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珈琲にありつけない男とマニュアル解読に頭を抱える男の話
宿直当番を終えるとアイスコーヒーを購入して、川沿いで景色を眺めながら一服をする。これが私にとって私服の日課なのである。
今日も今日とて、お決まりの日課を決行するべく行きつけのコンビニでアイスコーヒーを購入した。
ここまではいつも通り。
しかし、コーヒーマシンがうんともすんとも言わない。まぁその類のトラブルは店員さんに頼れば良いのだ。
会計を担当してくれたハンサムなグォンさんを申し訳なさそう
カラーボール野球の備忘録(始動の巻)
うちの会長は毎回そうだ、いつでも無計画でぶっきらぼうなのだ。
「ちょっと市役所行ってきますわ。」
恋人や伴侶でもあるまいし逐一そんな報告は不要だと思いつつ、生活における必要な手続きや更新の類があるのだろうと思い「はいはい」と生返事をふわりと投げ返した。
「スポーツ推進課の偉い人が5人と館長が来るらしい。」
「はいはい」の後に「はい!!?」を追加して投げ返した。
数日前までカラーボール野球
カラーボール野球の備忘録(チーム発足の巻)
野球という競技は9人対9人で成立する競技である。
SNS動画で見たカラーボール野球は5人位で成立していた。
2人合わせても片手で足りる友人達を失った我々は2人で始動するしかない。
これが現実
2人でやる野球といえばキャッチボールしか思い浮かばない。
競技として成立させる為にどうすれば良いのかは分からない。
友達の増やし方はいつまで経っても分からない。
これも現実
その男は毎回そうだ、いつで
カラーボール野球の備忘録(其の一)
その日も中学の同級生でもあり、元チームメイトでもある男と二人でキャンプの真似事の様な事をしながら、焦げたお肉を譲り合っていたと記憶している。
酩酊状態でも嫌な記憶というのは翌日になっても意外とアンインストールされていない物だ。
焦げたお肉を半ば強制的に譲り受けた事
席を外して戻ってから飲んだビールが痛烈な酸味を纏っていた事
タン塩を食べようとレモン汁を振るも容器が空になっていた事
脳内のフォル