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アニソン境目問題~ゆるゆる後日談

この記事は前回note「アニソン境目問題~YuReeNaさん音楽熱想より~見えないけれど存在する壁について」の後書き的な内容となっております。

アニソン境目問題とは?

前回note記事に詳細書いてあるんだけど、3行で説明すると、

近年のアニソンはJ-POPに近づいているのに、その性質上アニメとか声優というカテゴリでしか取り扱われないため、アーティスト含め認知度がJ-POPに比べてどうにもイマイチであることを巡る問題

…ということになります。私のPCだと3行なんだけど、スマホとかで見てるともっと長いかも(笑)。

まぁその解決策として、とりあえずCD屋にて売り場が分かたれていることが問題の元凶であるわけだから、もうアニソンはドラマ主題歌と同じ扱いにして境目を取っ払っちゃいなよ、Youやっちゃいなよ!という暴論を延々と1万文字くらいに渡って展開した次第なのでございます。

賛否両論あってなかなかGoodでした!

でもまぁ書いてみるもんですね。私のnoteはfacebookやtwitterでもリンクを置かせてもらってるんですが、おかげさまでいろんな方からいろんな意見をいただくことができました。特に狙ったわけではないんですが、今回は特に賛否両論のバランスが良かったように感じています。

ということで今回のnoteでは、読んだり意見くださったりした皆様に感謝の気持ちを込めて、皆様のご意見を聞いて感じたことだったり、本編では言わなかった本音だったりを語っていきたいかなと思います。あんまし堅苦しくなく、ゆるゆるっとした感じでねっ。

アニソンとJ-POPを一緒にするなっ!

いくつかのご意見は、こういったニュアンスを含んでいたように思います。また類似の内容として「J-POPの棚に入れてっていう発想がむしろアニソンを下に見ているような気が…」っていうのもありました。

うーんそう受け取られちゃったか…っていうのはありますが、こういうの、むしろ私はアニソンの在り方に誇りを持っている気持ちの表れとして嬉しく受け止めています😀

まぁそう受け取られちゃったのは仕方ないのですが、私としてはアニソンとJ-POPは一緒ではあり得ないと思ってるし、双方に優劣の差異はないと思ってます…ってtwitterのコメには書いた気がします。

ですが、すみません今回はゆるゆるnoteなんで私の本音書いちゃうと、正直言って私はちょっとだけアニソンの方が格上だと思ってます。何故そう思っているかについては後述しますが、より正確に言うと「声優を含むアニソン系歌手が歌う楽曲」(以下「アニソン系歌手」と総称します)全体がJ-POPには負けないと、そう信じています。ええ差別主義者とでも何とでも罵ってください。誰が何と言おうとここは私のnoteなので!

ともかくそんな次第なので、私はアニソン系歌手の楽曲とJ-POPがガチバトルしたら、八割方アニソン系歌手が勝つと思ってます。バトらせちゃおうよ!その境目ぶっ壊してさ!さぁ!さぁ!Sir!!

…ってのが前回書いた私のnoteね。いや〜自分で書いておきながらだけど、炎上しそうなテーマだなこれ。むしろ荒れることなく健全なやりとりに落ち着いたのが不思議(笑)。皆様のご厚情に深く感謝です!

自分の書いてることは無茶苦茶だって分かってます。

だいたいこんなこと言われたってCD売り場がハイそうですかって棚の大移動始めたりするわけないじゃないの。あんた馬鹿じゃないの?→自分🐸

じゃ、どうしたらいいのってことですよ?

世間一般の耳は昔も今もJ-POPにしか向いておらず。アニソン系歌手はたまに(紅白の時期とか、大ヒット映画の主題歌に使われたとかのときに)話題になることがあるものの、それすらも一過性で、過ぎ去ればもうそんな歌手がいたことすら記憶の彼方にサヨウナラ。私の周囲だけが特別なのでなければみんなそんなもんですよ。鬼滅の映画の主題歌歌ったの誰か覚えてますか?まだ「君の名は」のRADWIMPSの方が覚えてるくらいだよね?

紅白に出たり、映画でその名を知られたりした方以外にも多くの凄い歌手がいるってこと、アニソン好きなら多くの方は知っていると思います。それらの歌手はみんなJ-POPのカテゴリにいないってだけで、知る人ぞ知る趣味の世界みたくなってます。

なんとかしたいって思いませんか?

前回のタイトルに書いた「ねぇみんな、このままでいいと思ってますか?」というキャッチコピーは、そんな思いを込めて書きました。

ここをクリックするとこのnote記事に飛ぶよん

「だったら売り場混ぜちゃえっ!」っていうのが暴論だったとして。

じゃ、この問題に対してどうするのがいいと思う?っていう議論を起こしてほしかったんですよ私は。

アニソンでも内容によって分けたら?

このご意見はfacebookにていただきました。引用しちゃうと、

小さい子供も観るようなアニメはアニソン
大きなお友達が観るようなアニメはJ-POP

いやこれ!!いただいたご意見の中で一番腹落ちしました!!

そう、確かに私も思ったのですよ。いくら何でもアニソン全部J-POPって、それ本当に子供とか大丈夫かなぁって(書いた本人のくせに)。

でもこういう条件でアニソンってコーナー残すのはアリだと思います。全然アリ。アリ×10。アリーヴェデルチ!!(それサヨナラだってば)

例えば「アンパンマン」とか「ドラえもん」、いまだったら「プリキュア」とかはアニソンのコーナーでいいじゃないですか。「鬼滅の刃」とか「チェンソーマン」とか「リコリス・リコイル」あたりはJ-POP扱いで良いのでは(例示がなかり適当ですが思い付きなので…)。

ここで「SPY×FAMILY」は?っていうのが意見としてあがったのですが、なるほど確かにあれは子供にも人気です。アーニャかわいいし💛。ですが血生臭い話もあるから大きなお友達向けなのでJ-POP、というところで落ち着いた感じです。

まぁこれを進めていくと「あのアニメはどっち?」「このアニメは?」ってのがそこらじゅうで発生するのは確かですね。でもそこさえうまくやれば、現状よりはよほど納得感のあるカテゴリ分けができるかも。やりようによっては大半のアニソン系歌手をJ-POP側に持っていくことだって可能かもしれない、そんな夢さえ抱かせてくれる素敵アイデアでした。

アニソンの成り立ちについてなど

今回の境目noteについて一番ご意見をくださったのはnoteでいつもお世話になっているNNさんなのですが、そのコメントの中でアニソンの成り立ちについて様々な知見を書いてくださりましたことをお知らせしておきます。制作側の内部事情や番組、制作会社、局、レコード会社による住み分けについてなどは正直私もうといところでしたので、なるほどそうだったんだ!!という知識が盛りだくさんの内容でした(どんな内容か気になる方は前回note読んでね)。

関連noteをご紹介しておきますね。

この「最高の主題歌歴史記事」はそのNNさんのお言葉通りアニメ主題歌の歴史について、端的ながらも時系列的に細かくまとめられており、アニソン業界の歴史の教科書とでも言うような内容に仕上がっています。noteすげえええええええ。

こういうのも私があぁいう記事書かなかったら得られませんでしたからね。コメントたくさんくださったNNさん本当にありがとうございました。知は力なりですね何事も。

▲アニソンじゃないけどNNさんとの話題に出てきた歌。懐かしかったので。

最近はTV番組にも出演

このような声もありました。twitterより。

20年前ならいざ知らず、声優やアニソン歌手が普通に歌番組出てる時代にそこまで不満に感じることあります?

なんとなんと、タイムリーなことに先日の12月7日(水)に放送されたFNS歌謡祭に、宮野真守、水樹奈々、蒼井翔太など声優アーティストが出演されたのですよ!!!!!

ばんざーい!!!!!(こういうのでテンション上がる人)

私はこれ完全に水樹奈々目当てで見たのですが、21時過ぎにテレビ付け始めたので前半の工藤静香×水樹奈々「禁断のテレパシー」は間に合わず。でも後半パートの水樹奈々×NEWS「絶対的幸福論」には間に合いました。

私、FNS歌謡祭は毎年ほぼ欠かさずチェックしてるんですが(アニソンだけが目当てじゃないよ念のため)、去年も奈々さんしょーたんの他に田所あずささんとか徳井青空さん出てましたよね。まぁ確かにこういうところを見れば、状況はよりよくなっているのを感じます。

ただ、こういう場に出て来れるのってやっぱり数多いる声優アーティストの中でごくごく一部なんだよね…。それでもFNSは某紅白に比べたらよっぽど声優枠を広く取ってくれてる方だと思うけど、もっともっと素晴らしいアーティストがいっぱいいるんですって!!これすごくいい流れだと思っているので、テレビ系の露出も今後増えていくよう期待していますっ!!

私のアニソン遍歴について(短くまとめ)

何で私はそんなにもアニソン推しになったのか。実はこのテーマについて夜な夜な文章書きまくってたんですが、気付いたらとんでもなく長文になってしまいまして、こんなん誰も読まんぞと思ったので2,000文字くらいをボツにいたしました。ほっといたら私これ無限に書いちゃうし、それはここで伝えたいテーマかっていうと微妙なので…。それに誰も私の音楽趣味遍歴なんて読みたくないですよね?

(もし、ひとりでも「読みたい」という方がおられたら、その文章は残しているので後日あらためて語らせていただきます)

無理やり短くまとめると、笠原弘子さんに出会ったのをきっかけにアニソン歌手への愛に目覚め、水樹奈々でそれまでの自分の音楽体験全部がひっくり返るような衝撃を受け、以降私の中でJ-POPとアニソン歌手楽曲の価値観が逆転していった…というような物語です(茅原実里さんを応援するようになるのは、それからもっとずっと先の話です)。

まぁなんやかやでいまでも音楽はそれなりに幅広く聴いている方だと思いますよ。J-POPと呼ばれるものもアニソンも。近年ではCD屋に「ネット音楽」とか「歌い手」とか呼ばれている音楽が比率的に高いウエイト占めるかも。人にすぐ影響されるので、誰かが「この音楽一度聴いて見れ!」っていうのを見たり聞いたりすると割とすぐに聴いちゃう方なのですよ。で、ちょっと気に入ると片っ端からそのアーティストが歌っているものを集めてしまうという…。音楽に関してはダボハゼですねかなり(本やアニメはなかなかそうならないんだよな、何でだろう?)。

PHOTO ACより

そんな私が思う。やっぱりアニソン歌手は素晴らしい。偏見って言われるかも知れないけれど、歌唱力、活舌、声の響き、メッセージ性など…ひとことで言っちゃうと、クオリティが違うんだよ!!全般的に!!アニソン系歌手の歌唱は!!心に!!刺さるんだよ!!深く!!

歌番組とか聴いてて、ちょっと、ぅぅそれは…そのクオリティで出ちゃうのアナタ?って思うアーティストが出てくるとさ(どの人がそうとかは言いませんが…)、思っちゃうわけよ。こんなん歌わすくらいやったら何でもっと…他におるやろ!って。悪いけれど。そういうことが度々あって、私はよほどお気にの声優が出るとかでなければ歌番組見なくなりました。

私が前回みたいなnote書いたのも、そういう溜まりに溜まったマグマの一夜漬けみたいなのが、YuReeNaゆりーなさんのあのQ&A回答聴いて爆発しちゃったんだろうね。まぁいつか語りたかったテーマではあるんだけどっ。

YuReeNa(ゆりーな)さんの明日はどっち?

最後に、今回のnoteを書くきっかけになったYuReeNaゆりーなさんについて、いまちょっと気になってることについてお話ししたいと思います。

▼ゆりーなさんについて知りたい方はこちら。voicy番組「音楽熱想」にていまや看板娘的な存在になっています。

彼女さ、以前の音楽熱想でこう言ってるんだよね…。

「紅白歌合戦に出たい」
「アニメの主題歌を歌いたい」

「音楽熱想」第448放送回より

いや是非出てくださいよ紅白お願いします!!

誇張抜きで私は彼女の歌にはそれくらいの価値があると思っているし、あの河口湖で見せた気迫の弾き語りは全国の人々の心を掴めると思っています。

(と言うのと、より本音を言うと正直紅白にも「お前さその程度の歌で何故紅白そこに居んの?」って思っちゃう歌手が毎年出ます。誰がとかは言わないけどさ、そういうの見ちゃうとYuReeNaさんみたいなダリアの…いやダイヤの原石にチャンスをあげたっていいじゃないって思っちゃうわけですよ)

まぁ紅白は目標としてどこかに置いておくとしましょう。

問題は後者の方です。アニメの主題歌を歌いたいって言いましたよね彼女。

そこで問題になってくるのが、

「彼女の歌はどちら側にカテゴライズされるのか」

ということ。

彼女は昨年、株式会社ハートカンパニーのプロデュースによりオリジナル楽曲全10曲のアルバム「SUPER HUG!」をリリースしています。

いま現在では彼女はアニメタイアップ関連の楽曲を歌っているわけではありません。CDはBOOTHのみでの販売のようですが(違ったらすみません)、仮にCD屋さんに置かれるとしても現時点でアニソンのコーナーに置かれるということは有り得ないでしょう。

では、次に彼女名義でリリースする楽曲がアニメとのタイアップだったとしたら、彼女のカテゴライズはどっちになるのか。おそらくですが、高確率で「アニソン歌手」という位置付けが決定するでしょう。そしてそれは彼女がメジャーになってCDが一般店舗にも置かれるようになったとき、そのCDがアニソンのコーナーでしか手に取れなくなることを意味します。歌番組に出るにしても、結局のところアニソン歌手という限られた枠の中でしか出られる見込みがありません。ましてや紅白なんて…それこそ水樹奈々かLiSAクラスの売れ方をしないと厳しいのですよ…?

逆に彼女がしばらくの間アニメタイアップをやらない形でメジャーになった場合はどうか。この場合は順当にJ-POPのコーナーに置かれることとなるのでしょう(「歌い手」とかに入れられなければ)。歌番組にもチャンスさえあれば、出演ハードルはアニソン歌手に比べればまだマシと言えるでしょう(というとJ-POP歌手に失礼ですが、だってしょうがないじゃないですか。もともとの出場枠数に違いがあり過ぎるんだから!!)。

アニソンかJ-POPか。いまYuReeNaさんはご自身の仰った夢を巡って、その帰路に立っています。

PHOTO ACより

どっちが彼女にとってより良き未来を目指せる道なんだろうか?
そして斎藤社長はこのことについてどう考えているんだろうか?

私は彼女ではないしハートカンパニーの関係者でもないので、そこについてはただ見守って、こうしてnote書くくらいしかできません。

ただ、これ結構ヘヴィーな選択肢ですよ?
そう思いません?
いや、私だったらこんな重大な意思決定から逃げ出したいわ。

ゆるゆるって書いたのにあんましゆるくなくなってきたな…w

でも皆さんにも、こういう実例からもあらためて考えてほしいのですよ。
アニソンとJ-POPが分かれているって、こういうことなんだっていうことを。

どっちがいいんだろうねこれ。
いくら考えても結論出そうもないので、ここで考えるのはやめにします。

選ばれた道がどうであれ、今後もYuReeNaさんを応援する気持ちに変わりはありませんので!!(ムリヤリだけどキレイに締めた!)

→おわりに

ということで、私は明日の晩から名古屋行くのでこれにて失礼します。

そういえば声優とかアニソンの話なのに今回あんまり茅原実里さんへの愛を語ってない気がするので、下記に愛を込めてリンク貼っておきます。歌手休業中の彼女ですが、再びアニソンでもなんでも歌う日が来ることを願って…(リンクはプリコネでキャラソン歌った件の情報💛💛💛)。


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