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あの出会いは一体なんだったのだろう?



出会いって不思議だなといつも思う。
そのたった一度の出会いで、その後の人生が大きく変わることだってある。

出会い方というものは本当に千差万別いろいろで、たまたまいつもと違う電車に乗っていたとか、たまたま友達が連れてきていた人だったとか、偶然バッタリ会ったとか。
そのどれでも「出会い」というものは何かしらの意味を持って何かしらのサインを伝えようとしてくれたと思っている。

だけどもたまに、

「あの出会いは一体、なんだったんだ…?」
と思うような出会いというものに遭遇する。


これ読んでくれてるひとの中にもいないですか?


急に出会って、急激に仲良くなったけど、
まるで通り雨でも降ったかのように
一瞬にして消えてなくなった人間関係。
地面は濡れているから、確かに雨が降っていたことはわかるのに。
それでも濡れた地面もすぐに乾いて、雨が降ったことも降り始めたことすら、わすれてしまう。
そんな出会いをしたことがあるひと。

私なんてそうゆうことがかなり多い方で、
「あんなに仲良くなったのに、一時期はソウルメイトとすら感じたのに…なんで出会った? あの、ほぼ毎日連絡を取り合ってやりとりしていた時間は一体…??」と、キツネにつままれたような気分になった経験が多数ある。


これは何も恋愛に発展しそうなわくわくした男女の関係だけじゃなく、親友に発展しそうな女同士の関係でもとても多い。
しかもなにか大きな出来事があったわけでなく、どちらとともなく音信不通になってフェイドアウトしちゃうものだから、あと味は悪い。
でもわざわざそこでまた連絡を取ったりするほどの熱量がこっちにもないから、そのまま何事もなかったかのようにそれぞれの人生を進み出す。
むしろ、関係がフェイドアウトした後の方が、関係にしっくり来ている自分にも気づいたりしてしまう。

貰い事故みたいな出会いもたまにある。
こっちは安全運転でなんの過失もなく真っ直ぐ進んでいたのに、急に飛び出してきたバイクにいきなり横からぶつかってこられて大惨事、みたいな。
青信号だったし前もきちんと見ていたのに、車に乗ってたからあなたも前方不注意だったんじゃないですか? と周りからも責められる、みたいな。

「ええええ…? 悪いの、私…?」
と、まったく釈然としない。
でも出会いは出会いだから一応コトの顛末は見届ける。
でもだからといって何も起きず、それが何かに繋がることもなく、見届けたが最後。あっさりとそこで関係は終わる。


生きているとこうゆう、
「あれはなんのために起きた出会いだったの…?」と心底考えても考えつかないような出会い方をすることがたまにあるものだ。

私とそうゆう出会い方で出会った人たちは、今頃どこで何してるんだろうなぁ。

そして、もう二度と関わることも交わることもないんだろうに出会ったのは、なんの意味があったんだろう? そもそもなんで出会ったんだろう?


多分、意味なんてなかったんだと思う。
これがさいきんになってわかったこと。


何でもかんでも、「意味」を求めすぎてたんだな、きっと。
多分世の中には、意味がないことなんてゴマンとあって、むしろ意味がないことの方が断然多いのかもしれない。

で、
そんな「意味のない出会い」にもなにか「意味」があるとすれば

「世の中には意味がないこともある」

って、こと、なのかな。

うーん、哲学。



あなたは、どう思いますか?



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