本大通り駅から徒歩5分。山下公園のすぐ近くにあります。

フラッグ

ところで今回、茅原実里ライブに必需なフラッグを事前に購入することにしました(参加者には無償で配られたのですが、私が案内どこかで見落としてました…。まぁキーホルダーもほしかったので結果オーライです)。

事前通販の時は爆速で売り切れたので、今回は救済措置的に導入された「NARABUZZ」(ナラバズと読む?)のシステムで購入することに決めたのですが…。

グッズ購入画面まとめ

これが購入可能時間になっても繋がらないわシステムエラーが頻発するわでかなり難儀。5回目くらいのリトライでようやく購入成功。指定された時間に取りに行くだけだからラクチンなシステムのはずなんだけど…。

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んぎゃー!!!!!
何事よこの列??

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最後尾はこちらだってさ。「ナラバズ」ではなかったのか…?
はっ!そうか。最後のあれはZじゃなくてSなんだ!
つまりこれは「ナラバス」というシステムだったのだ(笑)。

まぁでも運営の方、寒い中ありがとうございました。
昔は神奈川県民ホールの物販って、寒空の中早朝から数時間並んでおられたそうですので…。頭が下がりますですホントに。

このあとはしばしファン同志皆様との語らいのひと時。
みのりんライブはもちろんみのりんに会えることが何よりなのですが、こうした同志の方々と直接お話しできるのが嬉しいのです。

ファンが作ったオリジナルグッズ

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じゃーん!「Thank you minorin!!」の文字が入ったオリジナルチロルチョコです。これを作られたのは応援広告の企画者のひとりであるayukoさんとのこと。チョコは美味しくいただきました!包装紙は私の宝物にします!!

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じゃじゃーん!もっちださんによる応援広告企画の資料ならびにオリジナルシール。イラスト素敵過ぎです。うううもったいなくて使えないよ。

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じゃじゃじゃじゃーん!(運命)
これは何かというと、8月に行なわれたサマーチャンピオンと今回の神奈川県民ホールライブのチケットを紙版で作ったらこうなるだろうというシミュレーショングッズです。企画されたのはウエキコウスケさん、デザインは珠洲ノらめるさん(当方noteで以前書いた「ラメットサミット」の作者です)とのこと。あまりに本格的な作り過ぎて息を飲む仕上がり。

…ていうか、私何にもしてないのにこんなにいただいていいの?
この他にもお菓子とかトレカとか、いろんな方からいろんなものを分けていただきました。みのりんファンの皆様は本当に優しい…(涙)。

この場を借りて、皆様本当にありがとうございました。食べものは食べちゃいましたが、受け取ったこれらのオリジナルグッズは皆様との絆の証として、一生の宝物にさせていただきます!!

会場内のスナップをいくつか

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大きく掲げられたみのりん。美しいです。

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お目汚しツーショット(笑)。今回のライブのために髪を切らず伸ばし続けました(逆だろう普通は…)。もうちょっと伸ばしたいんだけどねー。

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会場内の注意事項。凶悪な転売屋ーが今回も跋扈したので、本人確認に対しての対策が記されています。

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案内サイネージ。ちなみに神奈川県民ホールの大ホールは使用条件にもよりますがおおむね2,000人強を収容可能とのことです。

いよいよ開場の刻

16:30が近づき、会場の列が作られ始めました。

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今回は満員御礼のはずなので、2,000人強の方がここにいるはずなのですが、なるほどこれがその列か…。これは多いんだろうか少ないんだろうか。陽も落ちかけた横浜の海っぺりは、急速に寒くなってきておりました。

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会場内ではCDやBDの即売会が行なわれておりました。

ここからは撮影禁止なので、カメラ(スマホ)はここで電源切ります。


神奈川県民ホール茅原実里ライブ雑感

私にとって生で見る3度目のみのりんの音楽イベント。最初は今年の河口湖サマーチャンピオンで、次は立川のグレイスフルブーケ。そして今回の神奈川県民ホール「Re:Contact」と相成ったわけです。

今回私が座った場所は1Fの30列というかなり後ろの方でしたが、音響も視認もバッチリでした。まぁ前の席の方がより幸福感はあったでしょうけれどもね。贅沢言っちゃいけません。入らせていただけただけ何よりです。

そして今回は屋内のライブということで、レーザーだったり透過映像?だったりと言った光の演出が目を惹きました。私がコンテンツ屋だからなのかも知れませんが、こうしたステージ演出的な要素って展示会とかでは見ていても、実際のステージでそれがどんな風に運用されているのかは知らなかったんですよね。そういう意味でも勉強に…いやだから!!仕事で来てるんじゃないんだから、目の前のみのりんに全集中っ!!。

ここからは印象に残った楽曲なりシーンなりを抜粋してお届けします。
茅原実里さんにそんな思い入れない方は、この記事の後半までガーっとスクロールしちゃうこと推奨します!(と言いつつどこが後半なのか、書いている本人にも分からなかったりしますw)

Re:Contact
以前に私のnoteでも書いたのですが、この曲に関する私の想いは複雑です。それを書くとまた長くなってしまうので、詳細はこのリンクにて。
でも、トップがこの曲ってやっぱり勢いがつきますね。みのりん自身が己の覚悟を決めるとともに、集まったファンにも気合を入れる一曲であると再認識。生歌で聴くインパクトはあらためて凄いと実感しました。

Contact
「S.I.G.N.A.L S.I.G.N.A.L」という歌詞があたかも「Re:Contact」からシームレスに繋がるかのようなこの輪廻。私は過去のライブ映像でこの曲が歌われているところを見たのですが、そのときのデジタルチックな勢いが会場内の残響を伴い、さらに増幅した音の波動となって届いた…うまく言えませんが、そんな印象です。
私がこんなことを言うと怒られるかも知れませんが「みのりんてこんな歌も歌えるんだ!」という不思議な感動がありました。いや!むしろこの路線が彼女の原点なんだってば!頭では理解していたつもりなのですが…。

…ライブそのものについては詳しく触れないって言ったのに、ちょっと長く書いちゃってるね私。なんでだろう?

みちしるべ
ライブ5曲目。ここからしばらくアニメ関連の歌が続きます。魂を抜かれるような透明感のある歌声…。きれいな声だなー。もうそれしかありません。こういうときは難しいことを思わず、心を空っぽにしてその中を素敵な歌声でただ満たすのが良いのです。恍惚。

キラキラ輝く、世界の時間
クリスマス系の曲。誰にも公開してませんけど、私的セトリ予想(要するにどの曲をそのライブでやるかの予想)では「Christmas Night」をやると思ってました。外れたら山下公園から海に飛び込むとnoteに書こうとしてましたが、そもそもそんなnote書くヒマがなかったので誰にも言うことなく当日を迎えました。いやー書かなくて良かったです本当に(笑)。これもゆったりとした旋律の中、みのりんのキレイな声がたっぷり味わえる素敵な曲です。

いつだって青空
ここまでずっと泣かなかった私ですが、この楽曲の「笑おう、約束の代わりに」って言葉のところで、とうとう堪え切れずに涙をボロボロと流してしまいました。いつ聴いてもそうなのです。笑おうって言われてるのに。それは分かっているんですけれども、自分の中で彼女がそう言っている姿が被るともう…ダメだ、これ書いている今も涙が流れてきて…。
「笑おう、約束の代わりに」
思い入れの問題なんだろうなと思います。普通の人がこれを聴いても普通に良い曲だな、で済んでしまうことでしょう。みのりんが別れ際にこんな風に言う姿を想像してしまうから、私の中で一番弱いところを突かれているんだろうなと、あらためてそう認識します。

TERMINATED
Paradise Lost

いやー燃え上がったキングブレード振った身体動かした!!
声は出せなくとも、ライブはこうじゃないとねー!!
超絶の咆哮、パラロス魂の叫びも健在で何よりです。

雪、無音、窓辺にて。
「涼宮ハルヒの憂鬱」の主要キャラ、長門有希のキャラソング。1週間前にところざわサクラタウンにて「涼宮ハルヒの消失上映会」を見てきたばっかりだったので、これを歌うみのりんがが自身の中にいる長門有希にシンクロして見えてしまいました。この楽曲は後半に感情が乗るような感じで歌われるのですが(私はそう認識しています)、映画の長門有希が起こした行動がそこに合致して見えてしまうんですよね。まぁこれは私の解釈なので、多分に考えすぎなのかもしれません。

a・b・y
ここで書くかどうしようか悩みましたが、ミニアルバム「Re:Contact」収録曲なんで触れることにします。以前私は「Re:Contact」について書いたnoteで複雑な想いを吐露しましたが、いまも正直自分の中で消化し切れているとは言い切れないです。みのりんの歌は素晴らしかったです。CDの何倍も心がそこに乗っている感じがしました。でも私はまだ納得いかないです。「戻せない狂った時計」という言葉を彼女に突き付けたこと、そして「私を赦さないで」って彼女の口から言わせたというそのことが、私はどうしても許せないです。例えそれが心の救いに向かう歌であったとしてもです。
でも評判を聴く限り、この楽曲の評価はとても高いようです。
私はダメだ…。この曲に、この歌詞にみのりんがどう向き合ったのかを想像すると、心が痛くて、胸が締め付けられるようで、どうにも居たたまれない感情がこみ上げてきて…この気持ちをどこにぶつければいいのかと。
私はファンとして、人間として歪んでいるのでしょうね。きっと。

FEEL YOUR FLAG
音楽熱想でしゃべらせてもらったときはこの曲イチ推しでした(だって聴いてなかったし)。実際にミニアルバムを聴いた後は…ごめん、1位の座は「いつだって青空」に譲り渡しちゃったかな?でも私の中で「FEEL YOUR FLAG」は堂々の2位ですよ?むしろ「いつだって青空」とトップ争いをいまも私の心の中で繰り広げています(笑)。
この曲については旗を振るためのレッスンが事前にニコ生放送などで行なわれたのですが、無精者の私は試験前の学生みたいに前日と前々日に猛特訓して当日見事合わせました。ばんざーい!!(「Joyful Flower」と「Best mark smile」も練習していたのにな…)

Voyager train
いろんな方が語っている「誰も乗せないでVoyager trainが発車した」事件(笑)。詳細は斎藤滋さんのブログに詳しく載っているので、興味ある方は見るよろし(本当にいい文章なので!)。これについてはライブ後にファン同志で「みのりんライブらしくて良いよね~」って語り合っていたので結果オーライと思います。でも前回の私のnoteで書いたマニピュレーターの方はさぞかし心臓がちぎれたことでしょうね…と思ったら、音楽熱想聴いた限りそうでもなかった?らしく「河口湖でこういうことには慣れてます」という内容のコメントを斎藤さんにされたそうで。マニピュレーターのハナちゃんすごいなぁ。
でもこれがあってから、私、家でこの曲聴き直しまして、あらためてこんないい曲だったとは思わなかったくらい感動しました。まだ私、ちゃんと聴き込んでない楽曲いっぱいあるんだろうなー。

everlasting...
こんないい曲だとは思わなかった第2段!うそー茅原実里の楽曲にこんな曲あったの?いや私、これ確かに聴いたことあるんだけどなぁ…。どうも私、「Parade」関係の曲は斜め聴きしてたっぽいですね。
みのりんファンの方やみのりんご本人が「Paradeは続くよ」といった表現をすることがよくあるのですが、私はこの言葉にこだわる理由がどうもいまひとつピンと来ていませんでした。なるほどこの曲の最後の歌詞「Paradeは終わらない、永遠に」から来ているのですね(違っていたらすみません)。

sing for you
みのりん、感極まって歌えないかも危機に。とうとうティッシュを近くに置いての歌唱。ところがどうして、伸びのある素晴らしい歌声で最後まで歌い切りました。いろいろ物議を醸している「途中で泣いた赤ちゃん」の存在が今回のケースに限って言えばみのりんにとって心を平常心に戻すという意味でプラスに働いたかも知れません。
斎藤滋さんは音楽熱想でこのことを「赤ちゃんが泣いたことでみんなの泣きたい感情を代表してやってくれたみたいな解釈だと美しい」と表現されました。詩人だなー。私的には赤ちゃんのライブ参加については「赤ちゃんのことをちゃんと考えたうえでいけると判断したなら好きにしたらええやん派」ですが、このことで議論を起こすつもりはありませんので、ここは斎藤さんの幸せな解釈に乗っておきたいと思います。

Sing
この曲はミニアルバムの「Re:Contact」に収録されているラスト曲。みのりんから関わったすべての人たちへのメッセージソングです。「笑って、笑って、あなたの笑顔が大好きだから」って語り掛けてくれるんですけれども、心の中で「いやだから貴方が笑って!」と呼びかけていました。後ろの席からだと表情までは分からないんですよ。ま、でも少なくとも泣きながら歌っていたわけではなかったようなので(アーカイブ未確認)、美しく仕上がったのではないですかね?

純白サンクチュアリィ
たぶんこの曲が一番ライブで歌われた楽曲なのではないですかね(確証はありませんが)。みのりんファンには言わずと知れたみのりんの代表曲です。ご存じない方は私が以前書いたこのnoteを見てください。
このときにはみのりんの感情もすっかり落ち着いており、かなりベストに近い純白だったのではないでしょうか?過去ライブとそんなに比べてないから何とも言えませんが、私的には大満足でした。
上から舞い降りた羽根をゲット出来た方はラッキーでしたね。お守りとして大切にすると良いかもです。


ということで、私自身としてはみのりんのひとつの区切りとかそういうことを一切合切その辺に置いといて楽しめた素晴らしい音楽体験でした!!

みのりんありがとう!!
そしてプロデューサー、演奏者、マニピュレーター、会場スタッフの皆様、関わったすべての方、素晴らしいライブを本当にありがとうございました!

ところで…おい私(笑)。

「ライブそのものについて詳しく触れるつもりはありません」ってどの口が抜かしたのかにゃ~???

まだまだライブこれで3回目、茅原実里ファン歴で言ったらド素人です。そんな私が書いている雑感ですのであちこちに誤解や見当外れな解釈ならびにカン違いが含まれていることと思いますが、どうかこれからも皆様の温かいご指導ご鞭撻をいただけますよう、お願いする次第でございます。

そうです。これからもです。


これは終わりなのか、それとも…?

ここまで読んでいて、カンのいい方なら気付かれたかもしれません。
私が「ある単語」を執拗なまでに避けてこの文章を書いていることを。

今回のライブの正式名称は「Minori Chihara the Last Live 2021-Re:Contact-」というのですが、大体みんな略称として「ラストライブ」という呼称を用いることが多いように思われます。

ですが私は本文を書くにあたり、正式名称を書くとき以外はすべて「神奈川県民ホール茅原実里ライブ」に呼び方を統一すると決めました。

理由は簡単です。
これがラストだなんてハナから思っちゃいないからです。

なるほど確かにみのりんが歌手活動を休止するのは事実でしょう。
でも、休止です。
再び歌手活動を再開する可能性だってゼロではありません。

「でもそれは可能性の話であって、復活するかしないかなんて本人次第なんだから、いまの時点ではラストとしておくべきなんじゃないの?」

確かにそうです。
でも、こういうことも考えてみてください。

ここにいまにも死んでしまいそうな人がいたとします。

この人に、

「これで会えるの最後だね」
「もう会えないの寂しいよ」

って伝えるのと、

「大丈夫だよ、きっとまた元気に会えるよ」
「また会おうね、約束だよ」

って伝えるのとでは、

どっちが生き伸びる可能性が高いと思いますか?

今回の神奈川県民ホール茅原実里ライブをめぐり、twitterでは多くのファンの皆様が書き込みをしておられました。

「最後になるかもしれない…」
「いままで感動と想い出をありがとう」
「本人の曲を聴けるのはこれが最後」
「もっと聴いていたかった」
「悔いのないように愛を捧げる」
「みのりんは私の青春でした」
「最後まで見届けます」
「アーティスト茅原実里の幕が閉じた」
「本当に終わってしまったんだ」
「最後しっかり目に焼き付ける」


※そのまま引用したものもあれば、少し改変したものもありますが、おおむね文意は変えず列挙しました。

ごめんなさい。いまから暴言吐くから先に謝っとくわ。

ファン歴2年にも満たないやつにこんなこと言われたら腹が立つ方もいるでしょうし、ちとせあーくがそんな奴だとは思わなかった、もう絶交だという方もいるでしょう。ちとせあーくの「あーく」は「悪」って書くんですよー(書きません)。

言っちゃいます。あのさみんな…

葬式じゃねえんだよっ!!


あーあ見出し使っちゃったよ。これ目次にも載るのになー。

先ほど列挙した言葉はいずれも「これがラストライブだから」という気持ちを受けて出てきた言葉なのでしょう。いずれもみのりんへの優しさと愛に満ち溢れていると思います。

だけれどもです。

これらの言葉が束になった結果「みのりんの歌手活動が本当に終わってしまう」という可能性について、ほんの少しだけでもいいから思いをめぐらせてほしいのですよ。

さっきの死にそうな人の例えと一緒です。
死のうか迷っている人に「死ね」って100回言ったらその人が本当に死んでしまう可能性が高まるよねっていう、そんな話です。

あまり良くない例えなのは分かってます。
意識的にやってますから。

言葉の力って、重いんですよ。

貴方はひとりの人間として、思ったことを言っただけかも知れない。
でも、そんな人が大勢集まったら、最後じゃないものも最後になってしまうかも知れないんです。

だから私は、自身のtweetでこう言いました。

そう、だから私は、少なくともこの瞬間から意図的に「このライブについてラストという言葉を絶対に使用しない」と心に誓いました。

だってラストじゃないですから。

茅原実里さんご本人は折に触れてしばしばブログ等で「最後」という言葉を使われています。「休止」とは言っていても、ご本人の中ではもう歌手活動に戻らないつもりでおられるのかもしれません。

でも、まだ分かりません。
サマチャン2021でケニー氏が言っていたように、音楽的に何かが芽生えたらまたやるという可能性がゼロではないのですから。

もしそうなったならば、今回のひとときの区切りは新たな始まりへの一歩として歴史に刻まれることになります。終わらせてしまったら終わりです。

みんなでラストって言っちゃったら、本当にラストになっちゃうよ?
それでいいの?


みのりんをめぐる私たちのこれから

このようなことをみのりんファン同志とどうしてもお話ししたくって、これからご飯に行くという皆様にご一緒させていただきました!!

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「みのりんと言えば、『みのりんトラベル in ハワイ』だ~☆」

とテンション高い同志。入ったお店はちょっとハワイアンっぽいお店。ちなみに写真の食べ物はモコモコというのだそうです。ハンバーグご飯の上に半熟タマゴ…。韓国のピビンバみたいなものかなこれは?

最終的には7人になったこのささやかな食事会で、私はここまで書いたようなことを(そんなに長話にならないように)お話ししてみたのでした。

気が合う者同士がそこに集まったのか、幸いなことに皆様もうんうんとうなづいてくださり、「じゃあこれから私たちに何ができるだろう」という話になりました。

この話は「こうすればいいよ」という明確な結論じみたものが出る話ではありません。個々人に何が出来るかなんて人によって異なるわけですし、そもそも役割を押し付け合う話でもありませんし。

ただ、ひとつの足掛かりがそこにあるとすれば、みのりんは少なくとも声優活動は継続していくということで、いま現在分かっている限り、次の2点が出演作品として決まっています。

アニメ『デート・ア・ライブIV』(誘宵美九)
ゲーム『メメントモリ』(A.A.)

あとテレビでは、

2022.1/15総合テレビにて放送
NHK「SONGS OF TOKYO」にて「#ヴァイオレット・エヴァーガーデン SP」

への出演が既に決定しております。

また5月には、今回のライブのBD発売が決定しています。
(ライブ会場で発表されました)

まずこういうのを、自身の持っている情報発信手段(私だったらnote)にてアピールしていくとか、そういう草の根的なところから始めていくのがいいんじゃないかなとか、そんな話になっていたような気がします。

あとは、これはそのときそういうお話しになったか自信がないけど(笑)、ときどきでいいから集まれる場を持てればと思っています。コロナ禍だから大っぴらに招集かけて集まるみたいなことは難しいかもしれませんが、そういうコミュニティを絶やさないことも大切ではないでしょうか。

例えば、これはひとつの例で言いますが「8月の第1週の土日に河口湖ステラシアターに行く」とか。すげーみんな集まりそうじゃないですか?むしろ密ですって言われないか心配なくらい(笑)。私は行くつもりですけれども、もし良かったらどなたかご一緒いたしませんか?

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ちょっと話が逸れてきたかな?でも大切なことはそういうファン活を地道に続けていくことで「茅原実里」というマーケットを存続させていくことなのではないかなと思っている次第なのです。

以前に音楽熱想に出演させていただいたとき、私は次のように言いました。

「歌手活動休止についてファンがどんだけ言ってもしゃあない。みのりんの人生はみのりんのものなので。ただ、いつかご本人がまた歌いたいっ!っていうときが来るかもしれない。それが何年後になろうとも、私たちに出来ることはそのマーケットを用意しておくこと」ではないでしょうか。

マーケットを用意しておくことって具体的には何よ?

それがここまで書いてきたようなようなこと。すなわち、

「茅原実里のファンってこんなにいるんだよ!」
「彼女の歌って潜在的にこんだけの需要が見込めるんだよ!」

って、そのときの茅原実里さんプロデュース担当者やスポンサー企業が認めるような、そんな未来を作ること。

それが、いつか来る日のための、みのりんのみちしるべになったらいいなとそんな風に思っています。

お食事会を終わるとき、同志の方が言いました。

「私たち、たくさんの宿題をもらっちゃったね」


と。

歌手活動休止というパワーワードと共に、私たちの視界から遠ざかっていくように見えるみのりん。でも私たちにはそんな彼女のいつかに向けてやれることがいくつも見えています。

それがいまは、たまらなく嬉しい。

分かりますか?
皆様が言うところの「ラストライブ」とやらが終わったというのに、むしろ気分は高揚しているんです。

よくみんながtwitterで言ってる、あんな気持ちです。

今からやぞ!


ただ、これは言うまでもないことだけれども、みのりんが幸せであることが一番大切なことですから。歌手活動をどうこうするかはあくまでみのりんが決めること。お休みするときはお休みすればいいし、またやりたくなったらやればいい。それだけのこと。ずっとお休みしててもそれはそれ。私たちがいまと変わらない気持ちをずっと持ち続けていられたら、それでいい。

あんまりいつかいつかって言うと、ゆっくりお休みできないもんね。
そんなこんなで、来年もゆるゆるっと応援していく次第です。

深刻に、不真面目にね。

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この年末の忙しいさ中、いつもながらムダに長い文章に付き合ってくださりありがとうございました!
それでは皆様、よいお年を~。

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