知愚之庵

ロマンティック愛好家

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記事一覧

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電線アート

知愚之庵
2か月前
5

丸ノ内線、おやすみ。

知愚之庵
2か月前
3

新宿の空

知愚之庵
4か月前
10

あじさい

雨の中のあじさいが最も活き生きしている様子を見ました。     あじさいのお陰様で、今日の雨は全然悪くない、有難い、うれしい雨です。 涼しくて、じめじめとはしていま…

知愚之庵
4か月前
3
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都庁

知愚之庵
4か月前
5

朧月

知愚之庵
4か月前
1

飯田橋の辺り

知愚之庵
4か月前
1

2024.05.03-4

知愚之庵
5か月前
6

2024.05.03-3

知愚之庵
5か月前

2024.05.03-2

知愚之庵
5か月前
3

2024-.05.03

知愚之庵
5か月前
2

あなたが大切で尊い理由

己れを造り生かしてくれている大きな存在が、自分と同じように造り生かしている他のものは、自分と同じように有難く尊く疎かにはできぬ。お母さんの作ってくれたお道具入れ…

知愚之庵
5か月前
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塞下の曲――李白の詩の詩

塞下の曲 白馬がいる。黄金の塞がある。 雲のごとく舞い上がった砂けむりに 夢のような想像を繞らせている。 (こうして美しい想像を繞らせてみないで) どうして堪える事…

知愚之庵
5か月前
8

秋、宣城のまちの謝朓が築いた北楼に登って――李白の詩の詩

秋、宣城のまちの謝朓が築いた北楼に登って 川辺のまちはまるで、画に描かれた風景のようである。 山は夕暮れ、晴れた空を望んでいる。 二すじの川は、この地を挟んで澄明…

知愚之庵
6か月前
8

友を送る――李白の詩の詩

友を送る 青い山並は、北に外郭(外側の城郭)の如く横たわり、 白く光る水は、東に内郭(内側の城郭)の如くめぐっている。 この地で、ひとたび別れてしまえば、 君は一…

知愚之庵
6か月前
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江夏で宋之悌に別れて――李白の詩の詩

江夏で宋悌之に別れて 楚の国を流れる長江の水は清く透き徹って、 さながらそこには何もないかのようであるが、 この流れは、遥かに遠く、青くて深い海へと通じている。 …

知愚之庵
6か月前
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あじさい

雨の中のあじさいが最も活き生きしている様子を見ました。
    あじさいのお陰様で、今日の雨は全然悪くない、有難い、うれしい雨です。
涼しくて、じめじめとはしていません。
    この家の前のあじさいも、少し濃い水色をしていて、
これが雨に濡れて、大変涼やかです。葉の緑も美しく雲間の日を透かしました。遠くの雨がざーと言い、近くの雨がぱちぱちと、全てを洗っているような雨です。

あなたが大切で尊い理由

己れを造り生かしてくれている大きな存在が、自分と同じように造り生かしている他のものは、自分と同じように有難く尊く疎かにはできぬ。お母さんの作ってくれたお道具入れのバッグとか、ぬいぐるみの服の刺しゅうとか、大切だったのと同じく、全ては、全宇宙を包んでくれるお母さんのような、有難い存在が同じく造ってくれたものだ。みんな同じく、みんな大切で、かけがえなく、尊く、有難いのだ。私のこの体も。あなたのなにもか

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塞下の曲――李白の詩の詩

塞下の曲

白馬がいる。黄金の塞がある。
雲のごとく舞い上がった砂けむりに
夢のような想像を繞らせている。
(こうして美しい想像を繞らせてみないで)
どうして堪える事ができようか、
こんなに苦しい愁いの季節を。
遠く辺境の地に暮らす我が子を憶えば、
蛍の光は秋の窓辺へ飛んで満ちあふれ、
月が霜のかかる寝屋の上を
ゆっくりと進んでいるのも感じられてくる。
(だが夜が明けてみると、)
梧桐の葉は破れ散

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秋、宣城のまちの謝朓が築いた北楼に登って――李白の詩の詩

秋、宣城のまちの謝朓が築いた北楼に登って

川辺のまちはまるで、画に描かれた風景のようである。
山は夕暮れ、晴れた空を望んでいる。
二すじの川は、この地を挟んで澄明な鏡のように流れ、
二つの橋は、向こう岸へ架け落とされた虹のように並んでいる。
人家から立ちのぼる煙に、蜜柑は寒々と、
秋の色も深まり、梧桐の木が老いてゆく。
誰か、(謝朓の築いた)この北楼の上で、
(今の私と同じように)思ってくれる人

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友を送る――李白の詩の詩

友を送る

青い山並は、北に外郭(外側の城郭)の如く横たわり、
白く光る水は、東に内郭(内側の城郭)の如くめぐっている。
この地で、ひとたび別れてしまえば、
君は一本の、風に飛ばされた蓬草のように、
万里の道をゆくだろう。
浮き雲は、旅人(君)に似て、
沈む夕日は、見送る友(私、李白)の心を表してくれている。
手をふって、君はここから去ってゆく。
さびしい風に吹かれて、別れの馬は、嘶いた。

友人

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江夏で宋之悌に別れて――李白の詩の詩

江夏で宋悌之に別れて

楚の国を流れる長江の水は清く透き徹って、
さながらそこには何もないかのようであるが、
この流れは、遥かに遠く、青くて深い海へと通じている。
同様に、人の流れも、千里の遥かな道の先で、
それぞれが広い世界に分れてゆくものであるが、
(この茫漠とした大海原を眺めて
別れを悲しんでばかりいては、
人生の意味と価値とを見逃してしまいかねない。
然れば、)
生きる楽しみは、今、己れが

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