旅と歴史と芸術と-今年の気になるnote記事
簡単には体験できない感動をnote記事で味わう
あなたはインドア派?それともアウトドア派?
私は両方かな~
しかし、ここ数年は完全にPCオタクとなっているのでインドアですね。
インターネットを通じて様々な情報をられる昨今は、家に居ながらにして、エアー体験するのも楽しいものです。
その中でもnoteにはエアー体験をさせてくれる、素晴らしい記事がたくさん詰まっていて、小さなモニターを通して実に多様な世界へと導いてくれるのです。
そこには共感できる事柄が詰まっていて、新たな発見と刺激をもらう事で、実体験に近い感覚に捉われる事さえあります。
今回は専門分野に特化した私のマガジンから、素晴らしい記事をピックアップさせていただきました。
たとえ知らない分野であっても、これをきっかけに興味を持っていただけたら、嬉しく思います。
リフレッシュしたい!
「大人の旅育」より
🔷やん さん
私のおばちゃんたちの紀行と違って、やんさんの紀行記事はハツラツとしています。
とにかくよく歩く紀行の実況記事という感じで、私たちにはここまで歩けない。だから羨ましくもあるし、読んでいてまるで一緒に行った気になるし、元気ももらいます。
同時にその土地の風土も感じられて、とても充実した内容に仕上がっています。
先日、たまたま同じ時期に「竹生島」へ行ったようで、同じ場所でありながら、”気付き”が違うので、とても刺激になり、実に興味深い内容でした。
実際に行って、見て、感じての体験こそ、紀行記事の醍醐味だと実感できます。
やんさんの記事は一つに絞れないので、最新の記事を貼らせていただきました。皆さんもやんさんと一緒に紀行体験してみてください。
🔷ヨシタカさん
ヨシタカさんの選ぶ温泉はマニアックでスゴイのです!
私から見たら、まるで”桃源郷”のような温泉を訪ねて湯治されています。
それもそのはず、10代の頃より体調不良と激痛の症状から、「線維筋痛症」という難病を患われ、その平癒を願った湯治療養なのです。
明確で切実な目的を持つ湯治紀行なので、私たちが何気なく行く温泉宿ではなくて、その泉質や効能はもちろん、ご当地グルメやその土地の人々とのふれあいも、時には胸にキュンと響く感動的な場面もあります。
リアルな体験談だけに、静かに響く感動作です。
実に細やかに当地の温泉を分析され、宿の雰囲気や接客などを含めたご自分の感想なども書かれていますので、私などはフルに妄想力が働いて、その地へと誘われ、身も心も温まるようなのです。
🔷あるみさん
あるみさんもとにかくよく歩かれます。様々なビルを回り、その姿を収めつつ、その歴史や建築に触れられています。
つい最近、東京から大阪に引っ越され、「大阪バージョン」が始まりました。
こちらも実際に見て、歩いて、触れて、感じた事なども書かれているので、まるで一緒に回ったような充実感が得られる記事なのです。
大阪は私の地元でもあるので、いまからワクワクして楽しみなのです。
自分の身近な街の風景を見直すのは、私にとって"灯台下暗し"でした。
遠い過去を探る紀行も良いですが、身近な風景の中にも深い歴史があるのだと、あらためて気づかされる記事です。
みなさんも一緒にエアー散歩してみてくださいね。
ウラ歴史こそが醍醐味!
「歴史あれこれ」より
❖水野 うた さん
これは悲惨な戦争体験のお話です。
水野さんの筆力とその内容展開に文字数など関係なく一気に読んでしまいました。
読み手を釘付けにした上、最後はどうしようもない空虚な思いに駆られて、ただただ泣いてしまいます。
戦争とは一体何だったのか?
確かにこのような庶民による悲惨な出来事は山ほどあって、それらを耳にするたびに、一人一人の人生の重みを感じて、とてもやるせない感情が湧き出来るのです。
あらためて、戦争というものは風化させてはならないと強く思いました。
当時、このような話は山ほどあったでしょう。
”戦争”とは、歴史においてどれだけ重いものなのかを考えさせる作品です。
❖風羅 真 さん
岐阜県加茂郡富加町にある「加治田城」と「堂洞城」を御存知でしょうか?
私も知らなかったのですが、織田信長の生涯を描いた「信長公記」によると、信長が加治田城城主を調略し味方にして、「堂洞城」を攻め落とした戦いがありました。
近年、堂洞城跡より当時の兵糧米と思われる黒焦げになった米が出土し、その合戦の激しさを証明されることとなりました。
それらの郷土史の中の埋もれた歴史を、風羅さんが小説「堂洞の人質」として仕上げて大賞を獲られました。
この記事を読んだ当初は、この合戦についていろいろググって調べたりしたのですが、まだ肝心の本作は読ませていただいていません。
今回、記事を振り返る事で、また急に読みたくなってきましたので、郷土資料館へ問い合わせてみようかと思いました。
❖三日桜 さん
嵐山からやや北に1.6キロの小倉山の麓に静かにたたずむ「滝口寺」があります。そこにまつわる平重盛の家来である斎藤時頼と建礼門院の侍女横笛との悲恋のお話です。
平家物語の巻十「維盛高野」や「源平盛衰記」に収められていのですがその内容には違いがあり、実際にこの寺を訪ねられて、お互いの歌のやり取りを交えながら、その悲恋話の推察をされているのです。
なかなの筆致力をお持ちで、その文章に引き込まれてしまいました。
同寺にまつわるもう一つの悲恋話である、新田義貞とその妻との物語を連載中なのですが、私はすっかり魅せられて、毎回楽しみに読ませていただいています。
❖m.A-世界史やり直し学習ノートさん
ドラキュアとそのお城・ブラン城についての記事ですが、諸説あるようで実際にはどうかわからないようです。
それを、最小限の文章で、時にはマンガのように吹き出しを付けてセリフをつけたりして、簡単に全体の流れがわかるようにしていて、非常に解りやすい記事です。
小説ともなれば別ですが、歴史を記事にして伝えようと思ったら、簡潔にしないと伝わらない。
ただ調べた物をそのままズラズラと書き記すだけでは、Wikipediaを読んでいたら良いと思うのです。それらを自分の中にいったん落とし込んで、自分らしい記事にすることが一番肝心な事だと思うのです。
歴史は結末がわかっているだけに、元となる資料から「自分のもの」に生まれ変わらせる事が歴史記事の醍醐味なのです。
心に栄養を!
「芸術の部屋」より
🔻もちもち さん
ゴッホの作品を初めて購入し、収集したヘレーネという女性と、ゴッホの弟・テオ夫妻に関して書かれた記事です。
この記事を読ませていただいて、あらためてゴッホを思うと、一般人から見たら異常な人間だったかもしれないですが、彼は彼なりに、自分のほとばしる情熱を、自分で処理しきれなかっただけで、その未処理の情熱が絵となって残されたのです。
それらを”感覚”だけで感じ取ったのが、収集したヘレーネであり、弟のテオだったのでしょう。
芸術とは、人に言われて好きになるものではなく、見た瞬間に、心に刺さる何かを感じる事ができたら、それで十分なのです。
🔻砂川 さん
砂川さんは世界史を主に書かれていて、いつもとても解りやすくまとめられているので歴史とはいえ、とても読みやすい記事です。
ガレの作品は優雅な装飾に富み、その凝った技術には思わず目を奪われてしまう力強さを感じてしまいます。自然と工業を融合させたアール・ヌーヴォーを極めた芸術家であることは周知の事でもあります。
そんな彼が日本の芸術に出会った事は、大きな衝撃であり、その作風を変えるほどのものだったのです。
芸術家のみならず、多くの外国人がその表現方法に圧倒され、日本の芸術性に目覚め、賞賛しているのですが、当時の日本人にはそれほどでもなかったため多くの日本の芸術が海外へと流出が残念です。
砂川さんの記事よりガレも日本芸術から影響を受けた一人であったかとる事ができました。
🔻ようこ さん
クリムトの絵にも惹かれるんですよね~。
金色に輝く幾何学模様を盛り込みながらも、焦点を絞られる人物の表情などは写実的で、なんともエキゾチックな雰囲気が好きです。
ここではサムネイル画像の「ユディト」やベートーヴェンの「第九」を描いたものを紹介しています。
かれの描く二次元なのか三次元なのかわからない、抽象的な世界はとても魅力的で、見る者を惹きつけてやまないのです。
彼は女性を見たままに捉えるのでは、きっとその内面やその時の感情を捉えて絵にしているんのでしょう。
ようこさんの解説もとても魅力的で、一気読みしてしまった記事でした。
皆さんのおかげです!
ありがとうございます。
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