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名古屋弾丸日帰り紀行~⑤神宮前商店街

【↓↓前回はこちら↓↓】



熱田神宮内をウロウロしているだけで、また疲労感が襲ってきました。
いつものごとく、私はそろそろギブアップのため、休憩したくなってきたのです。

「お茶いこ~。」と、一言発すると、ミコさんの「食いもん奉行」としてのスイッチが入り、いつの間にか先導してくれています。


昭和チックでディープな世界


喜与女きよめ茶寮

入ってきた鳥居とは逆方向の東鳥居を出て、大津通り(R226)を渡り、北へ歩いてゆくと、ミコさんが「ほら、あれ。あそこやねん。」と前方を指さします。
先に注目すると、驚くほどディープな店がポツンとありました。

まさや!

出ました!この日3回目。

お見事なほどの古さ加減に、思わず拍手したくなるほどです。
看板のカスレ具合といい、
白壁のハガレ具合といい、
非の打ちどころのないディープさに、早く入りたくて、思わず小走りになったほどです。

さすがミコさん、と心中では感心してしまいました。

内装はどんなものだろうと、半ば期待して入ったのですが、裏切られて非常に綺麗なものでした。

昭和感はありますが、店内は明るくて清潔だったので、安心と失望と半分ずつの感情が同居していました。

「きよめ餅」と抹茶。疲れた体に沁みました。
同時に名古屋との別れも噛みしめて、美味しく頂きました。



神宮前商店街

JR熱田駅に向かい、名古屋駅へと帰ります。

その時通過したのはタイムスリップでもしかと思えるぐらいの商店街を通過しました。

神宮前商店街

この昭和感はハンパない!
特に真四角立方体のガラスショーケースには驚き、立ち止まったほどです。
ちょうど私たちが子供の頃の店先に見た記憶がありますので、相当な古いものですが、おしゃれなお店にあれば、かえって新しいものとして活躍しそうです。

すでにシャッターが降りて店仕舞いの店も多くあるのは、以前紀行した福知山もこんな感じでした。
かつては賑やかだったのでしょうが、今ではすっかり寂れています。

まるで昭和博物館のような商店街を通り抜け、思わぬお宝を見つけたような感覚でした。




ラッシュ時の名古屋駅は大阪と同じ

この後、JR熱田駅から名古屋駅まで行き、先に近鉄特急の時間確認をして、乗車券はフリーパス券があるので特急指定券のみ購入します。

来た時に乗った「ひのとり」に味を占めていた私たちは、今度は確実に狙って19時ジャストの「ひのとり」をチョイスしました。

特急指定券を買ったら、お土産物の買い物です。

当初の予定では、名鉄駅のどこかに入って夜ごはんにするつもりでしたが、ちょうど帰宅ラッシュ時で、恐ろしいぐらいの混雑だったので、諦めてお弁当を買おうと「高島屋」の地下へと向かいました。

この時間はどこもかしこも混んでいるのは、大阪と同じですね!
デパ地下などは買うのに並んでいる店もあって、通路にボサッと立ち止まるなんて許されるものではない状況です。

今日一日、回ったところでは混雑には遭わなかったし、車の数も少なかったので、やっぱり名古屋は大阪に比べると少しのんびり感あるなぁ。
なんてお気楽に思っていましたがとんでもない!

こんなにも急にどこから人が湧いてきたのか不思議なぐらいの光景が名鉄駅にはありました。

まるでもう大阪に着いたかと錯覚してしまいそうなぐらいです。

一日当たりの乗降者数を調べてみると、

大阪駅:867,274人(全国6位)
名古屋駅:399,287人(全国26位)

(2020年データより)日本全国の駅別 乗降客数のランキング 100

ええ?こんなに差があるとは思えないです。
とにかく人をかき分けないと進めないぐらいで、「金の時計」付近には待ち合わせのためと思われるたくさんの人が居ました。

OL時代の通勤ラッシュを思い出させる状況でした。


1886年(明治19年)4月1日熱田 - 枇杷島(当時の駅名は清洲駅)間が開業し、その翌月の5月1日名護屋駅が開設された。

Wikipedia

明治に「清州駅」として開業して以来、令和の現在は、こんなにも発展してきたのですね。


各自お土産とお弁当の荷物を持ちながら、ほうほうの体で「ひのとり」に乗り込みました。

飲める人はお酒を飲んで、食べて、寝る。

もう疲れ切っていただけに、帰りはなんとも幸せな2時間でした。


今回の反省点

1,ハプニングは仕方なかった

何と言っても、電車を乗り間違えた事は大きな誤算でした。
知らない土地なので、「ナビ奉行」のチコさんが入念な下調べをしてくれていたのに、見事にトラップにハマりました。


2,映えスポットで遊び過ぎた

名古屋城に入る前に、「@NAGOYA」で遊び過ぎました。
さすがにこの時間までは想定していませんでした。


3,「大安」の誤算

この日が大安だなんて、当然気付かす、地元のウェディング会場の場所を訪ねてしまった。
もっと深掘りした口コミ情報も調べておくべきかもしれません。


4,名古屋人は察しが良い

電車を乗り間違えた時のおばちゃんの対応や、
名古屋城では、お二人の方から自主的に「撮りましょうか?」と声掛けがあり、集合写真を苦もなく収める事ができました。

他の土地であれば、こちらから誰かを物色して見つけ出してお願いしなければならいのが常ですが、回りに敏感な人が多いようで、大変助かりました。

さすが「戦国三英傑」を生んだ土地だけあって、察しが良くて気配りができる人格は、もしかしたらこの土地に生まれた人に受け継がれた遺伝子なのかもしれないと思いました。

数々の心遣いに感謝いたします。



名古屋紀行番外編

何気なく撮られていた写真集です。
「メイキング画像」または「舞台裏画像」としてお楽しみください。

私が買ったお土産。(「ういろう」もありました。)


長い紀行話にお付き合いいただきありがとうございました。



【↓↓最初から見る↓↓】
①名古屋城への長い前置き
②いざ入城!
③市政資料館
④熱田神宮



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