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栄養療法の落とし穴

プロテインは飲んでいる、サプリも摂っている、だけどなんとなく効果を感じていない。期待した効果が得られていない。もう少し良くなりたい、このまま続けていいのだろうかと不安になっている方。
そんな方に今一度確認して欲しいことがある。

栄養療法の基本中の基本

まず、これだけとりあえず抑えておいて欲しい。心身の不調、病気、様々な症状に対して改善を目指していきたい時は、必要な栄養素を総合的に、かつ十分量摂取する必要がある。適量以上の栄養状態が維持されている時にようやく細胞の再生が始まり、症状の改善に向かう。よく誤解されやすのが、今まで足りていなかった栄養を補えば大丈夫という考えで、マイナスをゼロにもっていくという考え方の方が多いような気がする。マイナスをプラスにもっていく、しかもそれを続けてその状態をキープする。これがすごく大事で、今までサプリやプロテイン、食事を改善してもあまり変化を感じれなかった場合は今一度確認してみてほしい。

サプリと薬を混同しない

「癌予防にはビタミンC!」「肌荒れにはビタミンB6!」「精神障害にはナイアシン!」「まずはプロテイン!」みたいな情報がたくさんある。もちろん間違いではないのだけど、まず1つの栄養素だけでは体の中で働くことができない。そして、栄養療法では細胞からの改善を図るため、薬のような即効性はあまり期待できず、長い目で見て付き合っていく必要がある。ネットやSNSの情報をそのまま受けとるのではなく、自分にあったサプリの量や種類をいろいろ試しつつ長い目で続けてみて欲しい(できたら血液検査でも確認しながら)
 人はいくら健康であっても毎日最高のコンディションで、体も動き、不安もなく前向きに過ごせる、なんてことはまずない。目先の効果に一喜一憂せずある程度続けてみることで初めて、「そういえば最近、前みたいに疲れにくくなったな〜」とか「波はあるけど落ち込みすぎることがなくなったな〜」とか「肌が強くなった気がする」とか、少しずつ変化を感じていける。そうして気づけば行動が変わり、人生が変わっていく。

食事も大事

野菜を摂ってないからビタミンを摂ろう!タンパク質を摂ってないからプロテインを飲もう!という方も多いように思う。足りない栄養素を意識的に摂るのはとても大事で良いことだけど、まずは食事からバランスよく栄養をとって、それに上乗せしていくイメージでサプリで補うことを意識してみて欲しい。必要な栄養素の量には個体差があり(AさんはビタミンC1000mgでいいけど、Bさんは3000mg必要)良質な食事と共に、自分にとって必要なサプリの量をカスタマイズしていくことで、その人本来の健康でパワフルな状態になることができる。


まとめ

栄養からの不調の改善は一朝一夕に良くなるものではないので、必ず良くなると信じて、楽しみながら長い目で取り組んでいって欲しい。必要な栄養素や量を自分流にカスタマイズするには、書籍やwebでもいい情報がたくさんあるので、参考にしながら行なっていくこともおすすめ。

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