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note直伝、高校生表現力講座:読者は〇〇でも尊い。

5月は高校生のゆきぐに探究委員会の生徒を対象に、note株式会社の方から「表現力」講座をして頂きました!

「note」とはから始まり、「言う」ことは「伝わる」ことではないこと、高校生が創作を楽しむために「読者は〇〇でも尊い。」ことなど。

国語の先生も「記事を書く人だけではなく、創作活動をする全ての人にとって絶対に役に立つと思います!」と絶賛でした。

生徒の意見も参考に、今回はnote表現力講座の一部始終をお伝えします。



十日町市の活動拠点:シェアオフィスastoにて

大阪府堺市出身。教育大学在学中にフィンランドへ留学。卒業後は大阪府で高校教諭として勤務。その後、スペインとデンマークで日本文化教師を務める。2023年9月、十日町市に移住。新潟県地域おこし協力隊として、越後妻有を中心とした高校生の探究・教育活動の普及、「ゆきぐに探究委員会」の運営に関わる活動を行っている。

1.高校生ゆきぐに探究委員会とは?

 令和6年4月から新潟県の越後妻有地域の高校(十日町高校、十日町総合高校、松代高校、津南中等教育学校)で高校生の「ゆきぐに探究委員会」という取り組みが始まりました!

 探究学習を通して、高校生が自分を軸に社会と関わり、実現したい未来を創る力を身に着けるために、放課後月2回程度で学校の内外と連携しながら活動しています。

詳しくはこちらの記事をどうぞ↓

2.note表現力講座のポイント

 note株式会社の方に、5/20(月)十日町高校、5/21(火)3校合同(十日町総合高校、松代高校、津南中等)を対象にオンラインで授業をして頂きました!

1学期は、探究のスキルを身に着けながら色んな人に出会うこと。そして、自分の興味を発見することが目標。

私の表現力を使って、大地を讃えたらこんなポーズに。

新潟県立高校は、noteの公式アカウントを持っており、noteを使って「表現力」、「記事を書く力」を身に着ければ、情報を発信する力=探究でも大切にされている「伝える力」も養えます。

各クラスの代表である探究委員会のメンバーが、魅力的な人に出会い、アクションを起こす。その活動が学校や地域にもどんどん伝われば、チーム一丸となって面白い活動ができるのでは!

その第一歩として「伝える力」を身に着けよう!ということで、noteの方と打合せをしながら、ゆきぐに探究委員会のための表現力講座が実現しました。

重要なポイントをご紹介します。

① 伝えたいことを見つけよう!

まずは、「好きなこと」「体験やできごと」を考えることから!

好きなマンガや本、ハマっていること、最近一番笑ったことなどを思い出し、書いてみたいアイディアを皆で出し合いました。

Google Jamboardで好きなことのアイディアを共有

探究学習でも、自分が「ん!?」とか、「はっ!?」とか、心を動かされることを中心にテーマを決めていくことを大切にしています。

やっぱり、「自分が面白いと思ったことじゃないと、伝えられないんだよな〜」と深く共感。創作は自分から湧き出るエナジーから始まるのかもしれません。

「みんなでアイディアを出しあったこと」が授業で特に印象に残ったと言っている生徒も多く、jamboardでアイディア出しをした時間は生徒にとっても楽しかったようです。

②「タイトル」は重要な「はじめまして」

タイトルは「はじめまして」のようなものである。

なんて的確な比喩なんだ!と感動。そして、はじめましてで「この記事は自分に関係ありそう」と感じてもらうためには、工夫が必要だよと教えていただきました。

いくつかポイントを教えていただきました。「数字や具体例にふれている」こと、「みんなが気になることにふれる」ことなど。

ゆきぐに探究委員会の生徒渾身のタイトル!

具体的に、100個とか、5/21日とか、数字があれば読みたくなるのは納得です。現実味がまして、より興味がそそられます。

また、生徒も釘付けになった「スズメバチを食べたルンバ」というタイトルの記事。まさに「みんなが気になることにふれる」タイトルですね。何気ない日常でも、タイトル次第で、気になる事件になるんですね。

「はじめまして」の「タイトル」だからこそ、誇張したりせずに誠実なタイトルであることも大事だと教えて頂きました。

③「言う」ことは「伝わる」ことではない。

 実は、前回のLEGOを使ったコミュニケーションの授業でも触れたのですが、「言う」ことは「伝わる」ことではないということ。

当たり前だけど、私も実は普段意識できていなかったな~と。

 相手をイメージして、相手に合わせて伝えることが大切。今回の授業では、具体的に「いちばん読んでほしい人」を思い浮かべるというコツを教えてもらいました。

だれに?どうなってほしい?から、何を?どう伝える?

この軸をもって記事を書かないと、「言う」だけで、相手には伝わらない。

相手を楽しませるために、面白いことを始めに書いたり、体験や出来事を詳しく書いたり。そして、最後には自分の言葉で自分の想いを書く。

まさに、言う ≠ 伝わる を学んだ瞬間!

私も記事を書く前に、「探究学習の取り組みに興味がある先生」、「越後妻有エリアの高校の活動に興味がある地域の人」、「地域おこし協力隊や、移住に興味がある人」とか、色んな「読んでくれる人」を想像しながら書いています。

ただ、記事を書くたびに対象を変えていたりするので、もっと一貫して対象を絞った方がいいのかな~と考えさせられました。

兎にも角にも、「言う」ことは「伝わる」ことではない。高校生にとって、伝えるためには相手のことを考えた様々な工夫が必要ということが心に残ったようです。

④ 創作を楽しむための心得:読者は〇〇でも尊い。

 授業の最後に、note株式会社の方から頂いたメッセージ。

創作を楽しむために「読者は1人でも尊い。」

心に響きました。

1人の読者とは、記事を書いている自分。人に伝えるとか、相手を想像するとか、タイトルが大事とか、色々あるけど、自分が楽しんで書くことが大事。

たとえ記事を読むのが自分一人でも、創作を楽しんで続けていって欲しい。というメッセージが印象的でした。

色々ありますが、「自分が夢中になれること」が大切なんですね。

誰でもクリエイターになれる時代、色んな評価や外からの視点が気になりますが、自分が夢中になって、自信を持って面白いと思う記事を書きたいですね。

noteの記事作成に疲れてしまう時がありますが、私は「自分が価値があると思う、誰かの学びや変化のきっかけになる記事」をお届けします!

3.今後の活動について

この美しい越後妻有で、高校生が元気に活動できるように頑張ります!

noteの特別授業をして頂き、ゆきぐに探究委員会の生徒だけでなく、私にとっても貴重な経験になりました。

創作活動を楽しみながら記事を書いて伝えることで、高校生の力になる、そして越後妻有だけでなく新潟、日本、世界を変える力になればいいな~と壮大なロマンを感じています。

「ゆきぐに探究委員会」の次の活動は、TURNSや十日町市U.Iターン情報誌に記事を掲載されている「ライター:大塚眞さん」に協力して頂き「取材:魅力の見つけ方」を学ぶ予定です。

そして、地域の「気になる / 輝く大人」にお話を伺い、記事を書いて公開する予定です。皆さんにインタビューのご依頼をさせて頂きたい!

これからも心躍る活動をしていきますで、どうぞ応援よろしくお願いします。

★学生サポーター募集★

ゆきぐに探究委員会に関心がある学生さん、ぜひ説明会にご参加下さい!

年間を通してプロジェクトの伴走をしたり、オンラインや、イベント時のみ参加するなど、色んな関り方があります。

インターンのご紹介も:8/6(火)の合同発表会に向けた、1週間の活動等

★→説明会の申し込みはこちらから

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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